
11月3日文化の日、町の生涯学習センターで町内居住の小島高穂棋士による8面打ちの指導碁が行われた。アマ側は6段(3子)3名、5段1名、4段2名、2段1名、初段1名の8名であった。
4段の一人は小生であった。文頭の図は序盤から中盤の小生の石運びの跡である。図の上辺で白を積極的に攻めてもう少しのところで屈して白を生かしてしまった、これを生かしたのが力不足を現しており、その後右下隅を生きておけばよかったのを中央に出るのを急いだが急場は隅を生きることであった。

その後中央へ足早に進出するのがよかったらしい。前図の左下黒が1間に飛んでいるところを白が下がってきた。黒が押さえて白が左へ並んだとき黒は2の2にこすんでおけば生きていた?。
その後で中央の白地になりそうなところを上辺中央右から桂馬に飛んだり右下の白小目掛かりのところへ付けたりして白地になるところを減らしていけば投了にならなかったかもしれない。
しかしプロはそんなに甘くないことを知ることが出来たのは収穫であった。
結局、8名全員が負けてしまった。これは手合割りが不足なのかもしれない。
小島9段、ありがとうございました。
話は変わるが観戦者の態度の悪さに驚いた。対戦者の後ろから盤面をのぞき込むのはいいが、一手ごとにここはこうした方がよいとかそこは危ないとか自分が打っているような気分になって口を出す人がいた。指導碁を有料で受けるのは自分の実力を試す意味もあるのだから脇で口を挟むのは失礼なことである。もちろん対戦終了後に手を戻して検討するのは必要なことである。しかしそういう人は対戦が終了するとサッとその場からはなれていく。高段者の1人は普段は熱心に下位段級者の方の指導をしてくれる人格のある方だけど、同段者の人が上記のように口出しをするので嫌気がさして対戦を諦めてしまった。
どの世界でもそういうお節介焼きがいるものだけれども囲碁は個人対個人の対戦なのだから静かに観戦して欲しいと思うのは私1人ではないだろう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます