先週の教室アレンジメントでは、プロフェッショナルコースのデザインに
久しぶりに胡蝶蘭が登場 🌺
胡蝶蘭ってそれだけで絵になる、とっても優雅で気品のあるお花ですよね
ただ、アレンジメントで使うのは思いのほか難しいです
一本の茎にお花があまり間隔をあけずに左右に互い違いにつくので
切り分けると高さを出すことができないし、
切り分けなければ3つ、4つのお花が続いて上の方にかたまってしまいます
今回のアレンジは、ニューサイランをネットのように編んで、水盤部分のカバーリングとデザインの一部とする
少し変わったデザイン
目線が低いと、ネットを編んでいるのが分かりにくですね~
少し上から見るとこんな感じです
胡蝶蘭は切り分けをしたものは低い位置い配し、茎を少し長くつけた花は後方のニューサイランの編み目の一つから出しています
スカビオサやフリージアも、茎をヒョロヒョロと見せて心持ち長く挿し、少し動きを出しています
さて、ニューサイランをどんなふうに編み目状に挿しているのか種明かし!
葉脈に沿って縦に2枚に裂き、そのままでは幅が広いので、さらに幅調節のため縦に葉を繊維にそって裂きます
それを上下2枚に切り分けしたものを、ある程度テーブル上でネットに編み、
葉の切り口をフローラルフォームにこんな風に挿すのです
面白いですよね
プロフェッショナルコースのデザインは、ただお花を花器にアレンジするだけではなく、
いろいろな構造物を作ったり、花材自体にこんな風に手を加えて、とても個性的な作品作りをするデザインが多いのです
ただし、これって、すごく好き嫌いがあるのです
お花はお花として自然な姿を楽しみたい、という方には
なかなか受け入れがたいものがあるようです
また、今回のように、花を挿す事以外に、何かを自分で作らなければならにような作品は
面倒だとか、不器用だからできない、とか、時間がかかる、とか・・・・・
せっかくお花の教室に通っているのだから、色々な手法や技法を単純に楽しんでもらえると嬉しいと思います