女の子だけでなく、男の子まで現れる…。
そして、背中を押す…。
私は、言葉を失った。
これじゃ、眠れないだろう…。
もう、何日もこんなことが続いているという。
だけど、このままでは、Y子は確実に壊れてしまう…。
とりあえず、しばらくうちに泊まりに来ることを提案したが、現実に蓋をしたまま過ごすワケにはいかない…という。
…いったいどうしたらいいんたろう…。
「…すごく、怖いけど……、だけど、結局、夢でしょ。
現実にその子たちが現れるワケじゃないでしょ💦夢なんだよ。怖い夢なんだよ。」
「ほとんど、毎晩、同じ夢を見てるの?」
「……。」
「私いつか、死ぬかも…」
「なんで?」
「夢だとするなら、夢遊病なんだと思う…。」
「夢遊…」
「だって、私、夢から覚めると、本当にベランダに立ってるんだもん。」