絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

ポール・ギャリコの世界

2009年03月11日 22時33分45秒 | 
七つの人形の恋物語 (海外ライブラリー)
ポール ギャリコ
王国社

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装丁が少し違うものだが、図書館で閉架になっているのを出してもらって読んだ。
この物語は映画化されたようだし、どこかで聞いたことがあるように
感じるかもしれない。しかし原作の迫力はさすがと思う。(翻訳だけど)

ポール・ギャリコの世界は決して子ども向きといえない。
どちらかといえば、苦しみ傷ついてぼろきれのようになった大人への
子守唄のようなものだ。
「まぼろしのトマシーナ」「さすらいのジェニー」とか昔読んだ。
ファンタジーは現実からの逃避ではない。
人間の真実はファンタジーのようにきらきらと美しくまた暖かいものだと
いうことを精一杯のことばで教えてくれる。
「生きていれば、生きてさえいれば、きっといいことが訪れる」
そんな気持ちになれる本です。

着付け教室最終回

2009年03月11日 20時11分58秒 | きもの
今日は今年度最後のお稽古の日でした。練習したあと、近くの和食やさんでお食事会。いつにもまして手伝って貰い、きちんと着られたような…。
それにしてもまた二キロくらい太って、全く補正なしで理想的なズン胴! 知らない人が見たらきっと「補正のし過ぎじゃないの」と思うに違いない。。。

着物は紬、帯は塩瀬、半襟に絞りを持ってきましたが画像では見えてないですね。