11月5日に東京キネマであったフォズのアナザーファイナル
の「組曲 白鯨 Premium Live」にて演奏されたという「MorroW」
という曲。この曲は2004年に出された「boat4」というミニアルバムの
冒頭に入っている曲だ。
私がFoZZtoneに出会ったのは2007年12月に
「黒点」がリリースになってSSTVで流れていた頃だ。あのMVを見て
一瞬そこに釘付けになったのを今も覚えている。
「フォズトーン」ってなんだか楽器みたいな名前だなって思った。
サキソフォーンとかそういう類いの。
2008年になってから彼らのCDをその時に出ているすべてを
買った。インディーズ時代のも含めて。
その中に「boat 4」もあったんだ。
なんでそんなタイトルなんだろう?って
思っていた。そこからすでに海はあった。
「MorroW」ってどうしてMとWが大文字なんだろう?
って思っていた。とにかく彼らのことを何も知らなかったし
私はどうも音楽を聴いているだけで安心してしまうようで
彼らのことをいろいろ知るようになったのはほんの
最近のことなのかもしれない。
MとWってMasashi Wataraiのイニシャルだなって
思ったのも最近。もちろんそれは私が勝手に思ったこと。
あるいはMは山に日が沈むイメージで
Wは谷から日が昇って行くイメージなのかとも思った。
morrowは古語で「朝」すなわちmorningのこと。
tomorrowは明日ってことだけれど
これはto morrowってことで「朝へ向かう」ってことで
これが明日を表すのかな?
渡會さんは「朝」のイメージの曲をたくさん書いている。
おそらく彼は夜明け前から本格的に朝が始まる時間が好きなんだろう。
私も昔からその時間帯にいろいろな思い出がある。
高校も大学も遠くて、社会人になってからは職場も遠くて
いつも5時起きだったんだけれど、まだ外は夜みたいに真っ暗だった。
そこからだんだん空が群青色からうすい青い色になって白くなっていく感じ。
あるいは群青色に強い赤が見えたと思ったら、そこがオレンジに変わり
そしてだんだんオレンジもうすまっていく感じ。
そんな朝が私に毎朝希望や負けないぞという力を与えてくれていた。
この「MorroW」を初めて聴いた時はまさにそんな私の朝が
そこにあって、ほんと「光が射して、体を刺して」っていう
表現が痛いほど体に入って来た。
「NEW WORLD」というアルバムが出た今
これを改めて聴くとここに「NEW WORLD」が
出来るデッサンがあったんだと驚く。
これをキネマでやったというのはそういう事からではないか
と思った。(あくまで私の勝手な想像だ)
村上春樹の小説でいうなら
「NEW WORLD」が「ノルウエーの森」で
「MorroW」が「蛍」だ。
渡會氏はこの「MorroW」を書いた時には
まだそんな長編を書くなんて思っていなかっただろうけれど
彼が過ごして来た年月やできごとがこうして
「NEW WORLD」その中でも「白鯨」という組曲を
書かせるに至ったんだと感じている。
私は初めてフォズトーンと出会った時から
渡會氏にはどこか緑色というか蛍の光色というのかを
感じていた。私の好きなアーティストにはそんな光を
放つ人が多い。真田氏もそんなひとりだ。
「蛍の光」っていうスコットランド民話に
日本詩をつけた歌がある。
子どもの頃
♪ほたるのひかり窓の雪~♪っていうのを
聞いて、ほたるのひかりはなぜか黄色っぽいって
思っていた。
でも、大人になって初めて田舎に住んで
真っ暗な川辺で見た蛍の大群の光は
グリーンだった。
とても繊細だけれどしっかり照らしてくれるグリーンだった。
村上春樹のそれらの作品の主人公のように
私もビンに蛍を何匹が捕らえて、家に持ち帰った。
机の上に置いたそのビンが電気を消した部屋の中で
ほわ~ほわ~っと緑の光を放つ。
それがなんと明るい事か。
ほんと「蛍の光」の歌のように本をその光で
読めてしまう。
ただ、蛍はそんなパワーを出してしまうから
力つきてしまうんだろう。でも、そのビンに
入れていた蛍たちは見事に脱走をはかり
どうやらまた飛び立っていったようだ。
そこで息絶えていたら可哀想なことしたと
思ったかもしれないけれど、緑の光が
外の闇に飛んで行くのが見えたから
また仲間のところへ行ったんだろうって。
そういえば、渡會さんのかつてデザインした
グラニフのTシャツの色は緑だったし
最近、頻繁に彼の口から放たれる言葉
「ネギ」も緑だよね。
もしかしたら、蛍よりネギ系なのかな(笑)
村上氏の小説に「めくらやなぎと眠る女」っていうのがあるけど
なんかそれが渡會さんなら「ふかやねぎと眠る男」になりそうだ。
の「組曲 白鯨 Premium Live」にて演奏されたという「MorroW」
という曲。この曲は2004年に出された「boat4」というミニアルバムの
冒頭に入っている曲だ。
私がFoZZtoneに出会ったのは2007年12月に
「黒点」がリリースになってSSTVで流れていた頃だ。あのMVを見て
一瞬そこに釘付けになったのを今も覚えている。
「フォズトーン」ってなんだか楽器みたいな名前だなって思った。
サキソフォーンとかそういう類いの。
2008年になってから彼らのCDをその時に出ているすべてを
買った。インディーズ時代のも含めて。
その中に「boat 4」もあったんだ。
なんでそんなタイトルなんだろう?って
思っていた。そこからすでに海はあった。
「MorroW」ってどうしてMとWが大文字なんだろう?
って思っていた。とにかく彼らのことを何も知らなかったし
私はどうも音楽を聴いているだけで安心してしまうようで
彼らのことをいろいろ知るようになったのはほんの
最近のことなのかもしれない。
MとWってMasashi Wataraiのイニシャルだなって
思ったのも最近。もちろんそれは私が勝手に思ったこと。
あるいはMは山に日が沈むイメージで
Wは谷から日が昇って行くイメージなのかとも思った。
morrowは古語で「朝」すなわちmorningのこと。
tomorrowは明日ってことだけれど
これはto morrowってことで「朝へ向かう」ってことで
これが明日を表すのかな?
渡會さんは「朝」のイメージの曲をたくさん書いている。
おそらく彼は夜明け前から本格的に朝が始まる時間が好きなんだろう。
私も昔からその時間帯にいろいろな思い出がある。
高校も大学も遠くて、社会人になってからは職場も遠くて
いつも5時起きだったんだけれど、まだ外は夜みたいに真っ暗だった。
そこからだんだん空が群青色からうすい青い色になって白くなっていく感じ。
あるいは群青色に強い赤が見えたと思ったら、そこがオレンジに変わり
そしてだんだんオレンジもうすまっていく感じ。
そんな朝が私に毎朝希望や負けないぞという力を与えてくれていた。
この「MorroW」を初めて聴いた時はまさにそんな私の朝が
そこにあって、ほんと「光が射して、体を刺して」っていう
表現が痛いほど体に入って来た。
「NEW WORLD」というアルバムが出た今
これを改めて聴くとここに「NEW WORLD」が
出来るデッサンがあったんだと驚く。
これをキネマでやったというのはそういう事からではないか
と思った。(あくまで私の勝手な想像だ)
村上春樹の小説でいうなら
「NEW WORLD」が「ノルウエーの森」で
「MorroW」が「蛍」だ。
渡會氏はこの「MorroW」を書いた時には
まだそんな長編を書くなんて思っていなかっただろうけれど
彼が過ごして来た年月やできごとがこうして
「NEW WORLD」その中でも「白鯨」という組曲を
書かせるに至ったんだと感じている。
私は初めてフォズトーンと出会った時から
渡會氏にはどこか緑色というか蛍の光色というのかを
感じていた。私の好きなアーティストにはそんな光を
放つ人が多い。真田氏もそんなひとりだ。
「蛍の光」っていうスコットランド民話に
日本詩をつけた歌がある。
子どもの頃
♪ほたるのひかり窓の雪~♪っていうのを
聞いて、ほたるのひかりはなぜか黄色っぽいって
思っていた。
でも、大人になって初めて田舎に住んで
真っ暗な川辺で見た蛍の大群の光は
グリーンだった。
とても繊細だけれどしっかり照らしてくれるグリーンだった。
村上春樹のそれらの作品の主人公のように
私もビンに蛍を何匹が捕らえて、家に持ち帰った。
机の上に置いたそのビンが電気を消した部屋の中で
ほわ~ほわ~っと緑の光を放つ。
それがなんと明るい事か。
ほんと「蛍の光」の歌のように本をその光で
読めてしまう。
ただ、蛍はそんなパワーを出してしまうから
力つきてしまうんだろう。でも、そのビンに
入れていた蛍たちは見事に脱走をはかり
どうやらまた飛び立っていったようだ。
そこで息絶えていたら可哀想なことしたと
思ったかもしれないけれど、緑の光が
外の闇に飛んで行くのが見えたから
また仲間のところへ行ったんだろうって。
そういえば、渡會さんのかつてデザインした
グラニフのTシャツの色は緑だったし
最近、頻繁に彼の口から放たれる言葉
「ネギ」も緑だよね。
もしかしたら、蛍よりネギ系なのかな(笑)
村上氏の小説に「めくらやなぎと眠る女」っていうのがあるけど
なんかそれが渡會さんなら「ふかやねぎと眠る男」になりそうだ。