10月も半ばに入りました
ここのところ、気候も良く、とても過ごしやすい日々が続いていますね😊
さて、今週の金曜日から、わたくし、フーちゃんのアレンジメント教室では
秋の体験レッスンが各教室で始まります
何か新しいことを始める時期といえば、「春」の季節をイメージしますが、
今のこの「秋」の季節
花の色がしっとりと深く落ち着いた美しい色になる季節です
また、ハロウィン、クリスマス、お正月といったお花が華やかさをプラスするイベントも続きます
自分でアレンジしたお花があれば、テンションも上がりますよね
フラワーアレンジメントを始めるには、良い季節かな?なんて、思ったりします😊
さて、今までアレンジメントを一度もしたことのない方が体験レッスンに参加した時には、
「ラウンド」というデザインを作ります
こんな形です
バスケットの花器の上に、ボールを横半分で切ったような形を作ります
上から見ると、まんまるに見えるように、そして、真横から見ると半円のように形を作っていきます
もちろん、今まで 一度もお花のアレンジの経験のない方に作っていただくデザインなので、
簡単といえば、簡単と言えます
でも、このラウンドを「綺麗に作る」のは、実はなかなか大変かもしれません💦
この「ラウンド」の作り方、いろんなやり方があるとは思いますが、
今日は、私、フーちゃんが体験レッスンの時に解説している手順をご紹介します
まずはこんな風にバスケットにフローラルフォームをセットします
フォームの上面に縦横の辺を2分割するような線を引きます
2本の線が交わった交点にこのラウンドの丸みの一番高くなる花をまっすぐ垂直に挿します
ラウンドは底辺のアウトラインが円になりますので、中心(高さの花を挿した交点)から半径が同じになるような花材を前後左右、4箇所に挿します
この時、前後左右に挿した花材は決して下向きに下がらないように、気をつけます
底辺の4ポイントの花の間間に、さらに半径が同じになるような花材を挿します
花材に花以外のグリーンが2種類ある場合は、さらに底辺部分をグリーンで作っていきます
このアレンジを作った時は、グリーンとしてレザーファンとタマシダを使っています
ここまで底辺をしっかり作っておくと、この輪郭から花材がはみ出ることはないですよね
さて、この段階でアレンジを真横から見ると、このようになっています
フォームの上面には一番最初に挿した花が1本だけ
先ほど底辺で使った2種類のグリーンを、この花の周りに、ぴったりと添うように配置します
この段階で中央の花の周りに、グリーンを配置しておかないとだんだん自分の指が入らなくなってきて、最終的には中心の花の周りに隙間ができてしまうのです
次にフォームの上面に2種類のグリーンをランダムに挿していきます
こんな感じですよ😊
もちろん、半球状になるように、グリーンの長さは気をつけます
何もない空間に、アウトラインが丸くなるように花を最初に挿すのは、経験のない場合とても難しいと思います
花材を切る時の長さ、花材を差し込む角度、何もないところに、イメージして花を挿すのはドキドキしますよ
このように、グリーンで少し肉付けをしておくと、お花がぐっと挿しやすくなります
上から見ると、こんな感じになっています
ここまで出来たらあとは楽々~
お花を丸くなるように挿していきます
バラなどの大きな花は、その時の種類や本数によって、規則的な配置をしても良いでしょう
でも、すべてをあまりにキチキチに規則的にしすぎるのもあとが大変になってきますよ
作品を作る時は、いろいろな角度から自分の作品をよく観察して、長さや角度、面の状態を確認することが大切です
バスケットをクルクルと回して、よーくみてくださいね
どんどん、花を挿していきます
で、
完成に近くなってきました
花と花の間をさらに小花で埋めていきますが、花と花がくっつかないように気をつけます
カスミソウなどの小花も入れます
こうして出来上がったラウンドがこれです
このラウンドの作り方は極めて基本中の基本で、経験の少ない方向きです
いつもこの手順でしなければならない訳ではありません
ラウンドという形、実はすべてのデザインの基本になりますが、実際、レッスンで一度作ると、
それ以降、ラウンドを自分で作る方は非常に少ないようです
私の教室でも「ラウンド、あまり自信ないわ」という声をよく聞きます
ラウンドは気軽に作れる、馴染みやすいデザインです
使用する花器や花によってとても雰囲気が変わります
手元にお花がある時、ただ、花瓶に投げ入れてしまわずに、
ラウンドを作ってみてはいかがでしょうか
ラウンドが綺麗に作れれば、プレゼントにもできます🎀
ぜひぜひ、やってみてください😊