日本人のための中東世界入門と題されたかなり古い イザヤ・ベンダサン 山本七平 とあり、借りて読んだものの、
私にはなじみが薄い、よくわからない紛争の種になっている地域について書かれている。 民族・宗教etc 今夏、ガザへの攻撃が激化し、ニュースで伝えられている。和平策も動いているそうだが。
@オスマントルコの改宗・教育が記されていた。 非イスラム教徒の子供を税金として徴発 → 改宗→ 両親と関係を断つ→ 養育・訓練→
厳格な試験制度で優秀な者を登用→イエニチェリへの編成 宰相・大臣・知事もこれに添う スルタンが所有 モスクで育てたのでしょうか?
スレイマンⅠも彼のvizier宰相 イブラヒムも幼いころに売られたり、連れてこられた境遇の後、教育され宰相、国を統治するまでになったのには、驚きます。
ソコルル ムハンマッド パシャ(1506~1579)の霊廟
どのような教育だったのでしょう。文理・軍事・論理学などのようです。年長者からは、彼らに人目を惹く何かがあったのかもしれません。モスクに付随したあるいはそばに設置したメドレッセ高等教育機関という寄進による運営施設で教育。当時の陸続きの統治覇権は、拡大していくのに現代と何が違うでしょう。リーダーは、人資源による教育こそが財力になると分かっていたに違いありません。
ユダヤ人と日本人のブームを起こした執筆品 代表作品を一度ざっと読んだだけではわからない。 それは、単一民族という日本の置かれた理由があるかもしれない。報道関係者が指し示す言葉の定義にも問題があると、何度となく著者は語っている。確かに大陸の繋がっているヨーロッパ人種が見るアラブとアジアの日本が見るのは違うのかもしれない。
トルコは、宗教を分離したアタチュルクの方針が成長を推進させたのだろう。アタチュルクだからできたことと、認めているようだ。お子さんと海岸で遊んでいる映像も公開されています。
<エディルネの古いモスク 色彩でわかります>
旅が学ぶ機会にもなるのは、確か。見聞が広がるとは、こういうきっかけを言うのだろう。