ドシンッ‼️
え?!な、なんの音?
地響きのような音がした。
恐怖の限界ではあるけど、そっと、布団の隙間から外の様子を覗き込んだ。
恐怖の限界ではあるけど、そっと、布団の隙間から外の様子を覗き込んだ。
何もない…。
そして、さっきから唸っていたY子が眠るベッドの上を見た。
あれ?Y子がいない。
「Y子!」
飛び起きると、Y子はベッドの下へ落ちていた。
落ちていたY子の様子を見て、凍りついた。
ベッドから落ちると言えば、左右どちらかだ…。
片側は壁で、もう片側は私が床に寝ていた。
だから、落ちるとしたら、私の側に来るのが普通なのだが…、
どうやって落ちたのか、Y子は、横ではなく、ベランダのある枕元の方へ落ちていた。
枕側にある柵を越えて…。
「Y子!」
彼女は、目を覚ます。
「大丈夫?」
Y子はきょとんとしている。
「すごく唸ってたし、ベッドから落ちたんだよ。しかも、柵を乗り越えて…!」
Y子は、状況が飲み込めていないようだった。