寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

旧きことは ことさらに よきことかな

2012年07月19日 18時43分50秒 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日、(20120718)

久しぶりに築地の料亭で3人の旧友に会った。おいしい会席料理を食べながら、おさない頃の話に花が咲いた。4人寄るとあの話はどうだったか、このことはああだったとか、4時間も話題に噂話が重なることしきりだった。人それぞれにいろんな社会を生きてきた証のような話であった。

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 昼食の終了時間になり、店を出た。それでも話が尽きないために、近くの喫茶店へ移動してさらに3時間もお喋りに花が咲いた。

 4 人はそれぞれ、宇都宮、掛川、越谷、神奈川県西部の町と居住地が遠く、旧友に会える楽しみで心弾ませて集まった。喜寿も近くになると体調も思わしくないところも出てくる。一人の方が、最近急に足腰の痛みがひどくなり杖に頼りながら歩行するようになってしまったという。東京駅で待ち合わせ、タクシー乗り場へ歩いて行く途中で、車いすを押している駅員に合った。私たちを認めたその駅員さんは、車いすでタクシー乗り場まで行きましょうと申し出てくださった。ありがたく車いすに乗せてもらい、タクシー乗り場へ行くことができた。料金を聞いたところ、無料という話であった。筆者は、初めて見た東京駅の構内サービスに驚き、心温まる思いであった。

 帰りは、東京駅構内の東京ばな奈本店という店にしか売っていないバームクーヘンを孫に買って帰るというので、その店を探した。なかなか見つからないので、何かの商品を運んでいる方に聞いたところ親切に教えてくれた。

 孫の希望を叶えることも、老人の幸せな行事かもしれないと、今生きている喜びを味わった。

 旧友たちとは、再会を約してそれぞれの乗車口に向かった。Photo


 


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