HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

ヴィレッジ

2005年08月22日 | 音楽・映画・本
私の夏休みはもう終わってしまったんだけど、この夏休み中に必ず観ようと思っていたのが『ヴィレッジ』。本当は映画館で見たかった。でも、時間が作れず、やっとDVDが出た今ごろ観ることに。この映画の監督であるシャマラン監督の作品で有名なのが『シックス・センス』。これはある意味恐い映画ではあるけれども、なぜか心にじ~んとくる。ゆえに恐い映画が苦手な私も好きになってしまう映画だった。そんな作品を作る彼だから、『ヴィレッジ』に多いに期待してしまうわけだ。

おそらく、観終わった人たちには賛否両論あるだろうね。でも、私はやっぱり好きだった。実は私は森というものにすごく惹かれる。といっても日本にあるような森ではない。というか、日本にある森は山の途中のような場所が多く、私の思い描く森とはちょっと違う。私が惹かれる森はイギリスやフランスのように平たんな場所に突然表れる深い森。どこか無気味で、なにかがそこにいそうだけど、吸い込まれてしまいそうだけど、魅惑的な森。

実はイギリスには妖精伝説がたくさんある。それは森から生まれたものが多い。シェークスピアの作品の『真夏の夜の夢』もそんなところから生まれた。絵画にもいっぱいなっている。私は幼い頃からそういう妖精の世界が好きだった。だから、クイーンが好きになったのかもしれない。クイーンの初期の作品には妖精ものがよく登場する。なぜならフレディが妖精の物語が好きだったからだ。ファーストアルバムに入っている「マイフェアリーキング」という曲はまさにそんな雰囲気の曲で、私はこの曲からいろんなイマジネーションをかきたてられた。そして、いつかイギリスの森の中で、背の高い木々に囲まれて、空が上の方に小さく見えるような場所で上空を見上げて目がくらくらしそうになりながら、この「マイフェアリーキング」を聴くという妙なことをしてみたいと思い始めた。そして、イギリスにいって、それはスコットランドではあったけど、一度だけ森の奥ではなく、ちょっと入ったところで実践してみた(笑)実際は、奥まで入る勇気はなかった。だって、現実は妖精より人間の方が恐いものね。

あの森の中でのトランス感・・・それが『ヴィレッジ』でもよく描かれていた。森を抜けると忽然と表れる村。日本でも山道を奥に入っていって、突然表れる村ってあるよね。私のところから車でいくとそういう場所がある。

話はそれたけど、この映画を観ていて、どこか「嵐が丘」を思い出した。あとで解説を観たら、シャマラン監督の愛読書だというのがわかった。この「嵐が丘」はイギリスの女流作家エミリー・ブロンテの作品で愛想劇が世代を渡って繰り広げられる情念の話。幽霊なんかも出てきたりする。なのに文学として気品のある作品だ。この作品で描かれるイギリスの自然風景。それが私を虜にした。それは小学5年の時。たまたま京都の行きつけの小さな本屋さんで、本を読むのが好きだった私は「何かおもしろそうな本がないかな~」って本を探していた。そこで目についたのがこのタイトル「嵐が丘」・・・なんかすごく惹き付けられた。CDでいうジャケ買いみたいなもんで、タイトル買いをしたわけ。作者の名も初めて知ったんだけど、読み始めてどんどん引き込まれていった。そして生涯忘れられない本になった。

彼女には姉がいて、名をシャーロット・ブロンテという。そう彼女も作家で「ジェーン・エア」という本が有名だ。彼女たちの作品はどちらも何度も映画化されている。もちろん作者はずいぶん昔の人で私たちが生まれるよりずっと昔にこの世を去っている。特にエミリーの方は病弱ですごく若くして亡くなった。でも、彼女はイギリスの自然をそしてヒースという花の咲き誇る草原を愛した。私はその愛を作品からすごく感じて、絶対にヒースの丘に行こうとその11才の時に誓った。そして大人になって、そのブロンテ姉妹が実際に住んでいた家や想像力をめぐらしたヒースの丘にも行った。その「嵐が丘」の舞台になった場所に立った。そこではエミリーの魂がまだヒースの丘を見守っていたのかもしれない。その場に立って私はなんか泣きそうになった。あまりにもヒースの咲く草原はきれいだったから。でも、ヒースは向日葵みたいな明るい花ではなく、むしろ小さくて地味で可愛げのない紫色の花だ。ラベンダーの花と似ているかな~いや違うかな~(言葉で表すのは難しい)

私にとっての一番のイギリスのイメージはブロンテ姉妹が描く、やや暗めの質素でありながら、自然がすべてを支配するようなイギリスであり、それを私は愛している。

「ヴィレッジ」はアメリカの話なんだけど、その村の雰囲気はそのイングランドのイメージと重なる。映画全体の映像もきれいで、アメリカの画家ワイエスの風景画を彷佛させる。私はこのワイエスの絵もイギリスの美術館で結構観た。ゆえにその印象が深く残っていて、この映画を観て、なんか懐かしく思えた。

そうそう出ている俳優人もすごい。ウイリアム・ハートは私の好きな俳優の一人だ。かつて「蜘蛛女のキッス」という映画で同性愛者役を演じて賞を総なめにしたことがあるけど、この映画はすごく心に残る映画だったな~。「戦場のピアニスト」のエイドリアン・ブロディも出ている。他にも観た事ある人が多い。

最後に私がKATE BUSHを知るきっかけになったのも彼女の曲に「嵐が丘」というのがあったからだ。そしてKATEはまさに私のイメージするイギリス人なんだ。この「嵐が丘」のPVをチャンスがあったら是非観てほしい。白いドレスでパントマイムをしながら踊り続けて、ドレスのまま側転していく彼女・・・それだけなのに幻想的・・・とても美しい人だから。もちろん今はもう40代の後半だろうな~。今度12年ぶりぐらいにアルバムが出るらしい。イギリス人にとって、彼女はとても大事なアーティストでもあり、好きな人が多い。ブロック・パーティのように最近のバンドでも彼女のことが好きだ。

とにかく「ヴィレッジ」はその映像だけでも見る価値はあると思う。
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マイ・ジェネレーション

2005年08月21日 | 音楽・映画・本
これはUKのバンド「THE WHO」の代表曲の1つ。これをサマーソニックでオアシスがカバーした。オアシスもTHE WHOの子どもたちなんだね。日本と比べ物にならないほど、イギリスではTHE WHOは人気が高い。残念ながら、メンバーが亡くなって、今やオリジナルメンバーでは活動してないが、去年のライブオデッセイに出演したよね。見に行った人いるのかな?そうそう以前、京都のMOJOにAUDIO RULEZのライブを見に行った時にボーカル・ギターの増田さんが見に行ったって言ってた。彼はすごくフーが好きみたい。

といいつつ、私も好き(笑)「さらば青春の光」というイギリス映画があるんだけど、これはフーのギタリスト・ピート・タウンゼントの原作を映画化したもんなんだ。ピートは本も書いている。イギリスの何かフラストレーションをためた若者を描くのが上手い。というか彼自身だったんだろうね。この映画には若き日のスティングもでている。モッズというファッションが流行った時代のロックな映画だ。あと、フーのメンバーが出ていて、ボーカルのロジャーが主役の「トミー」という映画もちょっと無気味だけど、一度は見てみる価値はあるかな。エルトン・ジョンも出ているしね。

イギリスにいる時、いわゆるあちらのNHK大河ドラマ(いわゆる歴史物)にロジャーが出ていた。結構年はとっていても、かっこいい人はいつまでもかっこいいんだな~って思った。BBC(英国放送協会)に行ったことがあるんだけど、まあ、NHKセンターみたいなところで、同じように大河ドラマなんかのポスターとか飾ってあって、なんか日本にいるような錯角を起こした(笑)

このフーにはキース・ムーンというはちゃめちゃで、でもすごいドラマーがいた。残念ながら今はもういない。彼のドラミングはチャンスがあれば過去のライブの映像とかで見てほしいな~。っていいつつ、私もほんものは見た事ないけどね(笑)

一昨年と去年サマーソニックに来たマンドゥ・ディアオは私の好きなバンドの1つだけど、彼らの曲に「MR MOON」という曲がある。どこかフーっぽい曲なんだ。しかも歌詞を聴いているとそれはあのキース・ムーンのことを歌ったとしか思えない。彼らもフーの子ども達なんだね。

今回、オアシスの「マイ・ジェネレーション」を聴けて本当によかった。そして、やっぱり好きな音楽はどこか繋がっていて、音楽のバトンをどこかで渡しているんだな~って思った。
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LIVE FOREVER

2005年08月19日 | 音楽・映画・本
映画「LIVE FOREVER」を見た。これはオアシスを中心とした90年代のUKロックをドキュメンタリーという形で描いた映画だ。オアシスをはじめ、ブラーやパルプ、ストーンローゼズなどが登場する。中心はタイトルからわかるようにオアシスだけど、なぜにオアシスが国民的バンドになったのか、あるいはブラーとオアシスの関係とかをイギリスの政治や国情とリンクさせながらいろんな人のインタビューを交えて展開させていっている。また映画「トレインスポッティング」なんかもこれに加えられて、興味深かった。最近ではスターウォーズのユアン・マクレガーだけど、私にとって彼との衝撃的出会い(笑)はトレインスポッティングだった。パンクなスコティッシュ青年・・・すごく惹かれたな~。

イギリスってどういうイメージなんだろう。王室やビッグベン?田園にガーデニング?確かにそういうのもある。でも、現実的なイギリスは貧しい若者がいっぱいで、でもそんな中で音楽が溢れていて、悪い事なんかもやってたりするけど、案外情に厚くて、まさにトレインスポッティングにでてくるようなやつらが町にいるんだ。

私はスコットランドのエジンバラに住んでたけど、イングランド中部のシェフィールドにもいたことがある。そうパルプの生まれた場所だ。名古屋に住んだ事はないけど、中堅都市というイメージは似ているかもしれない。そこでももちろん英文学を勉強していたのだけど、その講座を主催していた夫婦の子どもたちがパンクボーイとパンクガールだった。親は真面目な感じなのに、子どもたちはロックしてた。英文学なんて勉強しに海外からくる人たちは結構堅い感じの人が多かったけど、私は想像つくと思うけど、そのパンクボーイとすごく話があった。話し方も独特で、トレインスポッティングの連中みたいな話し方をする。そんなパンクボーイが私がシェフィールドを離れる少し前に2本のテープをくれた。それには彼が好きなバンドの曲がセレクトされていっぱい入っていた。ニューオーダーとかも入ってたな~。それは今でも大切にもっている。すごくいい音で入っていたから、時間をかけてくれたんだろうな。それがすごくうれしかった。話っぷりはぶっきらぼうで風貌はトレインスポッティングのイアンっぽかったけど、いいやつだった。

今ごろどうしてるのかな~。なんてこの「LIVE FOREVER」見て思った。あの頃にふと戻りたくなった。
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地震

2005年08月18日 | 音楽・映画・本
また大きな地震がおとといあったよね。関東の方だったけど、近畿の方も揺れたらしい。私はわからなかったけど。

でも、実はまた気付かずに予知してしまった・・・

前日のこと。私は実家の方に遊びにきている姪っこと妹とでかけるために外にでた。するとなんかあたりが「硫黄」くさい。私はひとりで「硫黄のにおいがする。どこかから噴火するんとちがう?大きな地震がくるんじゃない?」って言っていたら「こわいこといわないで」と言われた。

しかしだ。次の日に来た。遠く離れていたけど。きっと風向きによってその臭いが流れてくるんだろうね。

ただ心配なのは昨日京都に出たら、その臭いが京都でもした。

どうか地震が来ませんように。
そして地震の被害にあったとしても皆命は無事でありますように。

それにしても無意識にわかったとしてもどうしようもない自分。なにかこれを役に立てられないものかな~。
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サマーソニック05in Osaka Vol.4

2005年08月18日 | 音楽・映画・本
最後は皆の期待を集めたオアシス。登場するまで「本当にでてくるのか」って不安にさせる連中だけど、現れました、リアムとノエルのギャラガー兄弟!相変わらず、腰を曲げて上向きに唄うスタイルのリアム。登場した時は半月型というのか、そんな形のタンバリンを口にくわえたり、頭に王冠のようにのせたりと茶目っ気たっぷり。ノエルはずっとニコニコしていたように感じたな~。やってくれた曲はもう涙もの。そう大好きな曲をいっぱい。ファーストから最新作まで先のウイザー同様まんべんなくやってくれた。Live foreverもMorning GloryもロックンロールスターもLyIaも・・・そしてDon't Look Back In Angerも!

驚くことは会場のファンがしっかり英語でそれらの曲を唄っていることだ。特にDon't Look・・・通称ドンルクをやってる時、ノエルが唄わず、ギターだけを弾き、会場が大合唱で唄う場面は感動的だった。ノエルもすごく満足した顔をして、しかも幸せそうだった。

リアムは最後の方寝っころがったりしてたけど、それもパフォーマンスだし、彼らしい感じだった。歌はしっかり唄ってくれたし、音に関しても注意を払って、いいものを作り出そうとしてくれていた。本当のところウイザーより音がよくなった。低音が響き過ぎるのをオアシスは何度も指示して音のバランスを考えていた。スタッフに指示を与えるリアムにノエル。さすがトップのバンドだけある。

ドラムはあのリンゴ・スターの息子さんだったけど、雰囲気お父さんに似てたな~(笑)曲の出だしのカウントでタイミングが皆が合わず、やり直す場面もあったけど、その時のリアムやノエルの笑顔もなんか柔らかかったし、いい雰囲気だった。

とにかく、素晴らしい時間を皆と共有できた感じだ。やっぱり生で聴く、あるいは見るオアシスはオーラが出ていて、すごかった。

今までのサマソニは電車のことを考えて、トリのバンドの2、3曲で帰ってしまっていたけど、今回車だったから初めてゆっくり最後まで見れて、しかもそれがオアシスだったから私としては最高のサマーソニックとなった。

終了後、会場から外に出るのも少し時間がかかったけど、出てから、食べるものを買って、車の中でとりあえず食べた。駐車場から出るにも長い列だ。でも、なんかいらいらしない。体中にはその日のライブの余韻とオアシスのライブの余韻が熱く残っているからだろうね。一台一台の車にもそんな余韻にひたっている人たちが乗っているんだな~って思うだけでうれしくなった。実際、待っている車もクラクションを鳴らしたり、行儀の悪い車はなかった。皆なんか心がきれいになって来年に向けて、またがんばれる・・・そういう感じなんだろうな。もちろん私も。

でも、来年は南港ではやらないかもしれないという話がある。ならどこでするのかな?行きにくいところなら困るな~。いい場所でありますように。

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サマーソニック05in Osaka Vol.3

2005年08月16日 | 音楽・映画・本
カサビアンもなかなかよかったけど、連れの人間が「ギターのチューニングがずれてる」とうるさかった。まあ、あの暑さの中、汗だくで顔真っ赤にギターを弾いていれば、弦も多少緩むのではないだろうか?このカサビアンもUKの香りがムンムンのバンドで、なんの違和感もなく、受け入れてしまうサウンドだ。ある意味安心して聞けるUKロックのような気がする。ゆえにどんどん日本での人気があがっていくのだろう。まあ、アナーキーなバンドとも称されるけど、私にはアナーキーといってもインテリジェンスから生まれるアナーキーの方に思えるけどね。

それにしても「Club Foot」を生で聴けてよかった。風貌は昔のフリートウッドマックって感じだったな~(笑)・・・ってここを見てる人の多くはフリートウッドマックなんて知らないだろうね(笑)

結構演奏時間は長かったような気がする。ますますお得感を感じてしまう(笑)

そして次はいよいよWEEZER。以前、サマーソニックに彼らが来た時はいっしょに行った今回とは違う連れの人が「疲れたから休憩したい」と言ったので、彼女の体調を考慮して泣く泣く見るのを断念したから、今回は絶対に見るぞ~って感じの気合の入れようだった(笑)

セッティングの時間の時、急にあたりが騒がしくなり、何かと思うと突然会場内の後ろの方からでっかい緑色のトラックが入って来る。スタッフが「トラックが入ってきますので皆さん寄ってください。」と叫ぶ。せっかく気持ちよく横になっていた人もすわっていた人もあわてて動く。「なんだ!なんだ」って感じ。でも、その緑色。どこかで見た事ない?ってそうWEEZER色じゃん。きっとあのトラックの中にWEEZERが入っているんだね。実にお騒がせな入り方ですが、なんとかでっかいトラックはステージの方までのろのろと動いていきました。

そうそうここで余談☆サマーソニックの時ってリハーサルはどうするんだろう?って疑問に思っていたら、エルレガーデンの細美くんの日記で前日にやっぱりリハーサルやっていたことがわかった。ゼップ大阪はエルレは初だったみたい。そしてアジカンもリハしていて、その時にWEEZERもリハするという情報がゴッチから細美くんに入ったらしく、エルレとアジカンのリハ終了後、メンバーであの広い野外ステージの真ん中にいって独占状態でWEEZERのリハを見れたそうな・・・瞳をきらきらさせながら見ているメンバーの様子が目に浮かぶようだね(笑)

さて、そのWEEZERはディズニーの「星に願いを」を流しながら、登場した。いっぱつめに「Photograph」最初からもうテンションが上がりっぱなしで、会場はぐわ~ってなった。かなり前の方は激しそうだった。久々のライブだったためか、かなり古い曲から新曲までまんべんなくツボを抑えてやってくれた。おもしろかったのはいつもはリヴァースが唄うのをベースのスコットやギターのブライアンがリードボーカルをとるびっくりコーナーもあり、なんとも楽しいライブだった。ただ、ベースとドラムの低音が響きすぎていて、また連れが文句を言っていた(笑)

それにしても夕日が沈んで辺りがだんだん暗くなっていく頃に聴くWEEZERは最高にいい。私の大好きな「ISLAND IN THE SUN」もその辺りに聴けてものすごく感動した。やっぱりライブは最高だ。CDで聴いていまいちかな~って思った「ビバリーヒルズ」もライブでやると会場との一体感を作るのにはいい感じだった。とにかくすごく楽しめた。

終了後、やっぱり緑のWEEZER号はステージの方から出口までのろのろ走って、また「そこどけ!そこどけ!ウイザーが通る!」って感じでお客をどかしながら、静かに出ていった(笑)

そしてトリはOASIS・・・続く
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サマーソニック05in Osaka Vol.2

2005年08月15日 | 音楽・映画・本
昼食を終えたら、もうロディ・フレイムの時間だ。急いでインテックス5号館へ・・・。着いたら、始まったところだった。かなり前の方まで行けて、ずっと会いたかった彼を近くで見れた。そう、彼こそUKギターポップの祖、アズティックカメラのロディ・フレイムだ。彼の影響はこの後登場するブロックパーティももちろん受けている。おそらく、日本の今花盛りのギターロックバンドにもその因子は受け継がれていると思う。

彼は今はソロで活動しているけど、やっぱりアズティックカメラの曲もやってくれた。一番聴きたかった「OBLIVOUS」もしてくれて、その時感動したのは彼が唄わずギターだけ弾くと会場から大合唱の歌声が・・・そうこんなにも日本には彼の熱いファンがいたんだね。うれしかったし、その時のロディの笑顔も忘れられない。彼のギターはやっぱり素敵だった。ちょっと固めだったけどね。12弦ギターも弾いてくれた。その時、彼の近くにある人が座っていた。といってもそでの方なので左よりにいた人からしかすわっている時は見えなかったかもしれない。その彼が立ち上がってギターを交換しにステージの中心に出てきた時にロディは「彼は古くからの親友でティーンエイジファンクラブの・・・・・だ」と紹介した。残念ながら、私はティーンエイジファンクラブのメンバーの名前は知らないので聞きそびれたけど、そのアットホームな雰囲気がまたよかった。

とにかく、彼の歌は独特のイギリスの香りを漂わせ、アコースティックギターのその腕前はすばらしくて、ほんと見れてよかった。願わくば、知り合いのバンドの元Chairのボーカル君と現FLANGEのボーカル君にも見てほしかったな~。見てたかもしれないけどね。

最後の曲の前に「もっとここにいたいんだけど、ブロックパーティを皆待っているからね」と言っていたけど、ほんとにもっと聴きたい反面、ブロックパーティも見たいというファン心理を彼はわかっていたんだね。でも、彼とブロックパーティのメンバーはきっといい雰囲気だと思う。

充実したアコースティックライブの後はブロックパーティ!この時は前の方だと皆暴れるのが想像できたから少し脇の方に避けた。案の定、始まるとモッシュだわっしょいって感じ。押し合いへしあいで前の真ん中あたりはかなり激しかったな~。さすがにもうあの中にはいけなかった。でも、すごく楽しかった。アルバムをヘビーローテーションで聴いていただけに、それが生で聴けて本当に体が熱くなった。いろんな面をもっているバンドだ。いろんなアーティストの要素を上手く自分達のものにして、気持ちよく体に入ってくる。KATE BUSHにも実は影響を受けているんだよ。ケリーが言っていた。The Pioneersという曲にふとその因子を感じるのは私だけかな?

ブロックパーティの終わりの方で後ろ髪引かれる思いで会場を出て、ゼップ大阪へ・・・そうエルレガーデンを見れるかどうか・・・と思いつつ。でも着くとまだ木村カエラは終わってなかったけど、長蛇の列で、見れば疎水というか川沿いに果てしなく並ぶ人・人・人・・・これはだめだと断念し、野外ステージへ。そうカサビアンを見るために。

着くと時間が押していたみたいで、まだ始まってなかった。ゆえに幸運にも最初からカサビアンを見る事ができた。で続きはまた・・・
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サマーソニック05in Osaka vol.1

2005年08月14日 | 音楽・映画・本
8月13日(土)曇りときどき晴れ、たまに雨。私は大阪の南港に向けて、朝早く車で家を出た。そうサマーソニックに参戦するためだ。今までは電車で行っていたけど、今年は車で初めて行く事になった。ゆえにこの日がお盆の帰省する車で高速道路が込むことを忘れていた。名神に入ってその渋滞情報にがく然!果たして、開演時間に間に合うように着けるのか・・・。ノロノロ動く車。まだ高槻?まだ茨木?・・・って感じである。FM802にからはサマーソニックの話が流れ続ける。でも、大丈夫。私がすごく見たいバンドは皆午後からだ。どんなに時間がかかってもそれまでには着くだろうとやや楽天的の私。あせったってどうしようもないし、イライラするのは嫌だったから。でも、神様は微笑んでくれた。中国自動車道に繋がる分岐点より一気に車は減り、快適に高速を車が走りはじめる。阪神高速に入っても軽い渋滞で、9時はまわっていたけど、間に合うことを確信。駐車場もWTC内はもう満車だったけど、外の臨時駐車場にすぐに入れた。しかもWTCは一日1000円だけど、野外のそこは800円で24時までオーケーだった。車を停めてから、チケット交換がまたすごい列。ゆえに9時45分からの3バンドのオープニングアクトは見れなかったけど、別に見たいバンドではなかったので、気にならなかった。

今まで来た時は着いたらすでに太陽がさんさんとしていて、かなり暑かったけど、今年は曇り空で風も吹いていて、ちょうどよかった。それにしてもチケットをリストバンドに交換するのに長蛇の列。でも、皆本当に音楽が好きなんだろうな。笑顔、笑顔、笑顔。少なくとも私の周辺にいた人の中には誰一人文句いう人なんていなかった。一日券で13000円。そして人がいっぱいで並ぶ時間がいっぱい。グッズを買うにも長蛇の列で最後尾で1時間30分。そんなライブに来る人はやっぱり心底音楽、ロックが好きな連中だと改めて確信する。なんとなくではサマーソニックには来れない。お金もかかるし、暑いし、並ぶし・・・。

ゆえに来る人は音楽、ロックが大好きな人だけなんだよね。並んでいる間に耳に届くミュージシャンの名。そしてそれについて語る顔は皆輝いていた。そう、そうなんだよね。大好きなロックを語ると幸せなんだよね。

リストバンドを交換してもらってから、グッズを買おうと見れば1時間30分待ち。なら、先にやっぱりライブを見ようとまず一番目はゼップ大阪が会場となっているロックステージへ・・・

そこで見たのは「サリュー」である。日本の女性アーティストだ。彼女は私の最近のお気に入り女性アーティストで、是非見たいと思っていた。といいつつ、実はソニックステージのアメリカのバンドBE YOUR OWN PETとどちらを見るか迷っていた。でも、やっぱりサリューを選んだ。彼女はかつて岩井俊二監督作「リリィ・シュシュのすべて」という映画の中のキーパーソンのリリィ・シュシュの役で姿は現さないけど、歌は唄っていた。とても謎めいていて、いったい誰なんだろうって思っていた。あの映画が終わって、数年が過ぎた。そこでイメージを一新して登場したサリュー。彼女の「ヴァロン」という曲はリップスライムのイルマリとの異色デュエットだったが、すごく好きな曲だ。そういえばリップスライムも同じ日に野外ステージの方に出ていた。見て無いけど。

彼女はすごくかわいい姿で登場した。でも、歌唱力は素晴らしかった。ほんといろんな表情を出せる声の持ち主だ。どこの誰もまねできない彼女だけの世界。見れてほんとうによかった。しかもびっくりすることがあった。後半でバックバンドの紹介を彼女がした時、キーボードのところで「小林武史さん」といって、その彼がこちらを見ると、そうあの「小林武史さん」ではないか!ミスチルをプロデュースし、自らマイリトルラバーをやり、バンクバンドを結成して、岩井俊二映画のサウンドトラックを手掛ける小林さんだ。もちろん本物を見るのは初めてだ。でも、最初からすごくキーボードが気になっていた。だって、すごく上手いんだもの。コーラスも彼がやっていたし。なんか会場も「うぉ~」って感じだった。鳥肌ものって感じ?なんか得したような・・・

聴きたかった曲がいっぱい聴けて本当に最初からサイコーなライブを観れて、テンションが上がった。

次はインテックスに戻り、グッズを見ようかと思うけど、まだ長蛇の列。ゆえにすぐに時間が来てしまうCAESARSを見るためにインテックス5号館に入る。でも入ってびっくり。まるで野外会場をそのまま屋内に作ってしまったかのような広さ。

彼らが登場すると会場は一気に盛上がる。i-podのCMの曲もやってくれた。思っていたよりプロで、新人ではない貫禄を感じた。本国ではキャリアのあるバンドだものね。

彼らのがすべて終わる前に出て、今度はちゃんとグッズの列に並んだ。それでかなり時間が取られたけど、私の音楽弟子Aに頼まれたTシャツがあったのでしかたがない。でも行き着いた時にはサマーソニックのTシャツはほぼ売り切れてなかった。私が欲しかったのもソールドアウト。でも、私はロディ・フレイムのTシャツを買った。ギターの絵が描いてあるんだ。ブロックパーティのが欲しかったけど、気に入ったのが売り切れだったからやめた。カサビアンのもあったけど、ロディのを日本で見つけるのは難しそうだったのでそれにした。サマーソニックロゴのTシャツはチケットの早期購入時に特典としてついていたTシャツがあるから、それでいいやとあきらめ、あとは弟子Aの希望の品のナインインチネールズのTシャツとあと弟子Bにはアジカンの2005年夏限定ゴッチデザインのバスの絵のついたTシャツを買った。それだけでもお金が飛ぶ・・・でも、年に1度だから(笑)

グッズを買ってからあわてて、野外ステージへ・・・1曲でも生で聴きたかったイエローカード。ラストの曲だけ聴けた。ちょっと残念だったけど、しかたがない。でも、1曲でもいいバンドだってわかった。バイオリンの演奏も生で見れたし・・・

その後は昼食。WTC内のお蕎麦屋さんで食べた。そこは前のサマーソニックの時にも行ったところ。なかなかおいしいんだよ。生のワサビをミニおろし金といっしょに出してくれる。それですりたてのワサビでお蕎麦を食べれるんだ。夏の暑い日にはいい。

ということで続きはまた・・・
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明日になれば

2005年08月12日 | 音楽・映画・本
今日は会社の夏休み前ラストの日。ゆえにふつうじゃない忙しさ。ほんと息つくヒマもなく、自分の魂が自分の体の動きについていけなくて、置いてきぼり状態・・・っていう感じ。残業ももちろんあって、会社を出た時、ようやく自分の魂が体に戻ってきたというか追いついた気がしました。でも、ふつうならここですご~く疲れるんだろうけど、なんといっても明日はそう!サマーソニック05!一年でも指折りの大きなイベント。それを思うだけで、仕事の大変さもどこかへ飛んでしまう。あ~ドキドキ。あのバンドにあのバンド。どれだけ見れるかな~。とにかく、思いっきり楽しんできます☆
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ビア☆ガーデン

2005年08月11日 | 音楽・映画・本
昨日何年ぶり?ってもう記憶から消えそうなほど久しぶりにビアガーデンなるものに行ってきました。もちろん飲みにいくことはありますけど、ビアガーデンという場所で飲んだり食べたりするのはほんと久しぶりでした。会社の所属グループの慰労飲み会だったわけですが、何も考えずに参加したら、なまぬる~い空気・・・そう「外だったんだ~」ってやっと記憶が甦る始末(笑)虫もいるわけで、蚊に刺される~って思いながら、いつの間にか「食べて飲んで」のペースになって、笑ってしゃべって時は流れていくのです。でも、時折り、空を見上げると群青色の空に京都タワーがそびえたっていて、それがなんだかきれいだったな~。

最近、仕事がパワーアップして忙しくて、ほんと家ではもうヘロヘロで、TVも流れているニュースをぼやっと見ている感じ。でもディスカバリー号が無事に地球に戻ってきてよかったです。ほんとすばらしいことですよね~。夢をありがとう・・・ってクルーの皆さんに言いたいな。

それにしても今日も明日もこれからも私が見る月や星をどれだけの人たちといっしょに見ることができるのでしょう。それは違う町や国だったりするわけで、でも確かに見ている時はたとえ遠く離れていても同じ時を共有できているんですよね。それは私には素敵なことに思えるのですが・・・

今宵、あなたも同じ月を見ているのでしょうか・・・。

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