絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

平成26年の日本人

2014年03月25日 01時06分03秒 | Weblog
戦後何年たちましたかね?うーん、69年くらい?

日本がアメリカと(世界中と)戦争したこと、知らない高校生がいるってホント?

それでもって、負けたことも知らないってホントかな???

歴史の授業では、やっぱり明治前後くらいから現代まで先に勉強してから、
縄文時代へ入ればいいのでは?

広島や長崎に原爆を落としたのがアメリカっていうこともしらないのかな?


中学や高校の校外学習の中に、広島と長崎を訪問して
日本人(武器を持たない一般市民)が太平洋戦争でどんなにひどい目にあったのか
子どもらにその目で確認させるべきと思う。
しかし・・・
戦後の教育は、そこから何を学べと言ってきたかといえば
自分らが悪かった、二度とこのようなことはおこしません!と言わせ
(一般市民を皆殺し!?されたがわなのに)自分たちが悪かったからだと
深く反省させられるよう、刷り込まれてきたわけで・・・
どこまでもどこまでも、日本人が悪かった、原爆落とされても仕方なかったんだ、と
強烈なマインドコントロールが行われてきたといえるのでは。
かくいうわたしも、そんな風に思っていた、若かりし頃。
どれくらいからそのマインドコントロールが解け始めたかといえば
40歳ころからか?
太平洋戦争を意識してから、30年くらいそう思っていた、長い・・・


大学の時、授業中とある教授が、広島の原爆で亡くなられた人の数を
黒板に傍線か点かで書き始めた。。。
といっても20万人!!!ほども亡くなっているので、書ききれるはずもないのだが・・・

いったいどれだけの人が、この一発の爆弾で命を落としたのか
君たちは考えてみたことがあるか!!!と、その教授は怒っていた。
みな、ぽかーーーんとしていたっけ。
広島が、原爆が、実感できてなかったのだ。


いままで、どのように日本人に原爆投下を考えさせていたかといえば
原爆は日本にこれ以上悪行を働かせないために落としたんだ、致し方なかった、
これ以上の犠牲を出さないためにやむを得ず・・・というアメリカのウソで納得させていた。

これを日本人にインプットしたのはほかでもない新聞や雑誌、テレビ、文化人?達だ。
マスコミ総出で、「日本人大虐殺」を戦争を終わらせるための美談にした。
戦後何十年も。
アメリカは原爆実験をしたのだと明らかになったいまでも
一部のマスコミは、「いや~日本が悪かったから落とされても仕方なかった」と言っていて
心底がっくりくる。

このマスコミの悪は、戦時中もまったく違う観点で展開されていた。
戦争を美化し、戦争を煽り、天皇陛下万歳を繰り返し、ウソの勝ち戦を報道した。。。
戦争が終われば、今度は正反対のことを報道するのだ。
小説家、詩人も。。。
では、彼らだけが悪かったのか?国民はまったく悪くなかったのか?
国民はただ言いなりになっていただけの「犠牲者」なのか?
そうでもないと思う。
マスコミの煽る勝ち戦に湧き、それにのっていったではないか。。。
途中から気が付いたかもしれないが、ときすでに遅し、
集団パニックのようになって、みんなが同じになるようにお互いがお互いを縛るようになっていったに違いない。
そんなの、容易に想像できる。
70年近くたった今でも、まったく構造が変わらないから。

おかしいと思ったら声に出して、人と違っていても自分の意見をしっかり言わなきゃ
みんなが言わないから自分も黙っていたら、、、また70年前と同じようなことが起きてもおかしくない。

そんなおおきな政治的なことでなくても、近所の自治会の集まりでもまったく同じことがいえる。
だめはだめ、違うは違う、何をどのように考えているか相手に伝わるように話すこと
そういう訓練こそ、小さい時からさせるべきかと思う。
「英語」をやっても、「何をどう考え表現する力」がつくわけではないから
そこのとこ、混同してる意味が分からん。
「世界で通用する人間」って、何をどう思うかを述べることもせずしてチャンチャラ可笑しい。