寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

秋の野の花(20131004)

2013年10月03日 21時56分46秒 | 日記・エッセイ・コラム

Photo  何かの時代劇映画の終盤近くに出てくるシーンで、捕り手と追いつ追われつしていた山賊の親分がついに鉄砲隊に取り囲まれて捕り手の隊長とにらみ合っていた。山賊の親分はもはやこれまでと覚悟を決めて刀を高々と振り上げた。すると捕り手の鉄砲が一斉に火を噴いた。山賊の親分は、撃たれながらススキの穂先を刀でなぎ切った。するとススキの穂が逆光の夕陽のなかに舞い上がりキラキラと散っていくPhoto_2様子が映っていた。そのシーンは私の瞼に焼き付いて今でもありありと見ることが出来る。その映画の題名は「箱根風雲録」と思っていたが、VTRを買って見たがそんなシーは最後まで出てこなかった。もしかしたら私の思い違いかも知れないと思ったが、他に思い当たる映画を思い出せないでいる。そのシーンは箱根仙石原で撮影されたと言う話まで覚えている。それで例えば2本の映画が思わ

Photo_3ぬところで重なって交差したのかも知れない。

 秋の七草に出てくるのは、萩、尾花(ススキ)、葛、撫子(ナデシコ)、おみなえし(女郎花)、藤袴(ふじばかま)、そして桔梗(キキョウ)の7種である。当地では女郎花と藤袴の花を見ることが少ないが、キキョウは園芸種として観ることが出来る。中学時代には野草のキキョウを学校行事でキキョウ狩りをしたことがある。

 葛の花は当地では9月中旬に咲いていた。

Photo_4 下の写真は、セイタカアワダチソウとススキの生存競争をしている場面である。この両者は初めは別々の所に生えている。しかし数年すると同じ場所を共有?するようになる。しかしさらに数年するとセイタカアワダチソウがススキを圧倒しているように見える。が、さらに数年するとススキの株が大きくなり、セイタカアワダチソウがススキの株から追い出されてしまう。

 しかし完全にススキの株から追い出されるのでは無く、数本の草が残っている。

 この現象には何か理由があるのだろうかと思う。専門家の方はもう承知していることなのかも知れない。

 10年以上も通勤途中で同じ場所の観察を続けていると時には面白いことを教えられる。