フーちゃんの花日記

ヨーロピアンフラワーデザイン連盟のアレンジメント教室を
神戸、芦屋、西宮で開催しているフーちゃん先生の花日記

はじめまして

ブログを見に来ていただいてありがとうございます。 アレンジメント教室での生徒さん制作のレッスン作品を「今週のレッスン」「プリザーブドフラワーコース」「エクセレントコース」「いけばなコース」で紹介しています。 私フーちゃんが作ったアレンジメント作品は生花アレンジもプリザアレンジも「フーちゃん作品」にまとめています。 その他、お花以外のこともいろいろ書いています。 見てもらえると励みになります。

2020年 6月のいけばなコースとおうちアレンジメント🌹

2020年06月30日 | いけばなコース
早いもので明日から7月!
コロナで3ヶ月の空白期間があったせいか
飛ぶように時が過ぎて行きます

6月のいけばなコース
前半の基本形を作った方は
誰もいませんでしたが
私がクレッセントを作ってみました




左側は水色のデルフィニューム
右側はオリエンタルリリー
グリーンのドラセナは
両サイドに配置しています

このように
左右で同じ花材を使用する場合、
右側、左側での役割を変えること、
雰囲気を変えることが
作品の印象を決めます

絶対に左右対称にはしない!
コレが鉄則です

6月後半のフリーデザインは
初級が「初夏の水辺」






水盤に剣山を左右にひとつずつおきます
この時
左右が横並びにならない方が良いでしょう
どちらかを手前
どちらかを奥に置けば
水盤の限られた面の中でも
十分に広がり、奥行き感を表現できます
「初夏の水辺」というタイトルは
「水盤の水面も作品の中での重要な要素」と
いう事になりますので
水面部分が綺麗に見えるように
花材の色や配置も考えましょう


中級はサクンインタクン氏監修デザイン
「ファウンテンオブフローラル」
Fountain of Floral

花が溢れ出す噴水をイメージしたデザインで
タイの雰囲気たっぷりの素敵なデザインです








溢れ出す花をトルコキキョウではなく
アルストロメリアで作った方の作品

テキストデザインに囚われる事無く
よく花材を観察されて
アルストロメリアの花付きの良さを
作品の中に上手く取り入れた花材配置です

最後に
アレンジメントの
「ヴィンデント」を
自宅配送で取り寄せて作られた作品を2つ






難しい作品でしたが
キレイにまとめられています
紫のバンダが際立って
美しい🤗

ありがとうございました(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°





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2020年 1月のいけばなコース

2020年02月06日 | いけばなコース
前期 基本形
初級:  スラント
中級:  ヴィンデント

後期  フリーデザイン
初級:  息吹
中級:  ハートローズ

今年からいけばなコースの作品は
前期後期まとめて1つの記事にします

スラント
シャープな印象いかに表現するのかが
難しいです
また、トクサをカクカクと折りながら
三角形の角を美しく作るのも
予め全体のサイズ感を
ある程度決めておかなければ
上手く行きません





ヴィンデント
「絡まる」「巻き付く」を表現します
花材の茎をいかに上手く矯められるのか?
ライングリーンの葉先まで
しっかりと美しい絡まりを表現するようにしましょう






息吹
サンゴミズキの赤い枝がよく目立つので
ラインの流れを
バランスよく美しく作ることが重要です
こちらも
春の息吹を感じるように
柔らかな印象にしましょう














ハートローズ
真紅の薔薇ガ情熱的な印象ですが
今回はこのバラを
横一列に並べます
微妙にアップダウンをつけ
足元にはキキョウランでクルクル
あちこちに向いた小さめループが
軽やかさを演出
ミスカンサスで作る
左右非対称のハートも
ポイントのひとつです














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2019年 1月から3月のいけばなコース作品

2019年04月04日 | いけばなコース


4月に入ってしまいました
時の経過は早い(´・_・`)

3月までのレッスンの記事もまだ全てアップ出来ていないのに、今日から新年度のカリキュラムが
始まってしまい少々焦っております😨

1月から3月までのいけばなコースでは
レッスン参加者がそれほど多くなかったので
今回はこの3ヶ月分の皆様の作品をまとめてご紹介することにいたします

1月中級コース 「アーチ」

いけばなでは、左右対象を大変嫌います
右側、左側で
趣の異なる雰囲気にし上げたい所なのですが、
作る形は「アーチ」

大変難しいですね

使用花材を左右変えると
枝振り、葉のつき方など当然違うわけで、
なのに、アーチ!

アレンジメントのようなきっちりとしたアウトラインをとる必要はありませんが
バランスを左右上手くとることは必要です

枝物の途中の小枝まで、
要るのか要らないのか、むきはこれで良いのかなど
細部にまで気を配りましょう














2月中級コース 基本 「フォーマルリニアール」






2月初級コース Free 「春の訪れ」
2月中級コース Free 「向春の虹」








3月初級コース 基本 「スラント」
3月中級コース 「ヴィンデント」











3月中級コース Free 「風光る ~カラー~」

カラーの花
私は大好きな花です
清楚で気品のある立姿は
とても魅力的です

花びらのように見える「仏炎苞」の形が
その魅力の一つ
色々な向きを観察して、一番美しいと思える向きを
正面として捉えます

スッキリとした花茎も緩やかなカーブがかかっていますが、ゆっくりと矯めを効かせて
カーブの向き、曲がり具合などを自分好みに調整しましょう

カラーを2~3本ひとつの作品に使う場合、
この仏炎苞の向きが同じにならなように
します

表情を変えることが必要です











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2018年 10月のいけばなコース

2018年10月18日 | いけばなコース

10月になると秋の色鮮やかな花材が
いけばなコースの作品にも沢山つかわれてきます

オレンジ、黄色、濃いピンク色、えんじ色
赤茶色から茶色など
紅葉のグラデーションを思い浮かべる
色鮮やかな作品にワクワク😍します

10月前半は初級、中級とも基本形です

Flexibleはホリゾンタル
apAdvancedはクレッセント

今回はどちらにもオレンジ色が鮮やかな
ピンクッションをフォーカルポイント的に使い
作品にインパクトをプラスしています

10月後半はフリーデザイン
時期的にちょうどハロウィン🎃と重なります
いけばなコースでも
作品にはカボチャを使用して
楽しい雰囲気に仕上げましょう

ただし、中級の「ハロウィンタワー」は
ちょっと難しい💦かも

カボチャ3個🎃🎃🎃を太いワイヤーで串刺し状態に縦に3段重ねにします
カボチャを中央には配置しません

器の中にカボチャが沈み混まないように
アルミワイヤーはしっかりと器の中にに入れます

テキスト通りにはならないと思います

手にした花材をよく見極めて
デザインしてみて下さいね




























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2018年 9月のいけばなコース ラウンド、アーチ、秋みのり

2018年09月30日 | いけばなコース

9月前半の基本形は
Flexible がラウンド
Advancedはアーチでした

ラウンドはアレンジメントでも基本形の形です
アウトラインを丸く作らなければなりません
これを、いけばなで作るのは
実に難しいです💦
花器の中にフローラルフォームは入っていないのですよ💦
アルミワイヤーの花留めで丸い輪郭をつくるなんて〜😱

花材そのものの花の輪郭を上手く利用して
「何となく丸く見える」ぐらいで充分です

私が言うのも変ですが
アレンジのような綺麗な輪郭のラウンドなんて
とても出来ません😰

参加して頂いた生徒さん達、
ホントに頑張りました👏🏻

かたや、Advancedのアーチ
こちらはいけばなに向くデザインといえます

石化ヤナギの面白い枝振りを大胆に活かして
おおらかな作品に仕上げることが可能です

この作品では普段はあまり使用しない
「小石」と「脚付き剣山」を花留めにします
ほそながの瓶の中に小石を入れ
剣山を花器口近くまで持ち上げるわけですが
こうする事で水平に近い角度で
長さのある花材を配置出来るのです

9月後半のfreeデザインは
Advancedの秋みのり
とても美しい秋色のダリア❤
テキストの写真にうっとり(∩˘ω˘∩ )♡した方も
多かったと思います
が・・・

ダリアという花は完全に開花した花が
教室に配送されてきます
(ユリは正反対で全く咲いていない状態での配送が普通ですよね)
開花した花は綺麗だけれど痛み易い!のです

ある教室では
とても大きな綺麗なダリアだったはずなのに
他の花材の下敷きになっていて
開けてみると、花が潰れていてペシャンコ😢・・・
という、悲しいダリアのところもありました

急遽お花屋さんに代替の花を買いに走りましたが、やはり大輪のダリアを置いている花屋はあまりありません

大輪の菊または、仕方なくオリエンタルユリで
とりあえずの作品を作って頂く事となりました

生徒さんには本当に申し訳なく思いますが、
作品としては
素敵な仕上がりになりました




























ちなみに私は今月はAdvanced の基本形「アーチ」
をつくってみました





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