絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

図書室の本

2007年09月16日 11時44分05秒 | Weblog
小学校の教材費でも毎年何十万かは買っていて
これがいつもは学級にしばらくは入っていたのが
今年はいきなり図書室に入れられていた。
もちろんそのほうがいいと思う。
学年ごとに選出して買っていたらしいけど
申し訳ないが、「これ、小学生が読むか?」の本が
価格的に少なからずあったので
そんなことならちゃんと担当の先生だけで「子どもが読む本」を
選んでくれたほうがいいし、それも学年区別せず
図書室に入れてくれたほうがずっといい。

しかし、公立の図書館と違って
ここでは先生たちが本の処理をするので(分別シールを貼るなど)
本のカバーがことごとく取り去られているので
正直がっくりくる。
今に始まったことではなく、もう最初からだ。
カバーがあるとくちゃくちゃになって面倒だろうけど
やはり、魅力的なこの本のカバーを取り去ってしまったら
模様のないきりんみたいで間抜けな背表紙になってしまうのである。

人出がないから仕方ないのかな?
そんなに本に愛着ないんですよね?
別に本読まなくたって死にゃしませんて?
(そりゃそうだが)
子どもの想像力の欠如だのなんだのって
「いまの子ども」をすぐ総括したがる先生方ですが
ご自分はどうですか?
あなたのその仕事にむこうに次に大人になる人たちが
その「小学生時代」を過ごしている、ということに
もうちょっと想像力を働かせて欲しいナ。
お忙しいでしょうけど。。。

ちなみにパワー全開のサポーターの手作業では
大変てまなことだけれど
本自体に分別シールも貼り
その上のカバーは少しの遊びを残して
本自体にはって、その上にも分別シールを貼ってもらっている。
絵本などでカバーをとっても不都合のないものを除いて。
実際にこのカバーの印刷代金ももちろん本の代金の中に入っており
読み物系ではこれがないと全くあじけない灰色の本に
なってしまうものが多いのである。
カバーはいらないんじゃない?と言われることもあるが
実際手にする子どもの側に立てば
あったほうが「わくわくする」にきまっているのだ。
作る側は、手にとってもらうために最大の努力をして
魅力的な装丁を作成しているのだから。

、、、というわけで、サポーターがまだ処理をしている最中から
図書室に来た子どもたちは「あ、新しい本だ!」だの
「いつからそれ読めるの?」と横やら後ろやらから覗いてくる。
お昼休みに並びかけた本を「棚のはもう読んでいいよ」というと
「ほんと!ありがとうございま~す!」といって
早速読み始めていた。(真剣な表情の子ども達)
子どもの手にすぐに渡った本の名は「アモスダラゴン」や
「スパイダーウイッグ家の謎」など。
こんなふうに子どもが喜んでいるのをみられるのは幸せなことだなぁ。。。


最近読んだ本

2007年09月16日 11時10分58秒 | 
ブログの「おすすめ投稿」の機能がかわってしまい
本の画像を出すのができなくなってしまいました。
それでもって、延々読後感を書いていたら
時間切れになって?またログインしなおし、、、で
原稿消失!?を繰り返して
やっといま書いていますが、これもまた「パスワード」云々に
なったらどーしょー、へこむ。。。。。。

で、読んだ本ですが、なかにし礼「赤い月」
桐野夏生「魂もえ」。
ここんところ小説読むのがばからしくて
なかなか入っていけなかったのが
滅茶苦茶読みやすくて?一気に読んでしまいました。

「赤い月」の方は太平洋戦争の前後、中国を舞台にしたお話
ですが、「魂もえ」は熟年世代の話で、いまいちばん人口の
多い『団塊の世代』の共感を呼ぶことを念頭に置いているのか
じつにうまい語り口であっという間に読み終わります。
まるでテレビやラジオの人生相談のお話を聞いているかのごとく
です。

それにしても本の画像がないと間抜けな感じがしますね。
アマゾンに「アフィリエイト」やらの登録するかな…
面倒だ~~~