ユキちゃんの参加カテゴリーである「ジュニア女子」は、国体代表に年齢の届かない中学2年以下の子どもたちの枠だが、予選の完登者が18人中何と12名
子どもたちの大会は、勉強のためにも決勝進出者を多めに設定する傾向があるのだが、ルートセッターは参加者のレベルをはかってルートを作成するので、この結果は、予想よりも参加者のレベルが高かったことを示唆している。
決勝では、ちょうど真ん中あたりに登場してきたユキちゃん。
下部から結構頑張っている
中間部あたりまで来て、力の要るムーブが出来ずにフォールした
「もう、腕がバンバンだった
」とのこと。
大会参加時にもさほど緊張を見せないユキちゃんだが、さすがに決勝では緊張もしただろう。
加えて、普段のルート練習時の姿勢も大事だね
ちょっと難しいと「ムリ~」と甘えていては、厳しいルートには対応して行けないんだよ~
表彰式で発表されたこのカテゴリーの決勝のグレードは、何と12b
このグレードの決勝ルートを、何と4人の子どもたちが完登した
その中には小学校中学年の子もいて、子どもたちのレベルが急上昇していることを再認識させられた
完登者が4人だったので、順位は登った早さで決定。
中間部でフォールしたユキちゃんは10位だった
FCCからのもう一人の決勝進出者のコーヘイ。
彼もまだ中学2年生なので、「ジュニア男子」というカテゴリーだ。
結構小さい頃から東京の強化選手に選出され、このカテゴリーでは最年長となるコーヘイとしては、大事なこの大会で、年下の子どもたちに負けるわけにはいかない
アイソレーション入りする前、私は彼に「他の人ととの競争ではなく、課題と自分、だからね」と声をかけた。
現在、コーヘイのメンタル的な弱点はプレッシャーに弱い、ということ。
気楽に登れる大会では体が動いて良い登りをするのだが、東京の大会のように期待の目をかけられたりする大会は動きが硬くなり、スリップなどの失敗も多い
私としては前回のユース選手権の時と同様に気持ちを作り、その気持ちの作り方を自分のものとしてもらいたかったのだが。
さて、登り始めたコーヘイ。
動きがとても速い
まるでスピード競技のようにタカタカと駆け抜け、レストもせずに突っ込んでゴール取りでフォールした
戻ってきた彼に、何をそんなに慌てていたのか?を尋ねると、ルートがさほど難しくなさそうだったのでタイム争いになると考え、とにかく急いで登った、とのことだった。レストもしなかったため、最後までもたなかったらしい。
単純で面白いな~
今回は、言わば自らの「戦略」に乱されたんだね
「課題と自分」、と言ったはずだけれど、それはすっかり忘れ去られていたらしい
「あ~
完登出来たはずなのに~
完登して文句なく勝ちたかった
」と悔しがるコーヘイ。
これもある意味、プレッシャーに負けた一例だろう。
でも、全ては経験。
これを今後の肥やしにして成長してくれれば、良い勉強の経験となるはずだ
とりあえず、コーヘイの高度まで達した子はいなかったので、コーヘイがめでたく優勝した
予選で敗れたタクミも今日一日、決勝を自分の目で見、体感した
大会参加をとにかくたくさんすることが経験になる、と言うこともあるかもしれないが、私はこうした他者視点での大会観察は最も良い勉強となると考えている。
そのレベルに達していない状況で大会に出場しても、本人的には何が何だか分からず、問題点も無自覚なままであることが多い。
今日のタクミのように、第三者の視点で冷静に大会を観察する機会は、内省を促し、自分を俯瞰して分析する良いチャンスとなるのではないか。
さて、タクミは何を感じ取ったのかな?
↓東京カップを終えて。お友達も一緒に

↓ジュニア男子の表彰式

↓みんなで集合写真


子どもたちの大会は、勉強のためにも決勝進出者を多めに設定する傾向があるのだが、ルートセッターは参加者のレベルをはかってルートを作成するので、この結果は、予想よりも参加者のレベルが高かったことを示唆している。
決勝では、ちょうど真ん中あたりに登場してきたユキちゃん。
下部から結構頑張っている

中間部あたりまで来て、力の要るムーブが出来ずにフォールした

「もう、腕がバンバンだった

大会参加時にもさほど緊張を見せないユキちゃんだが、さすがに決勝では緊張もしただろう。
加えて、普段のルート練習時の姿勢も大事だね

ちょっと難しいと「ムリ~」と甘えていては、厳しいルートには対応して行けないんだよ~

表彰式で発表されたこのカテゴリーの決勝のグレードは、何と12b

このグレードの決勝ルートを、何と4人の子どもたちが完登した

その中には小学校中学年の子もいて、子どもたちのレベルが急上昇していることを再認識させられた

完登者が4人だったので、順位は登った早さで決定。
中間部でフォールしたユキちゃんは10位だった

FCCからのもう一人の決勝進出者のコーヘイ。
彼もまだ中学2年生なので、「ジュニア男子」というカテゴリーだ。
結構小さい頃から東京の強化選手に選出され、このカテゴリーでは最年長となるコーヘイとしては、大事なこの大会で、年下の子どもたちに負けるわけにはいかない

アイソレーション入りする前、私は彼に「他の人ととの競争ではなく、課題と自分、だからね」と声をかけた。
現在、コーヘイのメンタル的な弱点はプレッシャーに弱い、ということ。
気楽に登れる大会では体が動いて良い登りをするのだが、東京の大会のように期待の目をかけられたりする大会は動きが硬くなり、スリップなどの失敗も多い

私としては前回のユース選手権の時と同様に気持ちを作り、その気持ちの作り方を自分のものとしてもらいたかったのだが。
さて、登り始めたコーヘイ。
動きがとても速い


戻ってきた彼に、何をそんなに慌てていたのか?を尋ねると、ルートがさほど難しくなさそうだったのでタイム争いになると考え、とにかく急いで登った、とのことだった。レストもしなかったため、最後までもたなかったらしい。
単純で面白いな~

今回は、言わば自らの「戦略」に乱されたんだね

「課題と自分」、と言ったはずだけれど、それはすっかり忘れ去られていたらしい

「あ~




これもある意味、プレッシャーに負けた一例だろう。
でも、全ては経験。
これを今後の肥やしにして成長してくれれば、良い勉強の経験となるはずだ

とりあえず、コーヘイの高度まで達した子はいなかったので、コーヘイがめでたく優勝した

予選で敗れたタクミも今日一日、決勝を自分の目で見、体感した

大会参加をとにかくたくさんすることが経験になる、と言うこともあるかもしれないが、私はこうした他者視点での大会観察は最も良い勉強となると考えている。
そのレベルに達していない状況で大会に出場しても、本人的には何が何だか分からず、問題点も無自覚なままであることが多い。
今日のタクミのように、第三者の視点で冷静に大会を観察する機会は、内省を促し、自分を俯瞰して分析する良いチャンスとなるのではないか。
さて、タクミは何を感じ取ったのかな?

↓東京カップを終えて。お友達も一緒に


↓ジュニア男子の表彰式

↓みんなで集合写真
