先日、天気予報では双子座流星群を見ることが出来る
絶好の空模様だということでしたが、曇っていて見ること
が出来ませんでした。1時間に4,50個は見えるとのでし
たが残念でした。
流星で思い出すのは仕事をしていた頃、小笠原へ行った
ときのことでした。学生を連れて父島の小湊という砂浜に寝
転んで空を見ていたとき多数の流星を見ることが出来ました。
学生達は歓声を上げて喜びました。7月末のことですから何
か名のある流星群かもと思ったのですが分かりませんでした。
小笠原の空は澄んでいて目のよい人はスバル座の星を数
えることが出来るほどでした。そんな小笠原ではいろんなこと
を体験することが出来ました。ウミガメの産卵と小亀の放流や
ハレー彗星を見たのも小笠原の帰りの船上でした。
ところでSF小説で「トリフィドの日」というのがありました。小説
では油を採るためにある植物(これがトリフィドという植物)の種
子をオーストラリア?からソ連に運んでいるときに飛行機が墜
落してその種子が地上に散乱してしまったのです。時を同じくし
て空では大流星群が見られ、それを見た人々は目をやられて失
明してしまったのです。ここまでが序論で、その後その植物はどう
いう風にしてか地上の動物を栄養源し、そのために動物を呼び寄
せる物質を発生するというのです。こうして地上からほとんどの動
物と人間を絶滅に追い込んでいったのです。
残ったのは流星群が降った夜仕事をしていて空を見なかった人
や赤子それから酒に酔いつぶれて寝ていた等流星群を見なかっ
た一握りの人達だけになってしまったのです。
話の結末は書きませんが、小説家の想像力には驚いてしまいま
した。これを読まれた方は流星群を見るとき気をつけましょう?
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