もうだいぶ経ってしまった。
先月3月31日(土)に大阪のなんばHATCHに久しぶりに行ってきた。
なんばHATCHは2年3ヶ月ぶりだ。NICO Touches the Wallsのライブを見て以来。
Nothing's Carved In StoneとTHE BACK HORNとの対バンのことを
去年の年末のRADIO CRAZYで生形さんがステージで言って
なんてすごい2マンだろうって思った。
いつなのかドキドキしていたら、ギリギリ行ける日だった。
実はTHE BACK HORNのライブはまだ未体験だった。
彼らに注目するようになったのは
やっぱり細美さんとバックホーンのメンバーとの対談からだった。
細美さんがその時にバックホーンの「晩秋」が一番好きだと
言ったので、一番初めに買ったアルバムが「何処へ行く」だった。
そのせいか、いまだにこのアルバムの初期衝動のような青さが
すごく好きだ。最初に買ったのがインディーズ盤であったわけで
メジャーアルバムを買うのはそれからだいぶ経ってしまった。
ある意味、自分がのめり込む可能性を秘めたバンドだというのは
わかっていたから、あえて近づかなかった感じもある。
スペースシャワーTVで見る松田さんの人柄もあったかくて
わかってた。好きになってしまうことを。
でも、あえて何年も避けて来ていた。
そして、ついにこの日がやってきたんだ。
しかも奇しくも細美さんのかつての仲間、生形さんのバンドとの共演。
ぐるぐると糸は紡がれていくんだね。
さて、この日は最初雨模様だった。
しかし、自分で言うのもなんだけれど晴女なので
やっぱり私が外に出ている間は雨はやんでいた。
グッズ販売にはかなり長蛇の列で、2バンドのコラボTシャツが
やっぱり人気だった。ナッシングスサイドのコラボTと
バックホーンサイドのコラボTがあって
私は機関車がデザインされていたバックホーンサイドのコラボTを
買った。2バンドの名前はちゃんとあって、こういうのって
なかなか貴重だよな~って思ってたら、やっぱりライブ後にはソールドアウトだった。
ファンの方が載せていたセットリストや自分の記憶を
まぜてのセットリスト
<THE BACK HORN>
雷電
罠
一つの光
桜雪
クリオネ
真夜中のライオン
コバルトブルー
刃
世界中に花束を
シリウス
<Nothing's Carved In Stone>
Truth
Spiral break
November 15th
Chain Reaction
Falling Pieces
Inside Out(新曲)
Pride(新曲)
Diachronic
Rendaman
Around the Clock
Isolation
Chaotic Imagination
セットリストみて思うけれど
見事にタイトルが全部日本語と
全部英語に分かれている。
超日本語で歌い上げるバックホーンと
ほぼ英語で歌い上げるナッシングス
このコントラストがいっそうお互いにもう一つのバンドを
浮き上がらせたようにも思えた。
バックホーンの演奏が始まって
もう、ほんと引き込まれるのに時間はかからなかった。
あっという間だ。
その熱というのかステージから
ぐわ~んと魂攻撃を受けたかのように
ろくろく首の首がびよ~んと会場を一周していくように
その歌と演奏は会場を一周してステージに引っ張り込んだ。
山田将司というボーカリストの声がこんなにも
伸びやかに動き回って、しかもまるで火の玉を声につけているかのように
矢継ぎ早にこの心に飛び込んで熱くしていく。
ほんとうに惚れちゃう声だ。
って惚れちゃったよ。
そういえば、日本のロック界にはMasashiという名前の
素敵なロックボーカリストが2人もいるんだね。
バックホーンの山田将司氏と
フォズトーンの渡會将士氏
なんかバンド名をカタカナにしたら文字数いっしょだし、
名前のひとつの漢字もいっしょだね。
どっちもほんと素晴らしいよ。
新曲の「一つの光」はライブだとさらに大きな光になった。
ステージから前方向へ光がぱあ~っと射していく感じだった。
彼らの演奏や歌い方を見ていて、
90年代後半のバンドの良さと今のエモ系あるいはパンク系のバンドの良さを
自分たちのものにしてしまっている90年代と今の時代をつなげているバンドだなって
SIAM SHADEのようなギターワークやドラミングやあの時代の懐かしい感覚を
思い出しつつも、新しさもそこにあって。
「クリオネ」はどんな風になるのかな~って
思ってたら山田さんがアコギをもってほんと日本語なのにイギリスの香りを感じた。
なんだろう、あの空気感。イギリスでもスコットランドに近い方の空気感。
「コバルトブルー」なんてあのリズムやギターワークはやっぱり
SIAM SHADEを思い出しちゃう。ヘドバンしたくなっちゃう感覚。
どうして、こんなに魂をさらけ出すような
感情を吐き出すような歌い方ができるんだろう。
山田さんの全身全霊がほんとうに会場のすべての人たちに
降り注いできて、なんかみんなの魂がひとつに合体しちゃうような
まさに「共鳴」だった。
全体的にやっぱり男性ファンの方が多かったように思えるけれど
ひとりで来ているバックホーンと同世代の人たちも
ほんとうに好きなんだなってそばにいて感じるほどの
熱をもって聞き入ってたし、体を揺らしていた。
「世界中に花束を」を聴いている時は
なんか感動の域を超えて、彼らに自分も同化しているような
夢心地になった。そして泣きそうになった。
ラストは新曲「シリウス」
♪立ち尽くすあなたのため 今何ができるのだろう
この歌はやっぱり震災後の人々のことを思いながら
作ったんだろうね。
彼らの歌には
「魂」とか「命」とか「熱」がいっぱいで
それが会場をでっかく包んでいく。
すごいものを見たってそう心から思ったし
感動の膨張ってこういうのを言うんだって
得体の知れない「生きる力」みたいなものをもらった。
山田さんはあまりしゃべらなかったけれど
ぼそっと「いい日になるよ。」って
2回くりかえして言った。
ほんといい日になった。
最初がバックホーンで人間味が溢れて
会場ももうすでにヒートアップしていたけれど
ナッシングスが始まるとまた違う世界がそこで展開された。
ほんと申し訳ないけれど、いまだに村松君には
アブストの村松君のイメージがぬぐえない。
だから、つい近かった時のイメージがどこかちらついて
ほんとその成長ぶりっていうと失礼かもしれないけれど
凄い人になったんだねって
まるで夢を叶えた生徒を見る先生のような気持ちになってしまう。
やや客観性に欠ける部分もあるのかな~って。
ただ、ステージを見ていて、彼は変わってしまったなって。
それはいいとか悪いとかじゃないよ。
彼はナッシングスの彼になったんだって。
あのアブストの時の彼独特の揺れる演奏や歌い方が
ほとんど見られなかったから。
あの時代は顔もよく見えない感じで
その揺れるシルエットが彼の存在を示す感じだったけれど
今は堂々と会場を見据え、顔をしっかり見せて
体をゆらゆら揺らすこともなく、しっかりとギターを演奏し
そして力強く前向きに歌う。
もう忘れないといけないのかな?
あの頃の君を。
生形さんもエルレの時代よりかえって若くなった。
あの時代はきっと気を使っていたんだね。
今はなんか野に放たれた鳥のように自由に飛んでるような感じだ。
ひなっちもテナーとあれだけ雰囲気を変えられるんだね。
彼も楽しそう。
オニィのドラミングも最高。
彼らの曲はいつも精密でバックホーンがアナログ的なら
彼らはデジタル的だ。
バックホーンがワイルドなら
ナッシングスはスタイリッシュだ。
まるで音楽界の東大生のような演奏をしかけてくる。
どうなってるの?っていうぐらい難しい演奏を
やってのける。
これでもかこれでもかというテクニック。
こういうことをしているのが本当に楽しいんだなって
感じられる。どれだけ難しい演奏を極めるの?って
思う程、あまりのレベルに圧倒される。
たとえが悪いかもしれないが、イメージは
ガンダムやエヴァの高性能のロボット部分や
操縦技術自体がボーカル以外のメンバーで
成り立ち、その操縦席に座るひとりの
人間味あふれる少年のアムロやシンジが
村松君のような気がした。
ナッシングスは村松君が心の役割をしていると
今回感じた。
こういう書き方をすると
他のメンバーには心がないのかというような
誤解を受けそうだから、それはたとえであって
生形さんもひなっちもオニィも3人とも
暖かい人柄は個々にはあって、それを
いつも感じているし、3人も大好きだ。
でも、3人が合体するとどこか職人魂が
炸裂して、より高性能なものへと
思いがいってしまっているような気もしている。
ギターキッズなどにはたまらない師匠と
成りうる人たちであるのは確かだし、
日本のロック界でもトップクラスであると思っているし、
そんなバンドと出会えて本当にうれしいんだけれど
バックホーンのようなまだ土臭い部分も
忘れないでほしいと願うんだ。
バックホーンが終わって、
ナッシングスが始まった時に
村松君が会場に向かって
「お前ら共鳴しあってたじゃん」って言ったのが
今でも頭から離れない。
そのとおりだった。
バックホーンの時にほんとうに共鳴しあってた。
その共鳴をそのままナッシングスにいくには
ナッシングスの立ち位置が高過ぎて
手をのばして、握手するのが精一杯って感じだったのかもしれない。
まさに互いのツアータイトルが象徴してるね。
ナッシングスは指先から手からのメッセージ(HAND IN HAND)
バックホーンは歌を投げかけて響かせるメッセージ(共鳴)
ライブは本当に素晴らしかった。2バンドとも。
村松君のボーカルにはやっぱり心を強く惹き付けられるし
この歌い方が好きだと改めて思う。
生形さんの出すギターの音も好きだし
ひなっちのベースもやっぱり感動する。
オニィのドラミングにも惚れ惚れする。
こんなに好きなのに。
でも、もっと土臭さが欲しいと
最近は思う。
年とったのかもね、私(笑)
November 15が聴けたのはうれしかったし
新曲が2曲も聴けたのもよかった。
早く、新しいアルバム聴きたい。
生形さんにも村松君にも土臭さを求めてしまうのは
きっとそれぞれを土臭いライブハウスで
遠い昔に見たせいだろうね。
あの頃のあなたたちはそれぞれに
不安や葛藤を抱えて、こんな今を
きっと想像してなかったものね。
私はある意味、ひとつの夢はこうして叶っている今を
心から祝福したいし、これからもずっと音楽で
人に感動を与え続けていってほしいと思っている。
今、Chain Reactionが頭の中でぐるぐる鳴っている。
名曲だね。
先月3月31日(土)に大阪のなんばHATCHに久しぶりに行ってきた。
なんばHATCHは2年3ヶ月ぶりだ。NICO Touches the Wallsのライブを見て以来。
Nothing's Carved In StoneとTHE BACK HORNとの対バンのことを
去年の年末のRADIO CRAZYで生形さんがステージで言って
なんてすごい2マンだろうって思った。
いつなのかドキドキしていたら、ギリギリ行ける日だった。
実はTHE BACK HORNのライブはまだ未体験だった。
彼らに注目するようになったのは
やっぱり細美さんとバックホーンのメンバーとの対談からだった。
細美さんがその時にバックホーンの「晩秋」が一番好きだと
言ったので、一番初めに買ったアルバムが「何処へ行く」だった。
そのせいか、いまだにこのアルバムの初期衝動のような青さが
すごく好きだ。最初に買ったのがインディーズ盤であったわけで
メジャーアルバムを買うのはそれからだいぶ経ってしまった。
ある意味、自分がのめり込む可能性を秘めたバンドだというのは
わかっていたから、あえて近づかなかった感じもある。
スペースシャワーTVで見る松田さんの人柄もあったかくて
わかってた。好きになってしまうことを。
でも、あえて何年も避けて来ていた。
そして、ついにこの日がやってきたんだ。
しかも奇しくも細美さんのかつての仲間、生形さんのバンドとの共演。
ぐるぐると糸は紡がれていくんだね。
さて、この日は最初雨模様だった。
しかし、自分で言うのもなんだけれど晴女なので
やっぱり私が外に出ている間は雨はやんでいた。
グッズ販売にはかなり長蛇の列で、2バンドのコラボTシャツが
やっぱり人気だった。ナッシングスサイドのコラボTと
バックホーンサイドのコラボTがあって
私は機関車がデザインされていたバックホーンサイドのコラボTを
買った。2バンドの名前はちゃんとあって、こういうのって
なかなか貴重だよな~って思ってたら、やっぱりライブ後にはソールドアウトだった。
ファンの方が載せていたセットリストや自分の記憶を
まぜてのセットリスト
<THE BACK HORN>
雷電
罠
一つの光
桜雪
クリオネ
真夜中のライオン
コバルトブルー
刃
世界中に花束を
シリウス
<Nothing's Carved In Stone>
Truth
Spiral break
November 15th
Chain Reaction
Falling Pieces
Inside Out(新曲)
Pride(新曲)
Diachronic
Rendaman
Around the Clock
Isolation
Chaotic Imagination
セットリストみて思うけれど
見事にタイトルが全部日本語と
全部英語に分かれている。
超日本語で歌い上げるバックホーンと
ほぼ英語で歌い上げるナッシングス
このコントラストがいっそうお互いにもう一つのバンドを
浮き上がらせたようにも思えた。
バックホーンの演奏が始まって
もう、ほんと引き込まれるのに時間はかからなかった。
あっという間だ。
その熱というのかステージから
ぐわ~んと魂攻撃を受けたかのように
ろくろく首の首がびよ~んと会場を一周していくように
その歌と演奏は会場を一周してステージに引っ張り込んだ。
山田将司というボーカリストの声がこんなにも
伸びやかに動き回って、しかもまるで火の玉を声につけているかのように
矢継ぎ早にこの心に飛び込んで熱くしていく。
ほんとうに惚れちゃう声だ。
って惚れちゃったよ。
そういえば、日本のロック界にはMasashiという名前の
素敵なロックボーカリストが2人もいるんだね。
バックホーンの山田将司氏と
フォズトーンの渡會将士氏
なんかバンド名をカタカナにしたら文字数いっしょだし、
名前のひとつの漢字もいっしょだね。
どっちもほんと素晴らしいよ。
新曲の「一つの光」はライブだとさらに大きな光になった。
ステージから前方向へ光がぱあ~っと射していく感じだった。
彼らの演奏や歌い方を見ていて、
90年代後半のバンドの良さと今のエモ系あるいはパンク系のバンドの良さを
自分たちのものにしてしまっている90年代と今の時代をつなげているバンドだなって
SIAM SHADEのようなギターワークやドラミングやあの時代の懐かしい感覚を
思い出しつつも、新しさもそこにあって。
「クリオネ」はどんな風になるのかな~って
思ってたら山田さんがアコギをもってほんと日本語なのにイギリスの香りを感じた。
なんだろう、あの空気感。イギリスでもスコットランドに近い方の空気感。
「コバルトブルー」なんてあのリズムやギターワークはやっぱり
SIAM SHADEを思い出しちゃう。ヘドバンしたくなっちゃう感覚。
どうして、こんなに魂をさらけ出すような
感情を吐き出すような歌い方ができるんだろう。
山田さんの全身全霊がほんとうに会場のすべての人たちに
降り注いできて、なんかみんなの魂がひとつに合体しちゃうような
まさに「共鳴」だった。
全体的にやっぱり男性ファンの方が多かったように思えるけれど
ひとりで来ているバックホーンと同世代の人たちも
ほんとうに好きなんだなってそばにいて感じるほどの
熱をもって聞き入ってたし、体を揺らしていた。
「世界中に花束を」を聴いている時は
なんか感動の域を超えて、彼らに自分も同化しているような
夢心地になった。そして泣きそうになった。
ラストは新曲「シリウス」
♪立ち尽くすあなたのため 今何ができるのだろう
この歌はやっぱり震災後の人々のことを思いながら
作ったんだろうね。
彼らの歌には
「魂」とか「命」とか「熱」がいっぱいで
それが会場をでっかく包んでいく。
すごいものを見たってそう心から思ったし
感動の膨張ってこういうのを言うんだって
得体の知れない「生きる力」みたいなものをもらった。
山田さんはあまりしゃべらなかったけれど
ぼそっと「いい日になるよ。」って
2回くりかえして言った。
ほんといい日になった。
最初がバックホーンで人間味が溢れて
会場ももうすでにヒートアップしていたけれど
ナッシングスが始まるとまた違う世界がそこで展開された。
ほんと申し訳ないけれど、いまだに村松君には
アブストの村松君のイメージがぬぐえない。
だから、つい近かった時のイメージがどこかちらついて
ほんとその成長ぶりっていうと失礼かもしれないけれど
凄い人になったんだねって
まるで夢を叶えた生徒を見る先生のような気持ちになってしまう。
やや客観性に欠ける部分もあるのかな~って。
ただ、ステージを見ていて、彼は変わってしまったなって。
それはいいとか悪いとかじゃないよ。
彼はナッシングスの彼になったんだって。
あのアブストの時の彼独特の揺れる演奏や歌い方が
ほとんど見られなかったから。
あの時代は顔もよく見えない感じで
その揺れるシルエットが彼の存在を示す感じだったけれど
今は堂々と会場を見据え、顔をしっかり見せて
体をゆらゆら揺らすこともなく、しっかりとギターを演奏し
そして力強く前向きに歌う。
もう忘れないといけないのかな?
あの頃の君を。
生形さんもエルレの時代よりかえって若くなった。
あの時代はきっと気を使っていたんだね。
今はなんか野に放たれた鳥のように自由に飛んでるような感じだ。
ひなっちもテナーとあれだけ雰囲気を変えられるんだね。
彼も楽しそう。
オニィのドラミングも最高。
彼らの曲はいつも精密でバックホーンがアナログ的なら
彼らはデジタル的だ。
バックホーンがワイルドなら
ナッシングスはスタイリッシュだ。
まるで音楽界の東大生のような演奏をしかけてくる。
どうなってるの?っていうぐらい難しい演奏を
やってのける。
これでもかこれでもかというテクニック。
こういうことをしているのが本当に楽しいんだなって
感じられる。どれだけ難しい演奏を極めるの?って
思う程、あまりのレベルに圧倒される。
たとえが悪いかもしれないが、イメージは
ガンダムやエヴァの高性能のロボット部分や
操縦技術自体がボーカル以外のメンバーで
成り立ち、その操縦席に座るひとりの
人間味あふれる少年のアムロやシンジが
村松君のような気がした。
ナッシングスは村松君が心の役割をしていると
今回感じた。
こういう書き方をすると
他のメンバーには心がないのかというような
誤解を受けそうだから、それはたとえであって
生形さんもひなっちもオニィも3人とも
暖かい人柄は個々にはあって、それを
いつも感じているし、3人も大好きだ。
でも、3人が合体するとどこか職人魂が
炸裂して、より高性能なものへと
思いがいってしまっているような気もしている。
ギターキッズなどにはたまらない師匠と
成りうる人たちであるのは確かだし、
日本のロック界でもトップクラスであると思っているし、
そんなバンドと出会えて本当にうれしいんだけれど
バックホーンのようなまだ土臭い部分も
忘れないでほしいと願うんだ。
バックホーンが終わって、
ナッシングスが始まった時に
村松君が会場に向かって
「お前ら共鳴しあってたじゃん」って言ったのが
今でも頭から離れない。
そのとおりだった。
バックホーンの時にほんとうに共鳴しあってた。
その共鳴をそのままナッシングスにいくには
ナッシングスの立ち位置が高過ぎて
手をのばして、握手するのが精一杯って感じだったのかもしれない。
まさに互いのツアータイトルが象徴してるね。
ナッシングスは指先から手からのメッセージ(HAND IN HAND)
バックホーンは歌を投げかけて響かせるメッセージ(共鳴)
ライブは本当に素晴らしかった。2バンドとも。
村松君のボーカルにはやっぱり心を強く惹き付けられるし
この歌い方が好きだと改めて思う。
生形さんの出すギターの音も好きだし
ひなっちのベースもやっぱり感動する。
オニィのドラミングにも惚れ惚れする。
こんなに好きなのに。
でも、もっと土臭さが欲しいと
最近は思う。
年とったのかもね、私(笑)
November 15が聴けたのはうれしかったし
新曲が2曲も聴けたのもよかった。
早く、新しいアルバム聴きたい。
生形さんにも村松君にも土臭さを求めてしまうのは
きっとそれぞれを土臭いライブハウスで
遠い昔に見たせいだろうね。
あの頃のあなたたちはそれぞれに
不安や葛藤を抱えて、こんな今を
きっと想像してなかったものね。
私はある意味、ひとつの夢はこうして叶っている今を
心から祝福したいし、これからもずっと音楽で
人に感動を与え続けていってほしいと思っている。
今、Chain Reactionが頭の中でぐるぐる鳴っている。
名曲だね。
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