フーちゃんの花日記

ヨーロピアンフラワーデザイン連盟のアレンジメント教室を
神戸、芦屋、西宮で開催しているフーちゃん先生の花日記

はじめまして

ブログを見に来ていただいてありがとうございます。 アレンジメント教室での生徒さん制作のレッスン作品を「今週のレッスン」「プリザーブドフラワーコース」「エクセレントコース」「いけばなコース」で紹介しています。 私フーちゃんが作ったアレンジメント作品は生花アレンジもプリザアレンジも「フーちゃん作品」にまとめています。 その他、お花以外のこともいろいろ書いています。 見てもらえると励みになります。

2019年 今週のレッスン 9月24日~9月30日 リリー、カサブランカ、リリートピアリー

2019年09月26日 | 今週のレッスン



今期のテキストもいよいよ最後のカリキュラムになりした

最後のカリキュラムは
全てのグレードで「ユリ」を使用します

Basic: リリー
Gradually: カサブランカ
Professional: リリートピアリー

ユリをデザインのメインとなるデザインは
実は教室レッスンでは難しい部分があります

「咲いていない」ツボミのユリで
作品を作らねばならないからです😰

鳥のくちばしのように尖ったツボミを見て
「咲いたらこうなる」を予想して
配置場所や高さなどを考えてアレンシしなければならないからです

半日は少なくとも水揚げをして
多少なりとも2輪ほど咲きかけている花があれば
随分と作りやすいのですが・・・

花材が配送されてから
生徒さん達がアレンジを始めるまでに1時間あるかないかの教室だと
「ユリは全てツボミ」のままです😱

時間的なゆとりがもう少し取れればよいのですが・・・

今回、私はProfessional コースの「リリートピアリー」を
つくってみました

カサブランカ1本を切り分けせずに使用します

「トピアリー」の上部部分がカサブランカの花
下部はトルコキキョウや薔薇、ドラセナなどを使用します

ここで確認すべき事がひとつ
トピアリーは「2ポイント」デザインである、と、言うことです

上部と下部の花材が入り交じってはいけません
下部に配置する花が上部まで伸びすぎてはいけないのです

と、言っても完全に真っ二つに分ければいいという事でもありません

上部と下部を繋ぐ、なじませ役の花材も必要なのです😅

また、下部のアレンジ部分が極端にに大きくなっては
上部のトピアリー部分に目がいかなくなります

横幅のサイズ設定に気をつけましょう



私はテキストの参考サイズよりも10センチほど高く作りました
床から110センチあります
もちろん皆さんはこんなに高さを出す必要はありません

花器口から50~60センチほどですが、
それより低くする事はおすすめしません

下部の花と上部のカサブランカが
くっついてしまうからです

あまり綺麗には見えません
60センチ前後の高さが妥当だと思います😉

カサブランカはその葉がとてもしっかりと肉厚で
色も濃いです
オマケに多いです

そのままにしておくと
バサバサとうっとおしいことこの上ありません

上部の花
下部の花が美しく見えるように
丸めたり、捻ったり
小さく切ったり
あるいは取り去ったり・・・

全体が美しく見えるように手をかけましょう










カサブランカの真っ直ぐに立つ姿がキレイです
くれぐれも真っ直ぐに立ててくださいね😉

では、生徒さんの作品を紹介します




















































































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ビジュー ~小さな花の宝石箱 プリザーブドフラワー ~

2019年09月21日 | フーちゃん作品

今週は教室でのレッスン開催はありません
レッスンカリキュラムのプリザーブドフラワー作品は
来週からのレッスンで
申し込みされた皆様にお渡しします😊

私はプロフェッショナルの「ビジュー」を
作品の見本を兼ねて作ってみました🤗



今回は器となるボックスが小さいので
直ぐに完成しますよ(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°

材料はこちら



羊毛、いつも量が多いですよね😅
こんなに使いませんからかなり余ります

ボックスにフォームを入れますが
今回はボックスの縁よりも1センチ弱低く設定します

ボックスの底辺には小さな穴が空いています
そのままでもいいですが
気になる方は少し厚めの紙などで
内側から塞いでもいいでしょう
(私は塞ぎました💧)

フォームの上面は平面で構いません

花材に予めワイヤリングを施します
アジサイは5パーツぐらいに分けます

紫陽花はツイスティングメソッドで
ワイヤリングを施しますが
気をつける事が一つ

ツイスティングをする際
Uピンの頭より上に出る紫陽花の高さに気をつけてください

この作品は紫陽花がフワフワと盛り上がります
Uピンより上に出るアジサイの高さが高すぎると
ボックスからアジサイがはみ出すぎてしまい
作品に締りが無くなります

どんな雰囲気に仕上げたいのかを
予めイメージして
ワイヤリングする際のアジサイの高さを考えましょう

全てのワイヤリングが終われば
アレンシを始めます(^^)

フォームのカバーリンクは羊毛で行いますが
花材を一つ2つ挿しては足元をカバー

この繰り返しになります


今回は花材を特に追加しなくても
充分作品は成り立ちます

私は紫陽花の藤色が少し軽くかんじたので
手持ちのパープルにオーロラのドット模様があるリボンをプラスしてみました😊









私は
ボックスアレンシをデザインする時
花材はボックスのサイズから
大幅に逸脱するようなアウトラインはあまり好みません

「スクエアのボックス」を器としている意味は?

ボックスの蓋を開けた時
その中から花材が少しフワッと盛り上がる程度の
膨らみを表現したいのです

これは私のこだわりですね〜🤗

(これは個人の好みであり、そうしなけらばならない、というものではありません)

前に触れた紫陽花のワイヤリングの際の高さの問題は
ここに関係してくるわけです

でも、どう作ってもこの作品は可愛く仕上がります

さあ、来週のレッスンからこの花材をお渡ししますので
皆様、是非素敵なボックスアレンシを作ってくださいね😉











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2019年 今週のレッスン 9月10日~9月1%日 オータムケーキ、オータムビューティー

2019年09月12日 | 今週のレッスン


気候も
お花も
やっと「秋」を感じる時期になりました

9月に入ってからも信じられないような猛暑が続き
気分も体力もかなり消耗されていましたが
昨日の夕方に一時的な土砂降り
そして物凄いカミナリ⚡️に見舞われました

今日は予想気温は31度ですが
秋を感じる爽やかな空気に入れ替わったようです😊

さて、
今週のレッスン花材は待ち遠しかった
オータムカラー🎃🍁🍄🌰

Basic: オータムケーキ
Gradually/Professional: オータムビューティ

オータムケーキは作品をホールケーキに見立て
秋色の花でケーキにデコレーションデザインです

花材は、ほぼ垂直に上向きになるように挿します

花材配分はグルーピングなので
同種類の隣合う花材は
ハッキリとアップダウンをつけます

花と花の間には適宜グリーンをはさみ
花で充満しないようにしましょう

白樺の皮やアイビーなども所々加えて
ナチュラルな雰囲気作りをしましょう😊


オータムビューティーは片側に流れをつけるデザインです

このように「流れ」をデザインに入れる際に
「流れ」ていると言うより、
花材が「落ちている、下がっている、重たい」ように見えてはいけないという事があります

「流れ」を出す場合、どうしても流れの先端部分は
下方に少なからず下がります

それが
挿す角度を付けすぎて下がりすぎてしまったり

枝ものの葉や若枝を整理せずにそのまま使い
先端が重く見えたり

ドラセナの葉を
本体から切り分けたまま、そのまま挿してしまい
流れの柔らかなラインが全くなかったり・・・

「流れ」が不自然なまま放置している方が
結構多いのです

その流れはキレイですか?
本当に流れているようにみえますか?
花器の上部辺りから花材が自然に流れていますか?

自分の作品をよく観察してみましょう

レッスンでは更に詳しく説明していますが
今回は「流れ」の表現、結構厳しくチェックしています😅

「流れ」の先端部分辺りの枝の動き、葉の見え方
とても重要です
いい加減にしてはいけませんよ😉

頑張って下さいね😊

























































































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2019年 今週のレッスン 9月3日~9月9日 ホリゾンタル、スクエア、オブジェ

2019年09月07日 | 今週のレッスン

9月最初のレッスンカリキュラムは基本形です

Basic: ホリゾンタル
Gradually: スクエア
Professional: オブジェ

ホリゾンタルはBasicの基本中の基本です
検定試験にもよく出題される形

ひとつの形の中に
直線と曲線の輪郭線があり、面は曲面
密度均等
花材配分均等

アレンジメントの基本が詰まった形です

でも、初めて作る時は
相当難しく感じる事でしょう😨
私もそうでしたから😅
自分の作った作品を見たくない😱
そんな気持ちでレッスンから帰った記憶があります

一度目では
絶対に上手くは出来ません
初めて作るのにそんなに細かく色々な事が
出来るはずが無いですから

基本形は同じ形を何度も作る事によって
一つ一つ理解でき、見えてくるものがあるのです

Gradually のスクエアもまた同じです
こちらの方がもっと超絶難しい💦

何も無いテーブルの上に
横長の長方形をつくるのです😳

線なんか引いてないテーブルの上に
「向かい合う辺は並行で長さは同じですよ」
「台形になったらダメですよ!」
「辺は直線ですよ、外に膨れた辺なんて無いですよ」
なんて言われても・・・💦
できませんよね

でも、それを作らなければならないのです
スクエアとはそういう形なのです

まずは見る目を養う事です
正確に自分の作品を客観的に見るのです

「まあ、これくらいいいかな〜」は無し!

そして、上手く作れるようになりたいなら・・・
一度で終わらない事です

一つ一つクリアしていけば良いのです😊

今回、上級の生徒さんで検定試験を受けるための
基本形の練習をされている方が
このスクエアをたまたま復習で作りました

とてもよく出来ているので参考作品として掲載します
ホントに参考になる部分がたくさんありますよ😉


Professional のオブジェ
これは一つの作品の中に「太陽」と「月」を表現します

左側はガーベラで「太陽」を
右側は「バラとデンファレ、ドラセナなど」で三日月を

太陽は明るく元気よく
三日月は静かにスッキリと

全く対照的な2つのものをひとつの作品にまとめます

今回
テキスト花材で使用されている「アスパラペラ」が
火曜日から金曜日の教室には入らずに、
なんとキイチゴになっていた事で
その扱いに皆さん「え?」となったと思います😅

私も「え?キイチゴ?」って思いました😅

アスパラと同じようには当然使えませんよね

クレッセント側では輪郭を強化するような使い方
そして太陽側では、太陽の明るく元気な様子を表現する助けとなるような使い方をすれば良いと思います🤗

私もこのオブジェ
面白い作品だと思い作ってみました





では?皆様の作品ご覧下さいね(^^)















































参考作品のスクエア

















































































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8月のプリザーブドフラワーコース 後期 シャルール、アデュート

2019年09月05日 | プリザーブドフラワーコース

8月後半のプリザコースの作品、やっと皆さん作り終えました(^^)

前半はオレンジ系の
キュートなリースデザイン
後半は斜めの角度で自立するような
優しげな雰囲気のアレンジメント

趣が全く異なるデザインでしたね☺️

生徒さんの趣味好みで
どちらかを選ばれる方が多かったです😊

私はホントはリースを作ろうかと考えていましたが
娘の方がいち早く「これ!つくるからねー」と
先を越されてしまいました💧

実際に制作してみると
リースは花材の配置が千差万別で
かなり難しかったと思います

後半のシャルールは
花器の色、副資材の一部に変更がありましたが
作品の雰囲気はより優しげなものになったと思います(^^)

ところで、私は8月はクリエイティブコースの
後半の作品「アデュート」を作りました

教室の生徒さんで作った方はどなたもいらっしゃらず
「え?私だけ〜?」

この「アデュート」、
テキストを見た瞬間に絶対作ろう!と思うほど大好きな雰囲気でした☺️

好きなもの
好きな雰囲気は大事にしたいところですね😊


では、私のアデュートも含めて、皆さんの作品をご紹介します































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