フーちゃんの花日記

ヨーロピアンフラワーデザイン連盟のアレンジメント教室を
神戸、芦屋、西宮で開催しているフーちゃん先生の花日記

はじめまして

ブログを見に来ていただいてありがとうございます。 アレンジメント教室での生徒さん制作のレッスン作品を「今週のレッスン」「プリザーブドフラワーコース」「エクセレントコース」「いけばなコース」で紹介しています。 私フーちゃんが作ったアレンジメント作品は生花アレンジもプリザアレンジも「フーちゃん作品」にまとめています。 その他、お花以外のこともいろいろ書いています。 見てもらえると励みになります。

オブジェ ~バンダ~

2015年03月28日 | フーちゃん作品


今期のプロフェッショナルコースのカリキュラム最終デザイン

ランの仲間 バンダ を使用した「リーススタイルのオブジェ」

と、いうのがテキストの参考デザイン

このバンダというラン

淡路島にある兵庫県立淡路夢舞台温室「奇跡の星の植物館」で開催されていた
蘭展でとても美しい姿を一ヶ月ほど前に見たところでした





樹木や岩肌に根っこを張り付かせながら伸びていくというラン

花自体はとても大きくて1輪だけでもかなりの存在感があるのに、
大抵、一本に10輪ほどの花を付けているようです

花弁の編み目模様が独特の雰囲気を持つ花です

このバンダが2輪、スタンダード咲の薔薇、リューココリーネ、スイートピー、
スプレーマムなど、ピンク、紫系の花材メインでの作品作りでした


最初にウンリュウヤナギでリース状のものを作り、それを花材の茎で作った支柱で
支えます
そのリース状の上部に花首をだして真上から見ると、輪っか状にお花が配置されるのが
テキスト作品です

私が使用した水盤は底辺の内径が25センチとかなり大きめでしたので、
上部に持ち上げるリースもほぼ同じ大きさにすると、
花が足りない感じ^^;でした

それで薄紫の八重咲きフリル花弁のトルコキキョウを4輪ほどプラスしました



それでも、薔薇の花の直径がそれほど大きくはなかったので、上部のリース部分に
くるりと一周まわるほどの花材配分は難しい状態

そこで、バンダを上部ではなく、フォーム周辺の底辺部分い配置して
テキストとは違う花材配置のデザインに変更しました



結果、底辺部分のバンダ、上部のリースの上の薔薇、トルコキキョウという大きな花と
フォーム上部あたりのホワイトレースフラワー、
上部にも、底辺部分にも分散しているリューココリーネ、スイートピーという小花

全体がバランスよく配置できたかしら?と、思います




底辺部分のカバーリングには赤いジュートファイバーを使用しています
この、赤という色には、生徒さんたちもかなりの抵抗感を持った生徒さんが多かったように思いますが、実際置いてみると、それほどの違和感はないように思います



私はいつも思うのです
Professional のグレードになると、ほとんど毎回フリーデザイン
テキストには一応の参考デザインが掲載されていますが、
それが全てではないのです
テキスト掲載デザインは単なる一例

そこからインスピレーションをうけて、自分なりの作品のデザインが決まれば、
それは素晴らしいこと!

自分でこうしたい、ああしたいと思う気持ちが重要なのだと思います









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ロマンチックローズポット

2015年03月21日 | フーちゃん作品

今週のレッスンはプリザーブドフラワーの作品づくり

生花コースの生徒さんたちにとっては、普段あまりやり慣れていない作業が多く、
敬遠される方もいらっしゃいますが

出来上がったときの達成感や作品の可愛さは

生花のアレンジメントとは一味ちがうものですよ(*^_^*)



今回は器に使われているローズレリーフがとても素敵

色味がレトロっぽい感じなのです

メインとなるプリザの薔薇も、レースのリボンを花びらに見立て

10枚程度花びらとして使用してローズメリアを作ります



今回のこの器とレースを挟み込んだローズメリアは

とてもよくマッチして、レトロでロマンチックな雰囲気抜群!


ちなみに、今回の器のように、ローズレリーフが施されているポット

個人的に、いくつか持っているので、そのなかの一つでもう一つ作ってみました

レース入れず、普通のメリア仕立てのプリ薔薇を3つ

ほかに、アーティフィシャルフラワーの薔薇とハイドランジア、ライスフラワー

レースのリボンです





雰囲気は少し違いますが、可愛らしいペアが出来ました(*^_^*)

プリザのアレンジメント、敬遠せずに、トライして欲しいです

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スプリングツリーとスプリングムーン

2015年03月15日 | フーちゃん作品

先週はなかなか忙しくて
アレンジメント写真をアップする時間がとれませんでした💦

なので、今日は先週の2つのグレードのデザインです

まず、Gradually の『スプリングツリー』



お花の色合わせがちょっと濃くて
春のイメージとは違うのですが、仕方ないですね

デザインを見てください

上段はアイリス4本
中段はガーベラ3本
一番下の花器周辺はスプレーバラに、デルフィニューム、チューリップ

花同士がが接触しないようにしたトピアリー仕立てですね

アイリス4本は花の高さと向きを咲いていない時点で判断して
まとめる必要があります



ちょっと難しいかしら
でも4本が咲くと、とても豪華です☺️


中段のガーベラは、これはあえて花弁を少しずつ重ねてみました



一番下の部分はラフなラウンド
チューリップは伸びるので、今はかなり飛び出してしまっていますが💦

ドラゴンヤナギは、全く枝別れなしの2本しかなかったので、使わないことにしました

お教室の生徒さんの作品作りを見ていると、
花材を垂直に立てるということが、結構難しいようです

正面からと側面からの確認
それでも、どうしても前倒れぎみになる

挿す際の力の入れ具合なのでしょうか😓


2つめはProfessional の『スプリングムーン』
ドラゴンヤナギで、月の形のフレームを作りますが、
スプリングツリーで使わなかったヤナギも利用して
月のフレームのラインを2重にしてみました

枝分かれしていないヤナギだとラインが貧弱に感じます
立体感を出すには効果的だと思います



コデマリでさらに月形のフレームを補足
それからアマリリスを配置
レッスンで、茎が上の方まで避けてしまったアマリリスが1本余りましたので
フローラルテープでぐるぐる巻きに補修して
2本いれてみました

咲いたら迫力でそうですね

後、白っぽい色が欲しかったので、トルコキキョウを1本追加



月形のまるいフレームが平面的に見えないように、
中の花は奥行きをかなり意識して
中心点から放射状に広がるように入れることが
大切です

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スプリングバスケット ~プリザーブドフラワー~

2015年03月07日 | フーちゃん作品

3月のプリザーブドフラワーコース
クリエイティブのアレンジメントが
この、『スプリングバスケット』



2月にクリスマスローズのプリザ加工をしていなかったので、
少しお花のボリューム感が足りない!

手持ちの柔らかい色合いのバラ大小を3つほど追加してみました

花器のバスケットは生花のアレンジでも使えるほどの大きさ

ドライフォームの上面をカバーするには花数が必要だし、
花材でのアップダウンをうまくつけないと、フォームが見えていまいそう

なかなか難しかったです

バスケットからお花たちが自然に溢れ出しているようにしてみました









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ナチュラルステムブーケ

2015年03月04日 | フーちゃん作品

桃の節句のアレンジも無事終わり、今週はステムブーケのレッスン

私は毎年、Basicの ナチュラルステムブーケのラウンドのスタイルをこの時期に作ります

昔は私も苦手だったスパイラルの組み方

今は何も苦にせず作れますが、初心忘れるべからず!

花材本数も多めにして、かつ、大きいサイズで作ってみることにしています



後ろの方は見えないですが、
   チューリップ  12本
   スィートピー  12本
   リューココリーネ 4本
   コデマリ    1枝
   丸葉ルスカス  4本

(コデマリは枝分かれの多い物を脇枝をきりわけながら使用)

出来上がって見ると、丸葉ルスカスのグリーンが結構濃くて少し暗い感じになってしまいました


左右幅45センチのラウンドブーケ

まあまあの仕上がりです

チューリップはどんどん大きく伸びてくるので、
2~3日後、一体どんな形になっているでしょうか?(笑)





 










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