フーちゃんの花日記

ヨーロピアンフラワーデザイン連盟のアレンジメント教室を
神戸、芦屋、西宮で開催しているフーちゃん先生の花日記

はじめまして

ブログを見に来ていただいてありがとうございます。 アレンジメント教室での生徒さん制作のレッスン作品を「今週のレッスン」「プリザーブドフラワーコース」「エクセレントコース」「いけばなコース」で紹介しています。 私フーちゃんが作ったアレンジメント作品は生花アレンジもプリザアレンジも「フーちゃん作品」にまとめています。 その他、お花以外のこともいろいろ書いています。 見てもらえると励みになります。

エルシェープ

2017年04月19日 | アレンジメント 基本形(Gradually)

Graduallyコースで履修する基本形の中でも
応用がきく基本形の一つが

「エルシェープ」

だと、思います

今週のプロフェッショナルコースのレッスンデザインが、この「エルシェープ」の形を、花材が持つ本来の形態を活かして作品にする
「ナチュラルクラシカル」

花材を比較的長めのサイズにして
ゆったりとして、おおらかな印象に仕上げていきます

レッスンでは、「エルシェープ」の形を美しく見せるポイントとして
垂直ラインと水平ラインが切り替わるポイントの花材を、メリハリが付くように短く入れてくださいね(^_-)、と、力説しているので
仕上がった作品はどれもエルシェープの形がちゃんと分かるデザインになっています

さて

この「エルシェープ」

レッスンではほとんどの生徒さん達は1回しか制作しません

「遥か昔、たしかそんな形を使ったような気がする」(笑)

という方が多いのではないでしょうか?

今回のナチュラルクラシカルのレッスン前の説明で、基本形の「エルシェープ」の簡単な復習をして
記憶の彼方の「エルシェープ」を
皆さんに思い出してもらっています

私もこの「ナチュラルクラシカル」、作ろうかと思いましたが・・・

イヤイヤ、ここは基本形の「エルシェープ」を
私自身一度作っておくことにしました✺◟(∗❛ัᴗ❛ั∗)◞✺




基本形の復習なので、検定練習花材で作った方が良いのですが、今回はレッスン花材で作りました


ピンクのバラが特大で、他の花との大きさか違い過ぎて作りにくくかったです^^;


少し上の方から見ると、底辺の直線ラインが見えますね

このように、全ての輪郭線が直線で出来ている形なのです






ナチュラルクラシカルは
こんな真っ直ぐのラインは必要ありません

花材の様子をよく観察して、
枝ぶり、花の付き方、葉の流れ
適材適所を見つけてあげてくださいね(^^)

ゆったりおおらかに仕上げてください(^_-)










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ホリゾンタルホガース

2016年10月15日 | アレンジメント 基本形(Gradually)

今週のレッスンは各グレードとも基本形です
そこで私も久しぶりにGraduallyの基本形「ホリゾンタルホガース」を作ってみました

「ホリゾンタル」という言葉がつくデザインは高さを抑え、水平に広がるデザインです
「ホリゾンタル」「ホリゾンタルクレッセント」そして「ホリゾンタルホガース」
この3種類のデザインは目線を落として正面からみたアウトラインは全て同じです
上部の輪郭が緩やかな小山状になる形です

このホリゾンタルデザインの難しいところは、
左右の先端部分、先が細くなる辺りの花材の密度が極端に薄くなりやすいところです
また、特にこのホリゾンタルホガースは外側に膨らむ部分と内側に入り込む部分のラインの表現の仕方が
手前部分と後ろ部分同じバランスで作らなければならないところです



今回のデザイン
花材の配分の仕方をアシンメトリーにしています

この写真の上半分はグリーンはドラセナ、花はSPカーネーション
下半分はグリーンはイタリアンルスカス、花はバラ、トルコキキョウ、ブルースター、スターチス

このような花材の配置の仕方をしたのは、実は私は初めてのことです
大抵、基本形は花材配分は均等に分散させるものですが、
テキストの参考デザイン例で使用グリーンが半分はドラセナ、半分はユーカリの例が載っていましたので
一度このような配置の作品を作ってみたかったのです^^;

結構楽しいです🎶



作品があまりにも大きくて、全体を写すには床に置くしかありません
かなり目線を低い位置に落としてなんとか写してみました

左側のアウトラインはぐっと内側に入り込んでいます
右側のアウトラインはその分外側に膨らんでいるように作ります

なんだか、得体の知れぬ生物が横たわっているようにも見えますね(笑)



あまりに大きくて、また、見て美しい形とは言い難い(笑)形です

いつもアレンジしたお花を飾る玄関のスペースに置いてみると…



大きい!とてもテーブルの上には置けません
せっかく作ったので、暫くはお玄関に横たえておきましょう




このように、時々、初心に戻って基本形を作ってみるのも楽しいものです
生徒さんにとっては、基本形は決まり事が多くて、楽しくないと感じる方も少なくありませんが、
決まり事が多い、形が決まっているというのは、
それを守りさえすれば、案外作りやすいものなのですよ(^_−)−☆















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レクタングル

2015年11月17日 | アレンジメント 基本形(Gradually)

レクタングル(Rectangle)
長方形という意味です

Gradually コースの基本形の一つですが、これも大変難しい形です

花器の上に正面から見て、細長い長方形の形ですが、
実は、ペラっとした平面の長方形ではありません

直方体(底面と上面は正方形、左右側面、正面、背面は縦長の長方形で囲まれた形)
を、作るのです😅



私、久しぶりに作りました💦

昨日のレッスン花材は、
ユリ、デンファレ、spカーネ、バラ、アスター、ガーベラ、カスミソウ
レザーファン、そしてスチールグラス

う~!なんという作りにくい花材!

特に、ユリの花は全開状態でしたので、正面から見た横幅よりも
ユリの花の幅の方がはるかに大きく、デザインの中に取り入れることはできませんでした😂

この形が難しいのは全てのアウトライン(輪郭線)が直線
全ての面は平面、そしてフォーカルポイントの花は正面に接してはいけないこと

さらに,上方へ行くほど密度を薄くすること

かなりの難易度です



正面からしか綺麗には見えない形なので、
何枚か写真を写してもほとんど同じなんですが😅

ちなみに真上から写してみると



上面の正方形の4つの角を綺麗に出すことが重要です

花材の中のスチールグラスは
デザイン的にオシャレ感を出すものなので、今回は使いませんでした

基本形はあくまでも、基本の形をしっかりと作ることが大切です

なーんちゃって(笑)



ヒャー!難かしかった~~~!










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