今週は基本形のレッスン週です
Basic : 四角錐
Gradually : ダイアゴナル
Professional : フォーマルリニアール
Basic, Gradually は、ともに直線と平面からなる基本形です
どちらも、慎重にアウトライン(輪郭線)をとっていかないと
とても不可思議な形になってしまいます
輪郭線を正確に取るためには
まずはその前段階の基本点を定められた長さ、角度に沿って
厳密に配置しなければなりません
ご自分の作品を客観的な目で見ましょう
「少し曲がっているけど、まあ、いいか」
「ちょっと長さが足りないけど、いいかも」
などと考えてはいつまでたっても正確な輪郭線を作ることができません
「基本形は輪郭が命」と言っても決して過言ではないのです
基本形にはその他、花材配分や密度設定、フォーカルポイントの位置など
細かな規定がありますが、
その辺りは作品を数多く作る経験を積んでいけば
自然とできるようになります
「基本形は輪郭をきっちりとる」という習慣をぜひ身に付けてください
それが必ずフリーデザインにも生きてきます
Professionalの「フォーマルリニアール」
面と線の対比
「静と動」と言い換えてもいいでしょう
面はぎゅっと固まった感じ
それに対して線は自由な動きを表現します
線の動きが綺麗に見えるためには、
花材についている葉や花の整理が必要です
「葉っぱがかわいそう」
「せっかく花が綺麗に咲いているのに」
などと言っていては
作品は成立しません
今日は少し厳しめの解説になりましたが
花をそのまま愛でたいのであれば
花瓶にざっくりと投げ入れすればよいわけです
どうしたら、そのデザインが美しく見えるのか
そのデザインの中で花が生きるのか
考えてみましょう