フーちゃんの花日記

ヨーロピアンフラワーデザイン連盟のアレンジメント教室を
神戸、芦屋、西宮で開催しているフーちゃん先生の花日記

はじめまして

ブログを見に来ていただいてありがとうございます。 アレンジメント教室での生徒さん制作のレッスン作品を「今週のレッスン」「プリザーブドフラワーコース」「エクセレントコース」「いけばなコース」で紹介しています。 私フーちゃんが作ったアレンジメント作品は生花アレンジもプリザアレンジも「フーちゃん作品」にまとめています。 その他、お花以外のこともいろいろ書いています。 見てもらえると励みになります。

水生植物公園 みずの森 ~スイレンを訪ねて~

2015年06月30日 | 花を訪ねて

6月から9月にかけて開花する花をいろいろ調べていて
目に留まった花が スイレン

「スイレン」という花
言葉としては馴染み深いのに、
思い返してみると、スイレンの花を「これがスイレンの花」というように
ちゃんと見たことが今までなかったように思います



今日は、そのスイレンを訪ねて、滋賀県草津市にある 「水生植物公園 みずの森」に出かけてきました

いつものように、山陽自動車道、中国自動車道、そして名神高速道路と走り、栗東ICで降り、20分ほどで
琵琶湖に三角形のような形で突き出た烏丸半島へ着きます

ここに県立琵琶湖博物館と、この「水生植物公園みずの森」があります
まさに、琵琶湖のほとりに位置しています



この半島の東側には日本で有数の蓮の群生地があるのですが、時期は7月下旬ごろだそうで、
7月25日、26日に「はす祭り」が開かれるそうです

          

公園内は四季を通して楽しめるように花が植えられていますが
水生植物をメインに園内は設計デザインされています

正面ゲートを入ると、大きな鉢植えのハスの花、そして、スイレンの鉢が置かれています

私の認識不足だったのですが、スイレンというのは池のような広い場所でないと育たないのかと思っていました😅
こんな風に栽培できるのですね💦



このようなスイレンの鉢が花の種類ごとに置かれていたり、
細長いスイレンの栽培池のようなところにも綺麗な花を咲かせているスイレンがたくさん!














鉢植えにしたものを水を張った大きな鉢に沈めて栽培するのだそうです
鉢植えの場合は、芽がのぞくように浅植えにしてかまわないとか

スイレンは花も葉も水に浮かびます
花はちょっとだけ飛びだすように咲き、葉っぱは丸くて1箇所だけ切れ込みがあります
この姿がとても可愛らしく思えますね😊

園内には「花影の池」という大きな池があります
フラワーバスケットと水生植物を組み合わせた素敵なウォーターガーデンです

スイレン、ハス、その他の水生植物がとても美しくデザインされていました







この「花影の池」に植えられているこの背の高い草
ゆうに2メートルはありましたが、何かわかりますか?
アレンジメントで何度も使ったことがある草です



答えは「フトイ」

実は、私はフトイがこのような水生植物とは全く知りませんでした😅
それもこんなに丈が高くなるものだとは。。。

こんな風に、植物園巡りをしていると、普段アレンジメントで切花としてしか見たことがない植物が
実はこんな生態だったのだと、わかることがよくあります
楽しい発見ですね😊

          

公園内の中央には「ロータス館」と施設があります



こちらのアトリウム(温室)には熱帯原産の水生植物が展示されています



中でも、熱帯スイレンはその花の色がとても鮮やかで美しく、
また、葉も日本のスイレンよりも大きく、独特の模様のあるものもあります












園内を一通り見たあと、ロータス館にある喫茶でコーヒータイム
ちょうど「花影の池」が目の前に見える席
平日にこんなにのんびりしてもいいかしらね~などと思いながらも
しばしボーッと水辺の花たちを眺めていました😊

花はそれだけで十分美しいものですが、
水と花
この組み合わせは
殊の外安らぎを感じるものですね





7月末のハスの花の時期には、是非、また訪れてみたい素敵な公園 みずの森
案外近い場所で、こんな素晴らしいハスの群生地があるなんてラッキーです😊

そうそう、スイレンというい名まえ
漢字で書くと「睡蓮」が正しいのです
花が昼に咲きはじめ、日の入りには眠るように閉じてしまうことから「スイレン(睡蓮)」と名付けられたそうです


属名は「Nymphaea(ニンフェア)」
ギリシア神話の水の妖精「Nympha(ニンフ)」にちなんだもの
英名は「water lily(ウォーター・リリー)、water nymph(ウォーター ニンフ)

どの名まえも素敵です(^_^)


そうそう、公園出口にこんなボードがかかっていましたよ😊



訪れる時は是非、朝一でお出かけくださいね(笑)







































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季節の花でネイルアート

2015年06月28日 | ネイル

このブログのカテゴリーに「ネイル」という項目を作ってはみたものの
自分の指先のネイルを毎回紹介するってどうかしら?と迷いがあり、
昨年の2月23日でこの「ネイル」カテゴリーは記事をストップしていました

それから一年と4ヶ月

ネイルはコンスタントに3週間に一度のサイクルで新しいデザインに変えていました
なんせ爪って、思っていたよりも伸びるのです💦

3週間というのは案外早いもので、爪は伸びるけれど、次のデザインをどうするか、全く考える暇もなく
やってきてしまいます

いつもネイリストさんに、オフしてもらいながら「次のデザインはどうしますか~?」と、尋ねられる状態

全く考えていないので、いつもたくさんあるサンプルをパッと見て、その中からその時に「あ、これ可愛いかも」と、
選んでいました

          

ネイル歴も一年と半年

ようやく、自分の好みというか好きと嫌いが、自分に合う、合わないがわかってきました
(あはは、遅すぎるかもしれませんが)

それに、自分の肌に合う色
これは、ある程度ネイルの色を試してみないとなかなか分からないところはあります

そして、私なりのネイルのこだわりも出てきました

それは 「花 FLOWER」 をモチーフにすること

最初のころはストーンをたくさん載せたほうが綺麗とか豪華とか。。。
ゴールドをなるべく使うとか。。。
仕事の上でネイルをしては差し障りがあるわけではないので、派手にしてもいいとか。。。

単純に考えてやっていましたが、
せっかくお花のお仕事をしているのだし、
指先にも
いつも花があれば(^_^)。。。

私自身の気持ちも華やぐこと間違い無し!

それで、ここ3回ほど続けて花をモチーフにして、ネイリストさんに絵を描いてもらったり、
花柄になるようにストーンやらホロをのせてもらったりして、ネイルのデザインをしてもらいました

          

5月は薔薇



柔らかいピンクとオフホワイトで薔薇の花を描いてもらいました(^_^)
とっても気に入ったデザインです


6月の上旬は紫陽花



ブルーや紫の紫陽花の4弁の花をホロとストーンで表現しています


そして、昨日、6月末はヒマワリ



薬指と親指に3輪ずつヒマワリの花をネイリストさんに描いてもらいました
さすがにお店のサンプルの中に、ヒマワリのデザインは無かったのですが、
ネイリストさんがとっても素敵に上手に描いてくれて、
指先をみるのがとても楽しみです🌻

          

さて、こうなると、少なくとも今年いっぱいは花シリーズを続けてみたくなります

その季節、季節の花を一つ、3週間に一度、指先に咲かせる

一つ楽しみが増えました(^_^)

さあ、7月末と8月

夏の花は何を描いてもうか、今から考えておかなければなりませんね😅






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交差を表す ユーバーシュナイデント

2015年06月27日 | フーちゃん作品

ユーバーシュナイデント

花材の茎を交差させて魅せるアレンジメントデザインです

茎にはわき枝や葉をあまりつけず、すっきりと下処理をしておかなければなりません



交差した茎の頂点には花が付いていますが、その花が縦横に並んではいけません

茎の交差ということに気をとられていると、花が上下、左右に偶然並んでしまうということが

よく起きてしまうのです

このアレンジは奥行きを取ることにも注意が必要です

正面からみて左右の広がり、また、高さがある作品は

それなりの奥行きを確保しないと、

大変不安定で、アンバランスに見えます



こんな風に、後方の花材はさらに少し後ろに傾斜をかけて先端が後方へ伸びるようなイメージで挿します

また、下部の花材は前方へ傾斜をかけて、手前に広がるようなイメージで配置します



アウトラインの取り方は自由

私はトライアンギュラーのように、中央部分が一番高い花になるようにしたかったので、

こんな形になってしまいました。

ニューサイのしっかりとして、まっすぐなグリーンの葉は

見ていて爽快な気分になれますね

 

















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超難関基本形 コンテンポラリー

2015年06月26日 | フーちゃん作品

今週の Gradually の基本形 コンテンポラリー

先日のブログ記事でも紹介しましたが、本当に難しい形です💦

私も作る時にはとても神経を使います

生徒さんの作例が少ないので、私の作った写真をアップします😅

まずは正面



変わった形ですよね
使用花材は全てが正面を向いています
輪郭線は
あくまでも直線です
上の頂点からは右斜めに、外側に角がでるように直線
その角になる花が白いガーベラです
この花から斜め左下の頂点まで、また直線

上の頂点から左斜め下の白いガーベラまで、また直線
そのガーベラから先ほどの左斜め下の頂点までまた直線

この左側の白いガーベラの位置

よ~く見ると、少し内側に位置しているのです
つまり
上の頂点から下の頂点までが一直線にならないように、
少し内側に配置しないといけないのですが、

この基本形の難しいところが、実はこの左側の白いガーベラなのです💦

出来上がった形は極めてシンプル
簡単そうに見えますよね

でも、簡単そうでシンプルに見える形ほど難しい場合が多いと思います


このコンテンポラリーは正面だけにお花がある形
それも、右側面から見るとよく分かります



側面に横を向いている花が全くありません!

後ろ側は



あはは😅
後ろ姿、可愛くないですね
なんだか、恥ずかしいです
普通はあまりこういう角度から作品はお見せしませんが、構造を理解するためには
側面や背面を見るのが一番です

左側面は



やはり、花はありません

そして、もう一つ気づくことがあります
側面からみると、花が平面に揃っている!
真っ平ら!

丸い花を平面に面を揃えてることは本当に難しいです

こんな風に挿した花が正面から見ると



こうなって見えるのです


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伊万里鍋島焼 樂山窯 薔薇の花模様の箸置き 

2015年06月25日 | 旅行

今年のゴールデンウィークの時に訪れた佐賀県の伊万里焼の里で

最後に出会った鍋島焼の窯元 樂山窯(らくざんがま)さんから

予約していた薔薇の花模様の箸置きが届きました😊

このブログの記事で紹介した、箸置きです



その時はまだ、素焼きに薔薇の花模様が黒っぽく描かれた状態

これを乾燥させ、もう一度焼くと、2割ほど小さくなって、左側のような大きさになるというお話でした

(左側は椿の花の模様です)




こんな箸置きになっていました😊😊😊





このグリーンの濃淡がなんとも落ち着いて、上品な感じです
色は手描きでつけているので、2つの箸置きに描かれている薔薇の花びら一枚一枚が違うのです
薔薇の葉っぱもちょっと形が違っていて
手作業で丁寧に仕上げられているのがよくわかります




こちらの樂山窯さん
ホームページを作られていないので、現地まで足を運ばなければ作品を見ることができないのですが、
ぜひ、もう一度訪れたい窯元さんです😊






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