今期のいけばなコース(モダンフラワーアート)
Advanced 最後のカリキュラムは
サクンインタクン氏監修のアジアンスタイルデザインです
今回は
カンボジアのアンコールワットに祀られている女神「アプサラス」の髪飾りをモチーフとしたデザインで
胡蝶蘭やアランセラなどの優雅で華やかな花材を使用した
普通のアレンジメントとはひと味もふた味も違う作品です😊
ピンクの胡蝶蘭
真紅のバラ
赤黒いアランセラ
真っ白のカスミソウ
(テキスト掲載作品は赤い染めカスミソウ)
縦縞のミスカンサス
どれも個性の強い主張する花材たちですが
サクン氏のデザインで
とっても美しい作品に仕上がります
早速私も作りました
まず
ハランを丸めて塔をイメージして
細長い三角錐(コウン)を作ります
この作品がカッコよく見えるポイントが
実はこの塔(コウン)
ハランで如何にコウンの先端をシャープに丸めることご出来るか、なのですが
両面テープを駆使してしっかりと接着すれば
キレイな細長いコウンが簡単に作れます(^^)
このコウンを
とにかく真っ直ぐに立てます
これだけで随分綺麗に見えるものなのです
胡蝶蘭はテキストでは2輪でしたが
私が取り寄せた時は3輪入っていました😍
胡蝶蘭はひとつの茎に花が5~6輪付いているいるのが普通でそれを教室では2から3輪ずつのかたまりで切り分けをして生徒さんにお配りします
このような時、切り分けられたままの茎をそのままアレンジメントに使うことは
まず辞めた方が良いでしょう
大抵花が逆さまになっているからです
一輪ずつ切り分け
ランピックにひとつずついれてから
花の向きや高さを考えてアレンジに取り入れます
ランピックには#18ワイヤーで脚を作り
配置します
この作品の胡蝶蘭も、
この方法で花の向きと位置を決めています
バラは比較的高さを抑えて2輪配置しますが
もちろん高低差は付けています
アランセラは
右端から斜めカーブの曲線を描くように
配置しています
テキスト掲載作品は左からのカーブでしたが
胡蝶蘭を3輪入れたことで
アランセラの配置を変えました
実はアランセラは枝分かれが多い
大変立派なものが来ました
でも、使ったのは主のラインの1本だけ
枝分かれしたものをあちこちに使いすぎるのは
他の花の美しさを損ねてしまいます
胡蝶蘭とバラを邪魔しない
でも、アランセラもちょこっといれて
この花の個性的な姿を見せる
使用花材の分量を作品全体で考えなければなりません
白いカスミソウは
フワフワと出さずに
胡蝶蘭やバラの足元に密度を濃くギュッといれます
でも、少しだけ花器からこぼれ落ちるような感じで入れると、花器の色とのコントラストが効いて
花器もカスミソウもどちらも綺麗に見えます
最後に左端のミスカンサス
葉先からしっかりと巻いて一度クルクルにします
それを敢えて引っ張り少し伸ばしたもの
クルクルのままのもの
短く長さをカットしたものなど
合計5本使っています
私はテキスト掲載作品で使っている横長の器の
色違いで、ワンサイズ大きい物を使いました
脚元のドシッとした重厚感と
本体の濃いグレーの色
そしてシルバーのレリーフ
この作品にピタっとはまりました😊
これから、このアジアンスタイルのレッスンに参加予定の皆様、きっと素敵な作品が出来ます(^^)
是非、この記事を参考にして頂ければと思います
そうそう、必ずランピックを2~3個
それから両面テープを用意してくださいね😊