焼き物巡りの旅2日目は「小鹿田焼(おんたやき)」の里へ
小鹿田焼との出会いは2年前に湯布院を訪れた際にふと目に留まったポスターでした
ちょっとオシャレな雰囲気の雑貨や土産物を売っている店のウインドウに貼られていたポスターに
「小鹿田焼」
と、書いてあったのです
最初、この読み方が分からなくて
「こしかだやき」?とか、「おじかだやき」?などと
夫となんてよむのかしらね?などと話しながら
その店に入ってみました
そこで出会った焼き物の小皿
それが「小鹿田焼」でした
初めて見る渦巻き🌀模様は古いような新しいような不思議な印象
「飛び鉋」という装飾法である事
10軒の窯元が一子相伝で伝統を守り続けている事
全ての工程が手作りである事
店の方から教えてもらいました
なんだか未知の世界
いつか訪れてみたい場所として心に残りました
日田市市街から車で1時間ほどで
小鹿田焼の里へ到着します
川の流れの音とカタンカタンという音が響く
山間の集落
一台しか車が通れないような細い坂道を上って行く先に「小鹿田焼陶芸館」があります
まずはこちらで小鹿田焼の勉強です^ ^
今のこの時代に、なんてストイックな!
一子相伝で昔ながらの伝統を守り続ける陶器作り
まして、機械を一切使わないなんて(゚O゚)
最初に聞こえたカタンカタンという音は
川の水の流れを利用した臼で土を砕く音だったのです
小鹿田焼の装飾法の展示もありました
一通り勉強してから散策開始
自宅に展示場を併設している窯元さんがほとんどなので、ブラブラ風景を楽しみながら窯元さん巡りです
平日の金曜日
私達夫婦以外に訪れる人は誰もいません^^;
展示場に入っても、誰も対応に出て来ません(笑)
欲しいお皿を見つけて
「すみませーん、あのー!すみませーん!」
と、結構声を出してやっと応対に出て来るほどです
のーんびり、時間が止まったような感じでした
昨日は小石原焼きの「飛び鉋」紋様の器を買ったので、今日は「刷毛目」紋様の使いやすい大きさのお皿を選びました
素朴で風合いがあります
厚みがあり、存在感も
一子相伝、外部からの弟子を取らず
その家の男子一人が伝統を受け継いでいく
小鹿田焼
この紋様も、きっと300年前から変わらず受け継がれてきていると思うと、ちょっとワクワクします(*ˊૢᵕˋૢ*)