![]() | 謎のギャラリー―特別室〈2〉マガジンハウスこのアイテムの詳細を見る |
現代の近々の作品って、賞をもらった本でも
どこか「しゃべりことば」的。
「それでさー」「それでもってね・・・」みたいな感じ?
流し読みにはもってこいだけど、平易であればいいってもんじゃない。
やっぱり、言葉が緊張感を持って選び取られていく、
そういう作品を読んでいたい。
そんなわたしの独断に共感する方、このシリーズはいかがでしょうか。
冒頭の詩のような作品には
すっかりほーーーっとさせられますよ。。。
いろんなタイプの小品が入っています。
河合隼雄さん推薦は『狐になった婦人』
途方もないお話なのにぐいぐい引き込まれていきます。
虚構なのに真実があり、ありえないと思っても
狐をひとりの人間の他の面と考えたり出来て
読み手の想像を掻き立てる作品です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)