「Y子!」
声を掛けたが、返事がない…。深い眠りなんだと思う。
ミシ…ミシ…と、謎の音が大きくなってくる。
『ミシ、ミシ、ミシ、ミシ……。ミシ、ミシ、ミシ、ミシ…』
4回の『ミシ』の後、一瞬間を置いて、また、『ミシ』が4回。
一定のリズムで音が近づいている気がする。
這ってる?
這ってるのかも知れない💦💦
「Y子!Y子!起きて!」
布団を被ったまま、Y子を呼んだ。
「う…う…う…」
何者かのうめき声だ💦💦
耳を強く塞いだ。
とりあえず、外界からの音や気配はシャットダウン出来たけど、恐怖は続いている。
あ、ちょっと待てよ…。
あの唸り声、何者か…ではなく、Y子だ。
Y子も、何かしらの恐怖と闘っているんでは…💦
すると、布団の足元に何かの気配が…。