FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<コンペに行こう>東京カップ ②

2013-05-24 13:11:47 | コンペティション参加報告
さて、予選開始。
それにしても太陽が季節外れの勢いでジリジリと照りつけ、実に暑い
幸い、壁は陽を背にしているので、選手への影響はさほどなさそう

予選でのみんなの様子は・・・

ユキちゃんは最近かなり力をつけて強くなってきている
でも、メンタル的にちょっと弱い
怖かったり不安だったりすると、すぐに「テンション~
大きく動かなければならないところもなかなか超えられない
ボルダーなら出来るのにな~
なのでここ数カ月、ルートで大きく動く練習を入れて来た。
先ずはトップロープで練習し、自信がついて安定してこなせるようになったら次はリードで、という具合に。
近頃は進歩が見られ、慣れているルートなら、あまりストレスなくランジが出来るようになってきている

さて、今回の予選でも、1か所遠いところが。。。
ユキちゃん、ピンチか
でも日ごろの練習の成果が出せて、ボーンと飛び出して次のホールドを取ることが出来、無事完登

登り終えた本人も、「ランジの練習しておいて良かった~
まさかの予選通過だよ

今回の東京カップを頑張って、どう~しても憧れの東京の強化選手になりたいタクミ。
そのために普段の筋力トレーニングやランニングも頑張ってきたし、
同学年のコーヘイを積極的に誘って、パンプでの自主練習も、時間が許す限り頑張って通って来た
その想いを知っている周りの大人たちは、祈る思いで彼の予選での登りを見つめた

下部。なかなか良い。
ムーブ的にもミスはないし、なにより気持ち的に負けていない

彼の場合、極端に自信が足りない。
もっと自信を持って攻めれば越えられるようなところも、自分で「ダメだ」と思いこんで
自爆してしまうことが多いのだ
その弱点を本人にしつこく伝えて、近頃は少しずつ改善されつつあるのだが・・・
もう一つの問題点は持久力。
これは体力的な問題と、ムーブの安定性、という技術的な問題の両方が
微妙に絡み合っているようなので、改善にはまだまだ時間がかかりそう。

みんなが応援する中を上部まで達し、そこで力が尽きて来た
とたんに気持ちが崩れ、残念ながら完登出来ずにフォール
多分、決勝へは完登通過。。。
どよよ~~ん。。。
落ち込んでいる彼に、周囲は掛ける言葉を失っていた

 ↓東京カップ予選の様子


つづく