サクン・インタクン氏監修のアジアンスタイルアレンジメント
今期のデザイン「サーキュラーインプレッション」
テキストでこの作品を見たとき、娘も私も「作ってみたいね」と、同意見
娘が作りたいというので今回は娘に譲ることにしたのですが…
今回のポイントとなる「タッ(ト)フー」
これ、ちゃんと作るとすれば、かなり根気と丁寧さが求められる作業です
大雑把で細かいことの不得手な娘には、ちょっと難しいかも〜
と、思っていました
さて、日曜日の今日、午前中に作る予定だったのが、彼氏くんから一緒に買い物に行こうというお誘い!
「あのさー、今日、昼前に出かけることになったからさ、アジアンスタイルの作品、作る時間ないんだけど…
ママに譲るから、作っていいから、きっとママの方が綺麗にできるし、いや、作ってください…」
「あらら、そうなの? 作っていいの? もちろん、ママの方が上手に決まってるけど(エヘヘ)
じゃあ、一つ頑張りましょうかねぇー」
やっぱり私が作ることになってしまいました(あはは😅)
制作にあたって、前日にお買い得品のスプレーマム2本とドラセナ1本を買い足しておきました
ドラセナの葉のサイズが小さく、また、枚数も少なかったので、足りない予感がしました
まずは、直径5センチから7センチ、厚み2センチにカットしたフォームを土台に「タッ(ト)フー」を作るのですが
私は直径5センチの物を2個、直径7センチの物を1個作りました
デンファレの花を分解してバラバラに分けます
その花びらでスチールピンを使って、花模様を作り上げていきます
⓵ フォームの面をドラセナの葉でカバーします
この作業自体が結構細かいのです
ドラセナも一本の葉数が少ないので、節約節約!
本来はこの裏側もドラセナの葉で覆うのですが、それをすると全く葉が足りなくなるので、
今回は「タッ(ト)フー」の裏側はフォームの面のままにしておくことにしました
ここからの作業はとても細かく、根気のいる作業です💧
⓶ デンファレの花弁を丸めて円形になるようにピンを打って留めていきます
土台のフォームの厚みが2センチしかありません
そこにスチールピンをまっすぐ垂直に打つと、裏からピンの先が突き出てしまうので
ピンは斜めに打っていきます
⓷ 作りたい「タッ(ト)フー」のデザインに応じてさらにデンファレの花弁をピンで留めていきます
⓸ 赤紫のデンファレの花弁でも作りました
これは土台のフォームよりもかなりデンファレの花弁を外側にはみ出した状態で作ってみました
⑤ 直径7センチの土台は白いデンファレの花弁を3重に貼ってみました
ここまでは2重です
⑥ これら3つの出来上がりがこちらです
それぞれの中心にはスプレーマムの花を挿しますが、これもスチールグラスでしっかりと固定しています
ここで午前中が終わってしまいましたが、これらができたら、あとは簡単🎵
花器にフォームを入れて、スチールグラスにワイヤーの芯を入れたものをアーチ型にしてフォームに配置します
残っているドラセナの葉を少し配置しておきます
さて、ここでお昼の休憩を挟んだ後、一気にアレンジしました
こんな感じになりました(^^)
上面から見るとこうです
このデザインで気をつけることは、アレンジ中央部分が低くなるようにする、
別の言い方をすれば、山高くならないようにすることです
花材がスチールグラスで作ったアーチに沿うようにすると、綺麗に見えますよ😉
アレンジ左側
アレンジ右側
これはスチールグラスのアーチの芯にしたワイヤーにぶら下がっている状態です
細かい作業が必要な作品でしたが、とっても綺麗な作品になりました
アジアンスタイルの作品制作には大抵の場合、花を分解し、その花弁を部品として花飾りを作り、
それをデザインのポイントとして取り入れるものが多いです
花を分解!と、聞いただけで「可愛そう〜!」と、思いがちですが、
出来上がった花飾りはとても美しく、繊細で気品があります
生の花を分解してしまうのですから、その分、根気よく、丁寧に作業をすれば
必ずそれが作品に反映するのだと思います
あーあ、折角丁寧に作ったのだから、長持ちしてほしいなぁ〜っと、
久々に思いました💦