フーちゃんの花日記

ヨーロピアンフラワーデザイン連盟のアレンジメント教室を
神戸、芦屋、西宮で開催しているフーちゃん先生の花日記

はじめまして

ブログを見に来ていただいてありがとうございます。 アレンジメント教室での生徒さん制作のレッスン作品を「今週のレッスン」「プリザーブドフラワーコース」「エクセレントコース」「いけばなコース」で紹介しています。 私フーちゃんが作ったアレンジメント作品は生花アレンジもプリザアレンジも「フーちゃん作品」にまとめています。 その他、お花以外のこともいろいろ書いています。 見てもらえると励みになります。

2020年 今週のレッスン 1月28日~2月3日 フラワーフレグランス、パフュームフラワー

2020年01月29日 | 今週のレッスン
1月最後の週です
今週は
Basic: フラワーフレグランス
Gradually/Professional: パフュームフラワー

どちらのデザインも
春を予感させる
軽やかでフワリとした印象の
優しい雰囲気のデザインです

花材として
どちらのデザインにも共通するのは
「ユキヤナギ」
枝のもつ曲線
枝分かれした一つ一つの枝の動き
咲き始めたばかりの
小さな白い花
まだ葉の出ていないユキヤナギは
枝の動きごとてもよく見えますので
その動きを最大限生かしましょう
その他の花材も
ユキヤナギの枝が綺麗に見えるような
配置をします

特に中級と上級の
パフュームフラワー

「伸びやかな茎のライン」が
美しく見えるようよな角度と長さ
これはなかなか難しいと思います😅
「茎のラインを見せる」とは
茎を長く使えば良いという意味ではありません

作品を正面から見たとき
花材の茎が真っ直ぐな直線が
綺麗という事でもありません

今回の主役はユキヤナギ
ユキヤナギのもつ雰囲気を
大事に活かしましょう

あの柔らかな
優しい曲線
複数の枝分かれした
1本1本職の枝の動き

それが綺麗に見えるようにするには
その他の花材はどうあるべきでさょうか?

真っ直ぐな直線を見せる事が
ベストではありません
花材のもつ
固有の曲がりや癖を
上手く反映させてみましょう

今回の花材で
ユキヤナギ以外に難しい花材が
ストックとスィートピー

ストックは太い茎
ゴワゴワの葉っぱ
ボッテリとした大きなたくさんの花
今回のデザインには美しくはありません

必要な物は残す
無い方が綺麗に見えるとしたら
余計なものは落とす事が必要です

スィートピーは
蝶のようにヒラヒラした感じが
とても可愛らしい花です
でも、スィートピーの花の付き方は様々です
茎の左右に花が別れている咲き方
これは配置する向きに注意!

縦っぽく花が連なっていながら
少しウネウネしているような
咲き方のスィートピーが
使い易いです
(口で説明するのが難しいです😅)

また、ストックと同じで
元々着いている花をそのまま全部見せることが
綺麗に見えるわけではありません
花がヒラヒラしすぎ
重なりすぎの場合は
どの鼻を見せたいのかを決めて
それを阻害するものは
落とさなければなりません

難しいですよね😅
可哀想と思う気持ちもわかりますが
ひとつの作品として成り立たせるためには
いる花
いらない花
の選別をしなければなりません

では、皆さんの作品をご覧下さいね😊





















































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2020年 今週のレッスン フラワードレス、シュエットスワン、ロイヤルダッチガーデン

2020年01月23日 | 今週のレッスン
1月3週目のレッスン
Bacic:  フラワードレス
Gradually:  シュエットスワン
Professional:  ロイヤルダッチガーデン

フラワードレスは毎年恒例の
ワイヤートルソーのフレームにお花でドレスを作っていくアレンジメントです🥰

とても可愛いし、見ると必ず笑顔になれる
作品になります
制作の難易度としては
それほど難しいものではありません
ただ、
花材がフレームの挟まれてしまって窮屈そうに見えてしまうのは残念😨
フレーム内に収めるのか?
フレームの外に花をだすのか?
花材の大きさをよく見極めましょう
また、花材の配置の仕方によって
そす広がりのようなドレスもできるし
ウエストの直ぐ下辺りからフワーッと大きく広がるどれもも出来ます

ある程度イメージを固めて作った方が
良いでしょう😊

花材のカスミソウに関して
絶対に入れすぎない事!
カスミソウのドレスになってしまいます😨
メイン花材よりも
長すぎ!
多すぎ!
これは全然綺麗ではありません!
自分の作品を
いつも客観的に見る目を持ちましょうね😉

シュエットスワン
この作品、まだ、誰も作っていませんので
なんともコメント出来ませんが、
最初にスワンの首部分を制作します
ここ、とても重要なパーツです
体に対して
首分は全く花がありませんので
誤魔化しようがない!
ヤナギをいかにスワンの首っぽくみせるのか?
頑張ってください!

ロイヤルダッチガーデン
この作品😣
私の教室では人気薄なのです😫
オランダのガーデンをイメージして…
と、いうことなのですが
皆さんには
なかなか馴染みにくいデザインのようです

それでも、
「何だか面白そう😊」
「すごく変わったデザイン!」
「お稽古しているから作れるデザイン😉」
「自分からは絶対に作らないから
このチャンスにやってみる🤗」

こんな風に捉えて参加して下さる 生徒さんも
いらっしゃる事が嬉しいです😊

普通のアレンジメントでは扱わないような
副資材も使用しています
是非楽しんで頂きたい作品です😆


今回、アレンジメントではなく、
いけばな作品に変更した方、
エクセレントに参加した方もいらっしゃるので
その作品は後日掲載いたしますね☺️




























































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フリーセント作りました😊

2020年01月18日 | 初めてのいけばな
今週のプロフェッショナルデザイン
フリーセント

私も作りました

教室レッスンで生徒の皆さんが
使用していた花器
大体の方はあしつきの花器でした

さて、私もまずは花器に何を使うのかから
考えます
流れを横に長く作りたいなぁと思い
今回は
安定感のあるどっしりとした雰囲気がいいかな😊
ちょっと和の雰囲気もある器

何年か前に娘がお正月の「匠」を作った時に
花材と一緒に付いてきた
シルバーの花器に決めました😉

こんな仕上がりです




私が花材を取り寄せた教室は
麦が入っていました
(他の教室はププレリューム)

麦は何だか使いにくいと感じる方もいるかもしれませんが
春の花材です
とても綺麗な麦でしたので
5本使用しています




少し斜め上からみるとこうです




ゆったりと
春のそよ風に流れる花たち
そんなイメージで作りました😊




















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2020年 今週のレッスン 1月14日~1月20日 オーヴァル、アーチ、フリーセント

2020年01月16日 | 初めてのいけばな
今週は新年初の基本形のレッスンです
Basic:  オーヴァル
Gradually:  アーチ
Professional:  フリーセント

オーヴァルは
初級の基本形の中でも密度変化をつける形
初級の皆さんには多少難しく感じられると思います
また、重要のポイントととして、
MFPの位置が
花器口よりも上に設定されるます
そこの所をアレンジしている最中に
忘れてしまう方が非常に多いので
気をつけてましょう

MFP(中心点)を必ず意識し、
そこから放射状に花材を挿すのか?
あるいは複数焦点で花材をレイアウトするのか?
MFPの位置が花器口あたりなのか?
花器の中なのか?
花器よりもずっと下方の架空ポイントなのか?

それをいい加減に考えてはいけません
必ずアレンジに反映されますよ😆

中級のアーチ
これは本当に手強い基本形です🥶
花材配分を均等にする事がまず難しい💦
どうしてもアーチの両サイドの先端近くが
薄ーくなりがちです
また、アウトラインを綺麗に作ることも
なかなか大変です
左右対象のシンメトリーは
長さや角度に非常に注意が必要です

必ず
真上から
正面から
背面から
両サイドの側面から
確認する事が必要です

初めて作って
自分のアーチの出来栄えにガッカリされる方が
ほとんどですが、
大丈夫!皆さんそうです!
最初から綺麗にできる人はいません

綺麗に作れるようになるには?
何度も作るしかありません😊

さて、上級のフリーセント
今回のお題は
横への流れを意識して制作します

私は個人的に
このフリーセントやヴィンデントのような
曲線で構成されるデザインが
好きですし、また、得意です
柔らかな曲線を不自然でなく
デザインに取り入れるには
まずは元の花材をよく観察する事が必要です

右向きの花材か?
左向きの花材か?
茎を垂直に立てて持ったとき、先端がどれぐらい流れるのか?
ためを効かせられる花材なのかどうか?

ここから始まります

また、流れを表現する時に
流れの反対側から風が吹いていると
イメージすると考えやすいとも思います

今回の作品も
流れの方向とは反対側のデザインが
見落とされがちですが
ここは非常に重要で
例えば作品の右側は流れてるけれど
反対の左側は全く右感の流れにマッチせず
普通に花材が挿さっている
右と左が合っていないというような作品に
なってしまいます

また、教室のレッスンで皆さんに言うのが
「流れるのと下がるのは違います」
ということ

流れていると言うよりも
花材が下方におもたげに下がった雰囲気に見える場合があります

花材の先端の向きや
花材についている葉やツボミの向き、
ためを効かせたの良いけれど
効きすぎてしまいカーブが強くなりすぎていないかどうかなど
細部に渡って確認しましょう

いやいや〜、やっぱり基本形は
難しい?
でも、やり甲斐ありますよ😉



































































































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2020年 初レッスン 1月7日~1月9日 新春~ニューイヤーアレンジメント

2020年01月09日 | 今週のレッスン

皆様、あけましておめでとうございます
本年も
よろしくお願いいたします

ことの他このお正月は暖かい日々が続きました

年末にいけたお正月の花は?と言えば
流石に葉牡丹や千両はかなりくたびれ状態
でも菊は丁度いい感じの大きさに開いています
(あまりに最初のツボミが小さかった😆ので)

このブログで紹介した私のお正月花は
『匠』という大きなアレンジメントでしたが
実はそれ以外にも2つ3つ
作りました
お正月は過ぎてしまいましたが
ちょっと紹介させていただきます😅

まずテキストのプロフェッショナルの
正月花アレンジ




私はユリが咲いたタイミングで
アレンジしました
FPの花は
『匠』の花材で余分に入っていた
染めマムを使用しました
花器は赤の横長長方形で

フローラルフォームがぴったり1ブロック入る大きさです




プライべートでは
いけばな小原流をお稽古していますので
そちらの正月花も作りました(^^)




フラワーアレンジメントの正月花とは
全く違いますよね😅

この作品は『琳派調』という型です
花器は扇形で
それほど奥行はありません

『琳派調』は
琳派絵画を元に起こした型で
屏風や襖、または扇子に描かれている絵を
いけばなで表現するというものです

この作品で使用している松
「バンクス松」という種類で
枝分かれが多く、また主軸の幹にも結構曲がりがあるので
それを上手く生かさなければなりません
使用花材も
少なく

バンクス松
千両
紅白葉牡丹
金銀扇面

これだけです(^^)

スッキリと
格調高く作りました😊

もうひとつは
テーブルに置ける小さなアレンジメントです






テーブルフラワーなので
高さを極力抑えていますが
やはり花材のアップダウンは必要です




こちらは裏側です
テーブルフラワーは基本両面構成です
何処に座った人にも
ちゃんと綺麗に見せなければなりません

葉牡丹には
シルバーとゴールドの
グリッタースプレーをかけて
キラキラにしました😊

昨年娘が結婚し
久しぶりに元旦の朝は
夫と二人だけ
娘がいないと、テーブルに載るお料理も
若干少なめになるものだと
改めて実感しましたが、
この派手なお花(笑)で
華やかになりましたよ😉

さてさて私の作品はここまで

7日火曜日から
新年最初のレッスンが始まりました

新春(ニューイヤーアレンジメント)
春を感じさせる
伸びやかでで広がりのある作品にしましょう

扇形の器を生かすように上方に向かって
広がりを作りますが
花材の先端が外向きになっては
締まりのない印象になります

高さの花
スナップは花穂の先端が内側に向くように
配置すると良いでしょう

ガーベラやチューリップなど
茎の曲がり
葉のラインなどを上手く利用しましょう

大きく花材にアップダウンをつけ
花や葉が前後に重ならないように
設定サイズの奥行は少なめですが
やはり奥行き感を作ることを忘れないようにしましょう

花材にはデンファレが2本あります
いつもレッスンでお話しますが
先端のツボミ
そのまま付けていて
作品として果たして美しいのかどうか
よく自分の作品を観察しましょう
特に横に流す使い方をする時
ツボミが重そう下がってしまうのは
綺麗ではありません

最後にもうひとつ
今回ガーベラが5本あります
これ、結構難しいです💦

さあ、それでは皆様の作品を
ご紹介いたしますね☺️












































































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