FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<アウトドアレッスン日誌>中級 ②

2013-05-09 12:09:35 | クライミングレッスン報告
結び替えの練習が終わり、次はいよいよ各自の目標ルートへのトライだ
集合した時の話し合いで、先にユキちゃんが「アブラカタブラ」10aにトライし、
午後はたけくんの番で、「アボリジニ」10aにトライすることになっている。

少し離れたところにある「アブラカタブラ」のトライのためには、
ロープやヌンチャクを揃えて準備し、移動しなければならない
以前はそうした自主的な準備や前向きにチャレンジする心構えが皆無だったユキちゃんが、
今日は自分からヌンチャクを揃え、自分のロープを背負い、ちゃっちゃと準備
スゴイ変貌ぶりだよ

たけくんはフォローでトライさせてもらうことにして、自分のクライミング道具を持って移動。

エリアに着くと、先客あり。
たけくんがいつもお世話になっているビッグロックの人たちがスクールをしていた。
「ラッキー」とユキちゃん。
ヌンチャクをお借りして登れると密かに計算したらしい。
ところがユキちゃんのトライ前に、別のエリアに移動するために、ヌンチャクは回収されてしまった
まぁ、世の中そう甘くないのだよ。何度も練習しているルートなんだから、マスターで頑張れ

気合いを入れなおしてトライ開始。
ユキちゃんのリーチだと、ヌンチャクをかけるために一歩余分に動かなくてはならない。
前回もマスタースタイルでトライしたけれど、その時は精神的に完全にノックアウト状態だった
でも、今日は気合十分 とても良いトライをした。
頑張ったけれど、1便目は核心のところで1回テンションが入ったが、
冷静に足位置やムーブを確認し、トップアウト。

次のトライできれいにレッドポイントした



たけくんもユキちゃんが終了点に掛けてくれたロープでフォローでトライ
とても良く頑張って、初めて終了点まで登れた うれしかったね


*マスタースタイルとは、自分でクイックドローをセットしながら登ること。ジムでは予めクイックドローがセットされているが、アウトドアでは自分で掛けなくてはならない。一動作が余計に入ることで体力的にもきつくなるし、クイックドローを掛けるボルトを探しながら登るので、より正確なルートの読みも要求される。

~つづく~