FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>ビッグロックスクール・ボルダー館 12月

2009-12-11 09:47:51 | クライミングレッスン報告
12月2日(水)

半ば強制的に出てもらった11月29日の大会から初めてのレッスン。ビッグロックからはyui、カエデ、しゅん君が出てくれて、それぞれ今の力は出し切ってくれた。これがレッスンにどう影響するか、少しドキドキしながらみんなを待つ。
レッスン会場に現れた3人は、以前より少し引き締まった表情をしていた。これに乗じてみんなのやる気をさらに上げるべく、ボルダーの進級基準をみんなで確認。目標課題が明確になって、みんな張り切ってトライした 
yuiは初級のボルダー課題だけが終わってしまって無目標だったので、次の中級のファイルを渡す。6年生のyui。「クライミングは小学校まで」と申し渡されている彼女は、モチベーションが下がり気味だった 続けて行くことができないと思えば誰でもモチベーションが下がるもの。が、目標を次につなぐことでyuiのやる気に火がついたようで、今日は一気に登りまくった この調子でもっと深いクライミング世界をのぞいてもらいたいものだが。。。何でもそうだと思うが、あるものから恩恵を被るには、深くその世界にかかわる必要があるのではないだろうか。

ルートは、カエデが新しい壁にチャレンジしたいと言う。今まで同じルートしかやろうとしなかった彼がチャレンジ精神を発揮し出したのは大会の効果だろう ボルダーでも青課題にチャレンジし、しかも何個も完登していたのを見ると、大きな変化が彼の中で起こっているようだ。
しゅん君も難しい5.9にチャレンジ。今までなら困るとすぐに私のほうを振りかえったりしてたのが、今日はずっと次のホールドを目指し、自分の力で切り抜けようと努力している姿が印象的だった

それぞれに大会の効果がうかがえた今回のレッスン。やはり子供たちにとってチャレンジする機会は重要であることが確信できた。この効果はいつまでも続くわけではないだろうから、定期的な刺激が必要だ。今回出なかったゆーた君とオガも、次回は是非チャレンジしてね