FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

神奈川ジュニア強化練習会@パンプ2

2009-02-14 00:09:32 | クライミングレッスン報告
2月8日

12月から定期的に続けている神奈川のジュニア強化選手の合同練習会。
今日はテスト中のマコト君以外、全員集合。

小学生のりんちゃんとユイちゃんも、少しずつなれてきた様子。
お昼時、以前はぽつん、ぽつんと離れて座って食べていたのが、今日は2人並んで食べていた

練習時でも、2人はてきぱきと登るルートを決めて着々と登る。

今日は2人のビレイも適宜モリさんにお願いする。
私がいなくては参加できないようでは、困るのだ。

2人とも時間に余裕を持ってノルマの12本を登り切り、
ユイちゃんは10bと10b/c、りんちゃんは10bと10cにオンサイトトライ。
ユイちゃんは1テンだったものの失敗の理由が自分でちゃんと分っていたようだ。
りんちゃんは2本ともオンサイト。まだグレードに余裕がありそうだ。

今日も時間内にノルマの本数をこなせたのはこの2人の小学生。

これから、学校や勉強の合間に練習を重ねていかねばならない子供たち。
まる一日かけてだらだら登ってはいられない。
2~3時間の短い間にどれだけ質の高いことが出来るか、
そしてそれを積み重ねていくことがどれだけ出来るか、それが今後の成長のカギとなる。

そういう意味では、2人とも合格だ
与えられた課題をきちんとこなせる勤勉さ、これが強くなっていく資質の第一歩だ。


<レッスン日誌>pump2キッズのためのレベルアップレッスン

2009-02-13 23:46:14 | クライミングレッスン報告
2月7日

午前の部はシンシン、そうや君、たくみ君、まいちゃん。

アップ時の基本では、注意点を丁寧に確認。
そうや君の動きに変化が出てきた。

ボルダーはみんなピンクから白にチャレンジ。

たくみ君とまいちゃんは大分動きを取り戻してきた。
高いところに行くと平常心が保てなくなるたくみ君は成果こそなかったが、ずいぶんクライマーらしい動きをするようになって来た。

そうや君はキャンパスの白課題に苦戦。
でも、体の使い方を少し理解してきた

シンシンもデッドポイントを使いこなすようになってきた
やはり成果にはまだつながっていないが、上達している。

ルートはたくみ君とそうや君はヘロヘロ。
シンシンも出だしがとどかない。
でも、「シンシンは出来る子だから、ホールドは足さないよ」と言うと、ちょっと誇らしげに納得してくれた。
まいちゃんが一人、ダイヤモンドの茶■(5.9)を登りきった


午後の部はこうへい君、としや君、りんちゃん、ユイト。

ボルダーはとしや君が黙々と白課題を片付ける。
他のメンバーはオレンジ。
こうへい君とりんちゃんはオレンジの進級条件を満たしてしまったので、昨日ゴローちゃんとミツキが作った課題やキッズタイムのときの黒テープ(キッズタイムの最難課題)を登ったりする。

ボルダーの時間が長引いて、ルートの時間が短くなったみんな大慌てで少々殺気立つ

としや君以外はリードクライミングをしなくてはならない。
クリップの練習をしてからリードクライミングに入るので、すぐに登れるとしや君から。
登るラインのロープを結んでいてもらう。
みんなのクリップを確認後、準備が出来ているはずのとしや君がすぐに登る。。。はずだったが、としや君がロープ装着に苦戦
時間がどんどん過ぎ、「登る時間がなくなる~」と他の3人はカリカリ

結局10分延長して、どうにか全員登るべきルートを登ったのだが、
後片付けをしていたら、としや君が膝を抱えて丸まっていた
「どうしたの?」と聞いたら、「のろまって言われた」と涙がポロリ。

時間がなくなりイライラしていたのはよく分かる。
でも、感情を言葉でぶつけてしまったら相手を傷つけるばかりだ。
誰が言ったのか、という詮索は慎重にしなくてはならないが、今回はその言葉を放った人間の名前をを聞いて、本人に伝えた。
感情を相手にぶつけたことで相手は傷ついている、と。
注意を受けた子は良く理解してくれたようだった。
としや君に謝りに行って、としや君も笑顔で和解した

本当の仲間になっていく過程で衝突はつきもの。
みんなで押し合い、へし合いしながら、強く育て

あ、あとロープ装着は基本です。
いつでも手早くきちんと出来るように練習しておこうね


<レッスン日誌>pump2キッズのためのレベルアップレッスン

2009-02-11 18:55:40 | クライミングレッスン報告
2月6日

ゴローちゃん&ミツキ。

今日は2人ともオレンジのトライもそこそこに課題作成大会。
ミツキは課題作成のことを「ステージを作る」と言うけれど、その言葉は他のクライマーには通じないかもしれないよ。

2人とも大きな動きの面白い課題が作れた
キッズのファイルに入れてあるから、他のみんなもトライしてみてね

ルートはゴローちゃんがいよいよリードクライミング入門に突入
今日はクリップを練習する。
去年のクリスマス会のフリーマーケットでゲットした、マイ・クイックドローで練習だ
やりたかっただけあって上手い、上手い

クリップ練習の後、トップロープで一反木綿の茶■(10a)を登った。

ミツキは登ったルートの復習でギャラリーの緑■。
10本登ったら5.9の登れていない課題にチャレンジだからね

でも、ルートにだいぶ前向きに取り組むようになって来た。
ハーネスなどもきちんとはけるようになって、成長してきたよ


<レッスン日誌>ビッグロックスクール

2009-02-11 18:41:35 | クライミングレッスン報告
2月4日

今のメンバーは3人ながら、以前に比べだいぶ意識が高くなってきた
意識が高くなると練習もしっかり考えながらするようになるから、自然と上達もする

カエデは「ニコちゃん」課題オールクリアに向けてダッシュ
一気に5課題位登った

yuiは新しいスラブⅡで大人用の中級課題に挑戦、緑テープ(4級くらい)を登り、さらには茶色(3級くらい)も1本落とした
こういうホールドの配置のときはこういう動き、というようにムーブの組み立てが考えられるようになって来た
今後はゲームなどを取り入れながら、みんなのそうした成長がサポートして行けるといいなぁ。

しゅん君もきらりと光る動きをするようになって来た
まだ行き当たりばったりなので、登り始める前に課題をよく観察し、イメージしてからチャレンジするようにしてみようね。
今日はナント、スラブⅡの黄色(5級くらい)から緑(4級くらい)までが登れた

ルート。
カエデは前回より青■を1手前進させた。少しずつでも良いから、進歩していくことが出来ればOKだ。
yuiは青■(10a)をトップリードでクリア。yuiも思えば進歩したものだ
ラストに登るはずだったしゅん君。次に登るのは分かっているはず。
なのに準備が出来てなくて時間切れ。
今度からちゃんと準備して待つようにしましょう。

今日は今月誕生日を迎えるカエデの誕生会
プレゼントを喜んでくれて、うれしいよ


6時半からはリードクラスのユイちゃん。

100度の緑/(10c)のレッドポイントが目下の課題だ。

ボルダーでの基本ムーブの練習でアップした後、目標ルートをトップリードでチャレンジ
ところが足位置などで迷いまくり、2テン
どうもクリップが入ることでリズムがつかめず、混乱している様子
なのでクリップの入らないトップロープでのクライミングを2回連続で行い、登るためのリズムと足位置を体で覚えてもらう。
トップロープだと2回連続でも落ちずに登れたので、クリップをしたらリズムを戻し、そこからまた再スタートするんだよ、と説明して再度トップリード。
問題なく登った
次回はいよいよレッドポイントかな

最後の30分は前回引き続きユイちゃんママのビレイ講習
結構忘れていましたね~
定期的に練習しましょう


<レッスン日誌>pump2キッズのためのレベルアップレッスン

2009-02-10 16:33:43 | クライミングレッスン報告
2月3日

4時半からしょう君。

少しずつ被った壁がこなせるようになって来た。
今日はハングの白/が登れた。
これも長い間トライし続けて来た課題だ。

被った壁をトライしていると、そちらが登れていなくても知らないうちに力がついていて、微前傾の壁のグレードが上がったりする。
そんな効果があったのか、アース正面でも白を2本一撃していた

ルートは先週のリベンジでダイヤモンドの黄色↑(10a)のリード。
途中クリップを飛ばした上に、かなり上のクイックドローに伸びあがってクリップ。
これはちょっと危険だ。
もし、そのクリップに失敗したらグランドしてしまう危険性もある。
途中で声をかけて動揺しても困るので、降りて来てから注意を与える。

でも、きちんとリベンジしたね
登れない課題があると、しっかり克服していくのが彼の良い点だ


6時半からはミツキ、ユイト、たくや君。

今日もミツキはファイルを忘れてきた。
その行き当たりばったりなところを少しなおしたほうが良い、とも思うのだが、
そのおかげで人より練習していることになるから、今のところはま、いっか。
そのうちに克服しなくては先に進めない状況にぶち当たれば本気でなおすだろう。

たくや君はピンク課題をガンガン片付ける。
他の子が苦労している課題もほとんど一撃。
クライミングが大好きなだけあって、動きに迷いがない。

ミツキはチューブのオレンジ■。
最初はバタバタしていて動きに安定性がなかったけれど、足位置を決めることと次のホールドを取りに行くときに狙いを定めてから行くようにアドバイスしたら徐々に良くなり、5回目くらいで登れた

ユイトも苦労していたチューブの白/をきれいに登った
今の動き方を忘れないでね。

ルートはたくや君がダイヤモンドの緑■(5.8)を楽勝で登り、ユイトがダイヤモンドの茶■(5.9)をリードで難なく登った。
ユイトはリードがなかなか良い。頭の良い登りをするね
ミツキは以前苦労して登った茶■(5.9)の復習を選んだ。
彼なりに考えてトライしている様子
この努力が明日につながることを祈るよ。