フーちゃんの花日記

ヨーロピアンフラワーデザイン連盟のアレンジメント教室を
神戸、芦屋、西宮で開催しているフーちゃん先生の花日記

はじめまして

ブログを見に来ていただいてありがとうございます。 アレンジメント教室での生徒さん制作のレッスン作品を「今週のレッスン」「プリザーブドフラワーコース」「エクセレントコース」「いけばなコース」で紹介しています。 私フーちゃんが作ったアレンジメント作品は生花アレンジもプリザアレンジも「フーちゃん作品」にまとめています。 その他、お花以外のこともいろいろ書いています。 見てもらえると励みになります。

2020年 今週のレッスン 7月7日~7月13日 ホガース、オブジェ

2020年07月13日 | 今週のレッスン
今週は基本形のレッスンです
と、言っても
実際にレッスン開催をしたのは1教室だけ
それと、個別配送で花材取り寄せをしご自宅で作られた方たちです

コロナウイルスでの緊急事態宣言解除後
各教室とも
しばらくは月に2回のペースでの
レッスンを開催するつもりです

ぼちぼちと
コロナと共存しながらの
レッスンです

さて、今回は初級の参加者らゼロでした
中級の「ホガース」は数名のご参加でした

ホガース
これ、大変難しい基本形です

基本点①の下の膨らみ部分の輪郭線
ここがバラバラと花材がバラつきやすい

右側の基本点②に向かって細くなる部分は
極端に花材が少なくなりやすい

つまり、
輪郭線が崩れやすく、
密度も不均等になりやすいのです

大変手強い基本形で
何度も練習を重ねなければ
絶対に作れない形です













4枚目、5枚目の作品のように
ユリの花が開いていると
作品のインパクトも出ますが
教室レッスンでは
ユリは咲いていないことの方が普通です

ですから余計に難しいですね💦


上級は「オブジェ」
今回は
(フラワータワー)をイメージした
デザインです

タニワタリやハランを使用して
「タワー」のベースを作り、
そこへ花材を配置していきます

作品のポイントとなるのが
このタニワタリやハランで作るタワー
なのですが…


テキストデザインと
同じものを作らなければならない
という事は
決してありません!

私は常々
生徒の皆さんには
「テキストに載っている作品のデザインは
単なる一例です
例えば『こんなデザインはいかがですか?』
ぐらいな捉え方でいいですよ」と
お伝えをしています

作品の制作者の
オリジナリティとか
個性とか
好きとか
嫌いとか…

そういう部分を出して頂いて
良いのです

逆にテキスト通りのデザインで作ったら❌
と、いう意味でもありません
テキストのような花材配置でも
もちろんOKです

テキスト通りの
「こう作らなければならない」
のは
初級と中級の基本形です
上級の基本形や今回のような「オブジェ」は
テキストから1歩、2歩
少し離れて
もっと自由に作って頂いた方が
楽しい😊と思うのです












今回の上級コースの作品は
「フラワータワー」
すなわち
「花の塔」が表現されていれば
OKなのですよ😉












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2020年 今週のレッスン 6月30日~7月6日 ビューティフルカクテル

2020年07月02日 | 今週のレッスン
今週のカリキュラムから
2期のテキスト内容になります
そう、夏のテキストです

今回のコロナの件で
テキストデザインなど
かなり変更になったのでしょう😥
テキストが届くのがかなり遅れました

届いたテキストの内容を早速チェック!
まず
アレンジメントコース
いけばなコース
プリザコース
全てが1冊にまとまっています
今までは各コース別々の
テキストでしたよね😊
また、アレンジメントコースでは
グレード別のテキストになっていましたが
とにかく全てが1冊になりました

私としては
有難いです😉
いままでは多い時は4冊のテキストを
持ち歩かなければなりませんでしたが
これが1冊となると
大変効率的です🤗

生徒さんたちにとってはどうでしょう?
コース別、グレード別のテキストは
デザインの作例写真が
大きいし、
同じカリュラムでも
2パターンの作品写真などが掲載されていました

つまり、見易いワケです

それが全てのコースが1冊になると、
恐らくベージ数が限られるので
作品写真は小さくなります
ちょっと見にくい部分もあるかも〜

でも、自分の在籍しているコース以外の
デザインが分かるので、
そういう意味では
「あー、こんなデザインを作るのね〜」
など、興味を持てる
きっかけにもなるわけですよね(^^)

また、今回のテキストで特徴的なのは
基本形以外のデザインは
グレード共通のデザイン例が掲載されている点

初級、中級、上級
同じデザインです

初級、中級の生徒さんたちにとって
この共通デザインは
受け止め方がそれぞれです
「上級の方と同じデザインが作れるなんて
嬉しい❣️」
という方もいれば
「え〜😥どうしよう😰
上級の方の作る作品と同じデザインなんて、
私につくれるかしら?」
という方もいらっしゃいます

確かに
初級、中級、上級
アレンジメント経験の差
今まで作った作品数の差
あります!

でも、今はあまりそんな事は
考え無くても良いのではないでしょうか?

だいたい、私は
テキスト掲載作品は
「単なるデザイン例のひとつ」
と言うとらえかたで
皆さんの作品を見せて頂いています

その方その方でイメージするデザインがちがうのが普通です

その日の花材も
テキストと同じ花材が揃うことは
滅多にありません

ご自分の作りたいものを作ってみましょう

あ、でも、これは
基本形以外のフリーデザインの場合ですよ
😆

コロナで
お花に触れる事が出来なかった事を思えば
こうしてレッスンできるようになった事は
幸せです

楽しくやる!
それが一番!

さて、前置きが長くなりましたが
今週のカリキュラム
早速共通デザインです😊
「ビューティフルカクテル」

透明のカクテルグラス型の器を用いて
夏らしい清涼感ある雰囲気を
表現しましょう(^^)

既に2教室のレッスンを終えましたが
その2教室
😥テキストと花材が違いました😥
何がちがうのか?
グリーンがちがったのです

ドラセナとかキキョウランじゃなく
「オクラレウカ」
(オクラレルカ)

アイリスの仲間で
アレンジメントやいけばなでは
この細長いスッキリとした葉のほうを使います

とにかく長くて
とても綺麗な葉です

このオクラレウカ
基本的には
この直線的な美しさ見せて欲しいグリーンですが、
テキスト掲載デザインでは
ドラセナキキョウランを
クルクルカールさせて
アレンジに取り入れています

オクラレウカを
ドラセナやキキョウランのように
カールさせると…
あら!ちょっと変!

あまり綺麗なカールにはならないのです😥

葉の肉厚な部分が少し折れたような感じになって
綺麗なカールが作りにくいのです

例えばあえてカクカクしたカール
(カールと言えるかどうか分かりませんが💦)
を作るとか、
直線的なラインで取り入れるとか
葉先を少し流すとか…

工夫のしどころ満載の花材です

テキストデザインが全て
テキストデザインが正解
ではありません!


目の前にした花材で
臨機応変にその花材を活かしてくださいね🤗





















































































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2020年 今週のレッスン フルールプレート、クイーンリリー

2020年06月28日 | 今週のレッスン



6月2回目の開催レッスンカリキュラムは
Basic/Gradually: フルールプレート
Professional: クイーンリリー

フルールプレートは
グリーンをひかくてき水平に配置し
グリーンの器のように見せるデザインです
内部の花材は
しっかりとグルーピングする事で
花材の色が混じり合わない
メリハリ感の美しい作品になります

ハランとドラセナで作る
プレート部分は
一律な規則的な印象にならなように
葉の長さや
ループの大きさを変えたり、
配置する時の高低さを少しつけたりして
リズム感のある印象にしましょう

黄色のオンシジューム
ここに少し苦心した方が多かったようです
オンシジュームももちろんグルーピング!
全体に振りまいてはダメ🙅
オンシジュームの
有るところ、無いところを作ること
また、長さも長短つけましょう





























クイーンリリー
こちらはテキスト花材の
オレンジ色の薔薇が
オレンジ色のLAユリに変更😨
ユリだらけの花材になってしまいました💦

アレンジメント制作の時点では
早ければ白いオリエンタルリリーが
咲いてはいますが
LAユリは
ほとんどが硬いツボミでしたので
何とかアレンジメントでユリだらけ😳に
ならずに済みましたが…
今頃皆さんの家では
アレンジがゆり満載の
賑やかなものになっている事でしょう😅

この作品のポイントは
真上から見て
「リース状」である事です

中央部分は
ドーナツのように
必ず空間を作ること!
そして完全両面構成で作ること!
この2点です

使用する花材を全て
自分の方向にむけてはいけません!
テーブルの中央に置いて飾ることを意識して
作りましょう(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°














































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2020年 今週のレッスン 6月9日~6月15日 テーブルフラワー / ビリーヴィング

2020年06月13日 | 今週のレッスン
今週から3ヶ月ぶりに
アレンジメントレッスンが再開です🤗
嬉しい嬉しい٩(*´︶`*)۶

やっと皆さんと
花を囲んで
レッスンができます😆

まだ色々な制約はありますが
当たり前の日常が少し戻った事に
感謝😊です

今月は2週目と4週目の
2回レッスン
それで
1期(春)のテキストカリキュラムが
終了です

久しぶりの
アレンジメント
生徒の皆さんが
「キレイだわ〜😍
やっぱりお花っていいわ〜😆」
と、思えるカリキュラムデザインを
選びました(^^)

Basic: テーブルフラワー
(2ポイント)
Gradually: テーブルフラワー
(3ポイント)
Professional: ビリーヴィング
(ダッチスタイル)

BasicとGradually のデザインは
毎年人気のカリキュラムデザインです
テーブルのセンターにも飾れるように
本来は両面構成で作ると、
人が集まるちょっとしたパーティ場面にも
飾れるデザインてす😊

Basicの2ポイントのアレンジメントでの
注意点は
①下部のアレンジメントの花材の高さを
高くしすぎない

②上部のアレンジメントと下部のアレンジメントに関連性を持たせる

③アレンジの際、上部と下部を同時進行で作る
④上部、下部の
花材密度、配分を同じにする

つまり、上と下がバラバラな感じになると
美しくは無いわけで、
あくまでひとつの作品として仕上げるという事です

Graduallyの3ポイントの注意点は
①3つの器の色がちゃんと見えるように
花材の高さ、密度に気をつける
これは、皆さんが陥りがちな点です😨
どうしても自分の視野に入るエリアには
「お花を沢山散りばめたい」という気持ちが湧いてくるので、
器の色が見えないぐらい
花をモリモリに詰め込みがち😱
今回の器の色、
キレイですよね?
花材の色もソレに合うような色の取り合わせです
花が沢山あれば作品としてキレイなわけではありません!

一輪の花がキレイに見えるのは
花がない空間が周りにあるからです
花と花が上下左右に同じようにくっついていては窮屈で暑苦しくて
特に今のような時期は
見る方がしんどくなります
360度展開の気持ちで
器の色もデザインの一部として捉え、
爽やかな印象になるようにしましょう

②グリーンを細かく切り分け
効果的に使う

③同じ色、同じ種類の花材が
なるべく上下左右に並ばないようにする

④ミスカンサスは
特に葉先のカールをしっかりとつけ、その先端が外側へ流れないようにする

なんだか、書き出すと色々気をつけて欲しいことが次から次に浮かんでしまいます💦

ホントは今週は久しぶりのレッスンなので
「みなさん、自由につくっていいですよー、
楽しんでくださいねー」っという気持ちなんですが…💦

まぁ、つまり、私がつくるとすれば
ここに列挙したような事に気をつけています
と、いうことです😅

さて、Professional の
作品はダッチスタイルのデザインです
ダッチスタイルも
突き詰めて作るとすれば
結構色々決まりがあります
が…
今週私が希望するのは

①ハートのフレームが命!
とにかくハートを
綺麗に、可愛く、バランスよく
作りましょう、

ドラゴンヤナギ2本をネジネジと捻り
さらにワイヤーを螺旋状に巻いて
ハートの丸みを作りやすくします
このハートが作品全体に影響を与えます

私はこの花材は注文していませんが、
ヤナギが手元に残ったのでサンプルを作ってみました。




こんな感じです左右少しアシンメトリーな感じにした方がナチュラル感が出ます




右側の丸みの方が少し大きい感じです




ソケイを左右のハートに添わせます
ここまで出来たら
作品の半分は出来たも同然です

②花材は完全にグルーピング
グループ毎にひとつの生長点をイメージじます
グリーン類も同じくグルーピングです
奥行をだすため
背後にもグリーンを配置しますが
対角方向に同一グリーンがあっても良いですよ






こんな感じですね〜😊

ここで、ひとつ
ドラセナは立体感のあるループにせず
折りたたんみ
あまり丸々とした印象にしない方が良いでしょう

とにかくハートが際立つようにします

花材は低め配置で
ハートの中の空間をある程度確保する

この事は
ハートフレームに関わらず
アーチを取り入れたデザインに共通しています

先にも書きましたが
「空間」があるから
お花がキレイに生き生きと見えるのです

さて、私は手元に残っていた花材を使って
このハートフレームのアレンジメントの続きを作りました




こんな感じです

本来の花材では
アンスリューム
🌹バラ
ガーベラが2輪ずつありますよ(^^)

さあ、では今までに完成した皆さんの作品を、ご紹介致します(^^)




















































































体験アレンジメントに参加していただいた方の作品です












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おうちでアレンジメント🌹💫(7)

2020年06月09日 | 今週のレッスン
皆様、こんにちは😊
いよいよ今週から
教室レッスンを再開することになりました
٩(*´︶`*)۶

コロナウイルスで
ほぼ3ヶ月まるまる
レッスンをお休みしました

6月からしばらくは
月に2回ぐらいのペース
(教室によっては3回のところもありますが)で
コロナウイルスの様子を見ながらの
レッスン開催となります

さて、先週のカリキュラムで
個別配送、おうちアレンジで
作品を制作して頂いたのが3作品
揃いました😊
いずれも上級コースの
「カラフルオーキッド」

胡蝶蘭をフォーカルポイントにした
ひと足早く夏をイメージさせる
デザインです

胡蝶蘭は2輪使う場合と
3輪使う場合、
配置がかなり異なってきますあまりくっつけ過ぎないように
あるいはアップダウンを
かなりしっかりとつけて
花弁が接触しないようにしましょう

オンシジュームや
アランセラ、
デンファレなど
流れを表現できるランですが
これらのランには
「表と裏」があります

テキストと同じ方向に
流せるわけではありません😥
裏側が表向きになっては
ダメですよ😉

ランの流れと
「表と裏」
よく観察しましょう(^^)

















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