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FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>ちびっこクラブ@pump2

2014-02-09 21:50:15 | クライミングレッスン報告
1月21日(火)
メンバー:トージ(小3)、りく(小2)、まなくん(小1)

今年になって2回目のスクール。
前回みんなに書いてもらった「今年の目標」を返却。
目標はいつでも心に留めておいて、それに向かって頑張るようにしようね

さて、楽しむクラスに入れているゲーム「どんじゃんけん」は、今はメンバーが3人なので2人対1人だ。
1人でも、運が良ければ、そして頑張れば、2人チームに勝てるチャンスがあることを、みんな経験で知っている
だから、大人に無理に入ってもらって人数合わせをするのはつまらないことだと思っている。
多勢に無勢でも、諦めなければチャンスはあるのだ

今日はまなくんが1人で大奮闘だった

ボルダーの時間。
りくもまなくんも、近頃は進級に対する欲が出て来た
今日はピンクテープ課題(8級)にチャレンジ
りくは2本、まなくんは1本、完登出来た

元来クライミングの素質があるトージは、ちびっこクラブに在籍ながら既に黄色テープ課題(6級)に取り組み中。
初級修了は6級~5級を10本登れば良いのだが、トージは10本完登

ルートはまなくんが5.5を、りくが5.8をそれぞれ完登
まなくんは少し前は高さが怖くてトップまで行けなかったのにね
りくは初めからクライミングの動きが良く出来る子だ
これは神様からのちょっとしたプレゼント
でも、このプレゼントは大事に磨いて行かないと、いつか光らなくなってしまうものなんだよ。
大事にしてね


トージはトップロープで10bを完登
いよいよリードクライミングだね

「ちびっこクラブ」はクライミング導入クラスなので、リードクライミングなど本格的な活動に入ると卒業となる。
トージも今回で「ちびっこクラブ」を卒業だ。
これから本格的なクライミング活動に入って行くのだから、今までの「遊び」の感覚から「本気」にシフトして行かなければならない。
それにはしっかりレッスンに来て、心構えを学んで行ってほしいものだね

レッスン終了後、今日はトージの卒業&トージとりくの誕生会を祝ってお菓子タイム
トージが卒業したらさみしくなるけど、また新しい仲間が来てくれると良いね




<レッスン日誌>チームFCC合同練習会

2014-02-08 22:45:35 | クライミングレッスン報告
1月18日(土)
メンバー:のんちゃん(小4)、たけくん(小4)、ユキちゃん(小5)、コージン(小5)、タクミ(中2)、コーヘイ(中2)

昨年末に初級を修了したコージン。
今年に入ってチームへの入会が決まった

チームの入会は一応選抜形式とさせて頂いており、初級が終了した時点でチームに入会する意思の有無を確認の上、以下の3点において検討させて頂き決定している。
1、地道に継続的に努力を続け、着実に実力を上げて来ているか。
2、クライミングに真面目に取り組み、アウトドアも競技も、ともに意欲的に取り組んでいるか。
3、ご家庭においてもお子さんへのクライミング活動を応援し、自分たちに出来得る限りのサポートを惜しまない、という熱意を感じ取ることができるか。さらにその教育方針が当クラブの方針と一致しているか。

もともとの素養は特には問わない。上記3点があれば、確実に力を伸ばして行くことが出来るからだ。


さて、今日はコージンがチームメンバーになって初めての合同練習会。
なのでコージンの「ウエルカムメニュー」を入れることにする。

練習会はミーティングから。ここでいつも連絡事項や座学を行ったりしている。

「ウエルカムメニューその1」は、ミーティング時の自己紹介シート。
自分の長所や短所、特技などを書き込んだ用紙を時計回りに回覧し、一言ずつコメントを書き込んでいく。
ウソかホントか分からないような、冗談めいた内容を書く子もいるが、それはそれで受け容れることにしている。
冗談の内容もまた、「その人」を知る手掛かりなのだ。
今日はみんな着席するなり、「今日はコージンが初参加だから、例のあれ、やるんでしょ」と何気なく楽しみにしている様子
なるべく気の利いた一言を書きたくて、みんな真剣な顔で取り組んでいた

ミーティングではそのほか、本来のメニューも。
毎年年初めに行っている、自分の将来の夢と現状とのすり合わせだ。
みんな結構夢が大きい
それはそれで結構なことだけど、夢に見合った努力をするための「必死さ」を身につけないといけないな~

ちょっと時間が押して、いよいよ実技。
今日は「ウエルカムメニューその2」、ボルダリングでのゲームだ。
今までは私がゲームの内容を決めていたのだが、いろいろなゲームを経験して来たこともあり、今日はチームの子どもたちに決めてもらうことにした

彼らが選んだのは、ムーブ当てゲーム。
2人ずつのチームに分け、各チームはテーマとなるムーブを入れた課題を作成し、他のチームがその課題を登る。
課題が登れるごとに得点し、さらにテーマとなるムーブを当てたらまた得点。
最後に、設定ムーブを崩して完登出来たらボーナス点を得点し、一番得点数の高かったチームが勝利というもの。
今までと異なり、今日はコーヘイ&タクミの中学生チーム、ユキちゃん&のんちゃんの女子チーム、たけくん&コージンの4,5年チームというチーム分けにし、中学生チームにはハンデを与えることにした。
と言うのも、年上の子と年下の子を組ませると、年下の子は遠慮してしまって活き活きとアイデアを出すことがなくなるからだ。
今日はみんな目を輝かせて自分たちの課題を考え、意気揚々と発表
結果、たけくん&コージンの4,5年チームが、まさかの勝利をおさめた

このゲームの途中ですでに時計は5時半をまわり(終了は6時)、子どもたちはみんな「今日はルートの時間はないね」「ないないムリっしょこの時間からじゃ」とウキウキした声。
「いーや、それは甘いルートは必ずやるって、いつも言っているでしょ」と私。

かくして、残り20分くらいでみんな自分の狙っているルートを1回、全力トライ

コージンは今の自分の限界グレードである10bを完登

「もう疲れているから簡単なのでいいですか?」と言うのんちゃんには、力の出し惜しみをしないように注意。以前ギリギリでレッドポイントしたツナミの11a赤■を、気持ちを入れ替えて選んだのんちゃんは、気合いの入ったトライで見事完登
ほらねいつも全力でトライすれば、神様は微笑んでくれるんだよ~

たけくんは新しくツナミの10d青/にチャレンジしたけれど、甘いホールドで耐えて一手出すことが出来ず敗退思い切りが出せなかったね。

ユキちゃんはトライ中のツナミの12c赤↑を。でも前回のレッスン時と同様、リップのところで敗退

タクミはテクニックが使えずに苦労の末レッドポイントした11bをリピートこういう処理がすぐに出て来るようにしないとね

コーヘイは新たにトライし始めたツナミの13cピンク■。時間がないのでテンション3回まで。3テン目で最終面まで迫ったが、あと数手でトップアウト出来ずに今日は終了~残念でした

かなり時間が超過してしまったけれど、子どもたちにはルートでも充実してもらえて良かった ビレイのお手伝いを頂いた保護者の方々、ありがとうございました



<アウトドアレッスン日誌>城ケ崎合宿2014 ⑤

2014-02-07 13:04:37 | クライミングレッスン報告
宿に帰って、7時に朝食。

 ↓お腹すいた~!準備準備♪


ここ「大重丸」の食事は古き良き日本の朝ご飯。
とてもおいしいアジの干物を食べさせてくれる。
が、魚を食べ慣れないていない現代の子どもたちは、アジの干物と悪戦苦闘・・・だった
挙句の果てに、身がほとんどついたままお皿に取り残される始末で、私が骨まで食べてしまうのをびっくりして見ていたものだ
そんな子どもたちも、毎年ここへ通うにつれてきれいに残さず食べられるようになってきた


そういう日常の些細なことが出来るようになったら、それをなるべく褒めるように努めている。
食事、生活、日常の全てのことが自分の上達したいことの肥やしになって行く。
そのことを理解してくれると嬉しいのだが


朝ごはんのあとは係の指示に従って荷造り
荷物はクライミングから帰って来るまで宿の一室にまとめて置かせてもらうようお願いしてある。
みんなが準備をしている間に、日帰り参加のタイゴも無事到着

全員揃い、準備も出来たところで2日目のクライミングに出発
エリアも昨日と同じなので、昨日覚えた道を自分たちの力で行く。
中学生たちは小さい子どもたちの面倒を見てあげるなど、後輩たちへの目配りが出来るようになって来ていた

エリアに着いたら、私はトップロープを張りに出かけ、子どもたちはボルダリング。
リーダー役のチームメンバーもそれなりに考えたようで、2日目は昨日より少し難しい課題が設定出来る場所に後輩たちを案内している様子だ。
コーヘイも今日は昨年登れていない12aをやるつもりなので、ボルダリング組にまわる。


子どもたちの要望で昨日と同じラインにトップロープを張り、準備完了
2日目の子どもたちも、今日初めてのタイゴとコーキも、それぞれに出来る限りのトライをして成果を出していた
「今日は体が動かない~」とのんちゃん。
寝不足が原因かな?と言うと、「あ、そっか」と納得していた



クライミングの合間の楽しみも、子どもたちは休みなく活動
昨日の反省会で「先ずクライミングありき」で!ということを確認したためか、今日はみんなバランス良くクライミングとその他の活動を行っていた

 ↓次のトライへ向けてのエネルギーチャージ?


今日のお昼ご飯は宿が用意してくれたお弁当
とてもおいしかったですよ~
今年もお世話になりました

午後3時半に終了。いったん宿へ帰り、荷物をピックアップして解散。
急ぐ人は宿が車で駅まで送ってくださった。
あとの人達は歩いて駅まで
駅まで結構あるよ、大丈夫?と言うと、「岩場まで歩けたんだから、駅までなんてへっちゃらだよ」と元気良く答えるリューセイ。
子どもたちは自然の中の体験を繰り返すにつれ、少しずつ逞しくなって来ているんだね

いろいろな面でみんなの成長や課題が見えた今回の合宿だった。
忙しい中子どもたちを連れて来てくださり、さらにずっとビレイやボルダリングのスポットなど、子どもたちのサポートをしてくださった保護者の皆さま、本当にありがとうございました

<アウトドアレッスン日誌>城ケ崎合宿2014 ④

2014-02-05 13:05:01 | クライミングレッスン報告
1月12日(日)
メンバー:ミサキ(小2)、ゲンちゃん(小2)、のんちゃん(小4)、リューセイ(小4)、たけくん(小4)、ユキちゃん(小5)、コーキ(小5)、タイゴ(小5)、りょーた(小6)、コーヘイ(中2)、タクミ(中2)

今日は新たにコーキとタイゴを迎えて、11名となった。
コーキは昨夜宿に合流し、夕食後みんなとともに過ごした。

今朝は6時起床・・・とはいえ、まだ暗いので6時半に散歩に行けるように準備できればまだ寝ていても良いよ、と伝えに子どもたちの部屋へ。
6時半過ぎから朝の気持ちの良い空気を吸いに、散歩に出かける 
今朝は地元の人たちが浜辺でどんど焼きをしていた
 ↓これから散歩に行くコースを説明中

 ↓あの焚き火はなに?近寄ってみると、地元の人たちが「どんど焼き」をしていた

 ↓今朝は寒い!

 ↓堤防の上

 ↓登れるところは、必ず登る!

 ↓海~!

 ↓波打ち際へ行きたい!

~つづく~

<アウトドアレッスン日誌>城ケ崎合宿2014 ③

2014-02-04 12:17:22 | クライミングレッスン報告
宿に帰ったら先ずはミーティング
みんなで楽しく「お泊まり会」をするのも趣旨の一つではあるけれど、ある程度の規律は守ろう
係などの役割を決め、アウトドアクライミングでのマナーや注意事項を確認し、明日のクライミングでの目標を決めて発表してもらう。

ミーティングが終わったら、お風呂。
「大重丸」の近くの「みなとや」さんは温泉なのだが、クライマーだったり「大重丸」の宿泊者だったりすると、入浴代金を値引いてくれ、400円で入浴できる (子どもたちは300円だったかな?)
子どもたちはあまり長くお湯に浸かっていられないくせに温泉が大好き
お父さんやお母さんにおねだりし、もらったお小遣いを握りしめて「みなとや」さんへ。

お風呂から帰ったら、夕食までの間、ストレッチ大会
中学生2人が東京の強化で学んだストレッチを披露してくれた
このように後輩たちに「伝える」のも、とても大事な作業なのだ


さて、待ちに待った夕食の時間。
FCCの合宿では、子どもたちがお父さんお母さんの分までせっせと配膳
大変な思いをして連れて来てくれているのだから、当然だよね
 ↓お茶、足りるかな~?

 ↓みんな座った?足りない物ないかな?


リーダー役のタクミの号令で「いただきま~す


夕食後は子どもたちは子ども部屋で、大人たちは大人部屋でそれぞれ懇親会
ある程度の自律性を「信じ」て、他に迷惑を掛けない限りはあまりうるさく子ども部屋をチェックしたりはしないように気をつけている。
多少の寝不足で翌日体があまり動かなくても、それは自分の自己管理の問題であることを自分の経験で学んでほしい。
11時ごろには寝静まった模様
今回は、大人の方が盛り上がってしまった