机上の空論とか畳水練とかいう言葉がありますね。
役に立たないとか無駄な努力をするといった意味で
しょうか。
1944年8月31日に公開(?)された「河童大将」
という映画の中で畳水練を巡って議論が行われました。
それは隣国との戦いに勝利するためには、敵にきずか
れずに境界の川をいかにして渡るかという目的で水練
の方法を決めるためでした。
私が国民学校2年生の時に、父と行った人形町にあ
った映画館で見た映画ですから記憶も明確ではありま
せん。全員が一斉に対岸に渡河できた畳水練側が全員
で敵を攻撃することができ勝利を手にしたというスト
ーリーだったと思います。
今思うと、遠回しに戦争を遂行する軍部を揶揄した
映画だったのかもしれません。つまり相手方の情報を
ほとんど知らずにやみくもに戦争を仕掛けたことを皮
肉ったのでしょうかね。よく上映を許可されたと思い
ます。時代劇ということで胡麻化すことができたのか
もしれませんね。