FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<アウトドアレッスン日誌>城ガ崎合宿2013 ①

2013-02-03 20:48:05 | クライミングレッスン報告
1月26日(土)
メンバー:たけくん(小3)、ユキちゃん(小4)、コーヘイ(中1)

今回の冬のアウトドア合宿である「城ガ崎合宿」は5名の参加申し込みがあったが、直前の水曜にタクミがインフルエンザのため参加できないことが判明
そして合宿当日。早朝5時に出発し信号待ちをしていると、携帯のメール受信の知らせが光っている。何だろう?と見てみると、何とリューセイが今朝から発熱し、参加できないとのこと
この合宿をとても楽しみにしてくれていたリューセイ。何日も前から荷物をカバンに詰めたりしていたとのことなのだが。。。
あとからインフルエンザだったことが判明。
今年の流行の猛威に2人が倒れた

さて、残りの参加メンバーは電車で伊豆高原駅まで来て、そこから宿の送迎車で無事到着。
民宿に荷物を置かせていただき、いざクライミングエリアへ。
城ガ崎合宿のエリアは、クライマーに「ファミリー」と呼ばれているクラッククライミングの豊富なエリアだ。
海沿いの遊歩道を歩くこと約15分で海辺にあるエリアに到着
ここは地元の人には「橋立」と言われていて、エリアの上に吊り橋が掛っている。
子どもたちは吊り橋が大好き。
下のエリアに下りる前に、先ずは吊り橋へ


クラッククライミングとは岩の割れ目(クラック)を「ジャミング」と言って手や足を割れ目にねじ込んでホールドやスタンスにする登り方。確保をする支点も、本来は「キャメロット」などのカムと言われる器具をクラック内に自分でセットしながら登るのだが、子どもたちにはトップロープで割れ目を使って登る「動き」を体験してもらっている。

私が上にまわってトップロープをセットしている間、子どもたちはボルダリングでウォーミングアップ


お昼を食べてからトップロープでのクラッククライミングを開始。
「ビギナーズクラック」5.7とその隣の「ベビークラック」5.8からトライ開始だ

クラックを初めて登るたけくんもユキちゃんも、スルスルと完登
で、「ベビークラック」の右隣のフェース「Oフェイス」10aにもトライ
ホールドが分かりにくいので何回か練習していたが、すぐに二人とも完登していた


コーヘイはもう何度もこのエリアに来ているので、これらのルートは全て登ってしまっている。
しかも今回は同級生のタクミもいなくて可哀想だ。
先ずは一昨年完登出来ていない「デルトイド」にもトップロープを張り、トライしてもらう。
以前はリーチが足りなくてムーブが出来なかったが、もう大丈夫だろう。

「ベビークラック」や「ビギナーズクラック」、「Oフェイス」でアップしてからトライ。
今日は城ガ崎と言えどもとても寒く風邪も冷たい
日もかげって、岩もかなり冷たくなっていたが一撃した
ついでに「スーパーデルトイド」と言われているラインも下見
「出来そう」ということで、明日はこちらを目標にすることにした


「デルトイド」、ユキちゃんとたけくんも頑張ってみたがあまりの岩の冷たさに今日はリタイヤ
「明日お日様がでているときにやりたい」とのことで、今日は3時過ぎにクライミングを終了した。

宿に帰って一休みの後ミーティング。今後の予定を確認し、明日トライしたいルートをヒヤリング
夕食まで時間があるので近くの温泉宿「みなとや」さんの温泉にみんなで行く
ストレッチ大会をしてから夕食。海の幸がおいしかったね


他の合宿は食事の支度は自分たちで作るので結構忙しい
でも、この合宿は少しのんびり みんなでゆったりと炬燵に入りながら本を読んだりテレビを見たり。
そういう、ちょっと幸せな時間を共有するのも、良い思い出になるんじゃないかな