今期のプロフェッショナルコースのカリキュラム最終デザイン
ランの仲間 バンダ を使用した「リーススタイルのオブジェ」
と、いうのがテキストの参考デザイン
このバンダというラン
淡路島にある兵庫県立淡路夢舞台温室「奇跡の星の植物館」で開催されていた
蘭展でとても美しい姿を一ヶ月ほど前に見たところでした
樹木や岩肌に根っこを張り付かせながら伸びていくというラン
花自体はとても大きくて1輪だけでもかなりの存在感があるのに、
大抵、一本に10輪ほどの花を付けているようです
花弁の編み目模様が独特の雰囲気を持つ花です
このバンダが2輪、スタンダード咲の薔薇、リューココリーネ、スイートピー、
スプレーマムなど、ピンク、紫系の花材メインでの作品作りでした
最初にウンリュウヤナギでリース状のものを作り、それを花材の茎で作った支柱で
支えます
そのリース状の上部に花首をだして真上から見ると、輪っか状にお花が配置されるのが
テキスト作品です
私が使用した水盤は底辺の内径が25センチとかなり大きめでしたので、
上部に持ち上げるリースもほぼ同じ大きさにすると、
花が足りない感じ^^;でした
それで薄紫の八重咲きフリル花弁のトルコキキョウを4輪ほどプラスしました
それでも、薔薇の花の直径がそれほど大きくはなかったので、上部のリース部分に
くるりと一周まわるほどの花材配分は難しい状態
そこで、バンダを上部ではなく、フォーム周辺の底辺部分い配置して
テキストとは違う花材配置のデザインに変更しました
結果、底辺部分のバンダ、上部のリースの上の薔薇、トルコキキョウという大きな花と
フォーム上部あたりのホワイトレースフラワー、
上部にも、底辺部分にも分散しているリューココリーネ、スイートピーという小花
全体がバランスよく配置できたかしら?と、思います
底辺部分のカバーリングには赤いジュートファイバーを使用しています
この、赤という色には、生徒さんたちもかなりの抵抗感を持った生徒さんが多かったように思いますが、実際置いてみると、それほどの違和感はないように思います
私はいつも思うのです
Professional のグレードになると、ほとんど毎回フリーデザイン
テキストには一応の参考デザインが掲載されていますが、
それが全てではないのです
テキスト掲載デザインは単なる一例
そこからインスピレーションをうけて、自分なりの作品のデザインが決まれば、
それは素晴らしいこと!
自分でこうしたい、ああしたいと思う気持ちが重要なのだと思います