HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

ブルース・スプリングスティーン

2005年06月04日 | 音楽・映画・本
以前にも書いたけど彼の「明日なき暴走」という曲が好きで、彼の書く詩が好きです。といっても彼の詩は詩というより短編小説みたいなんです。村上春樹のスタイルがニューヨーク系の作家の影響を受けていると前に書いたけど、たとえば最近村上氏訳で出た『ライ麦畑でつかまえて』で有名なJ.D.サリンジャーやアーウィン・ショー(『夏服の女たち』など)などの作家もニューヨーカーなんだけど、彼らの小説とブルースの書く詩は共通するものがあるんです。ボブ・ディランのように大きな政治的な詩ではなく、小さな町とかが舞台なんだけど、そこでの人々の生きざまや葛藤なんかが描かれているんです。それぞれの歌にそれぞれの主人公がいて・・・。聴いていると1つの短編映画を見ているような気になるそんな詩なんです。

私は『トンネル・オブ・ラブ』というアルバムの輸入盤をもっているんですが、このアルバムはホント短編小説を読んでいるような心を掘り起こされるような曲が集まっているんです。あと『明日なき暴走』のは日本盤で。『THE RIVER』というアルバムもいいアルバムで、今度紙ジャケットで再販されるようなので、欲しいなと思ってます。ブルースの曲を聴いているといろんな地名や遊園地の名前だったりが出てくるんですが、それが妙に記憶に残って、その地名とかをどこかで聞くと胸がきゅんとしてしまうんですよ(笑)結構せつない詩が多いからかな?

彼はソロの他、Eストリートバンドとしてもライブをしているんですが、ソロアーティストだと思います。前にも書いたけど、イギリスで彼のライブを見たのですが、素晴らしかったです。ほんと男の人も惚れます(笑)

もうすぐ彼のアルバムのすべてが紙ジャケットで再販されるし、新譜も出たので、チャンスがあれば聞いてほしいな~。

そうそう、最近あった電車の中でのこと。ブルースのCDの歌詞カードをずっと読んでいる30代ぐらいのサラリーマンらしき人が私の近くに立たれました。思わず声かけそうになりました(笑)って電車女じゃあるまいし・・・。でも、いつまでもロックを愛する人は素晴らしい人です。
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