for today 科学に目を向けよう

短文


我是三四六岁 
(旅の相棒募っています 乙女)

冒険商人シャルダン

2013年05月06日 15時01分38秒 | 

「シ」に登場した東インド会社で功績をあげたシャルダンが追跡されている。

「ナントの勅令」を名前だけ知っていたが、当時フランスでのプロテスタント迫害が、これほどまであったのかと、初めて知った。

フランス革命の原因にもなったそうなナント勅令の影響を考えての対策だろうか、シャルダンはペルシャ・インドで宝石や商会で功績を納めた後、フランスに戻らずにイギリスに入った。 

東インド会社にでかけたフランス人の多くが、遠い理由にもなっていただろうか、とまで勝手に推察した。

本当はタベルニエとの比較をしたかったけれど、少しばかり説明がなされていた。シャルダンの方がペルシャ語をよく理解し、話したそうだ。

本書に著者 羽田 正さんがイスラム・非ヨーロッパ圏文化社会の世界における問題点を最後に記していた。 

シャルダンがペルシャに渡った頃は、イスラム文化圏はフランスよりも自由だったようだ。

イランにしても、ペルシャ帝国という長い歴史がある。

変革につれ、西欧社会の基準で比較される軸からみれば、オリエント・イスラム圏の変化の度合いは、西欧社会とは異なる。気候が大きくしているだろう。

不思議だと思う・・・その過酷な気候の地下にオイルが多くあるのだろうから。 ああ、これは地球の生成と関連がある恩恵なのだろうか?

ジレンマがどこかで民族を意識した時に緩衝を起こしているのではないだろうか。 著者が記したように、感じた。 著者の’ジレンマ’は、目にした時、的を得たことばだと知った。

けれど、どこもが同じで均一になってしまうと、魅力にかけるのではないだろうか。 外交も文化交流も補い合っていくかもしれない。

 ざっと読み。


円盤屋根はどこから

2013年04月21日 09時40分15秒 | 

シルクロード入門 長澤和俊さんの本にありました。 

チムールが征服地のダマスカスの建築物を破壊する前に図面やスケッチをとらせ、それ以上の規模の建築物をサマルカンドに建てたそうです。

ロシアの建築・タージマハルの屋根にもなったようです。西洋建築歴史には掲載されていませんが、歴史での影響を知り、なるほどと思いました。

ロシアが治めていたころに摂った政策が、今日の近代化へのスピードにも繋がっているようにも思われます。


番組製作 願い

2013年04月19日 10時15分33秒 | 

西洋博物学者列伝―アリストテレスからダーウィンまで

山はどうしてできるのか―ダイナミックな地球科学入門

森林飽和―国土の変貌を考える

フンボルト 自然の諸相: 熱帯自然の絵画的記述

 「美術の物語」によると、ビュッフォンの博物誌にピカソが1941-1942に鶏の挿絵を書いているようです。

上記はネットサーフィンから知った本で、興味あり。 


むかごを知ったのも絵本

2012年11月17日 21時17分17秒 | 

いわむらかずおさんだったでしょうか、あのねずみ一家の絵がとてもかわいらしくて、冒険をしているかのような想いで子どもとページをめくったものです。

ナプキンの角か、コップ袋にワンピースを着ておんぶしているお母さんネズミを登場させたかもしれません。

数日前にむかごに気づき、カブとカニをあわせて一緒に豆乳仕立てで煮てみました。むかごご飯の方が良かったかもしれないけれど、

カブとのアクセントにぽっと焚いてみたのです。

つい最近パンダのことをダーシュンマオというのだと、初めて知り、、「シュンマオものがたり タオタオ」というのを思い出しました。

「中国四川省の山奥 泰山のふもと・・・・」と始まる絵本のタイトルでした。実は、姉がプレゼントした本です。別の「さだおばさん」というのもありました。

絵本のタイトルはパンダをもじったタイトルだったのだと、30年も経てやっと気づいたのでした。

欧州人の女性が登場するその絵本には、四川省泰山、パンダの故郷だと絵本は紹介していたけれど、泰山は皇帝が詣でる山だったのです。パンダも生息していただろうかと、わくわくして、申し込みました。

1600メートルなので、それほど高くはない山だけれど、下との気温・気候は段違いです。

中央公論社の世界の歴史を持参し、移動中に開き、再びわくわくしながら何度か読んでみました。

光明皇后が手習いにした楽毅論・その著作者がおこしたクーデター周辺・それを論じた魯迅や、幸田露伴が王義之の義之をてし(手師)と読ませた話等など、非常に面白い歴史が書かれていました。

ローファーさんから知った人物の逸話もありました。 そして彼の収集物のひとつのような印刷物をイ坊の凧博物館の資料展示の中に見つけました。

 

「隋唐帝国と古代朝鮮」を行ったり来たりしながら読みつつ、無知を楽しむ機会に恵まれています。

幸いなるかな とぼしき、 無知の路


正倉院薬物の世界   鳥越 泰義 著

2012年10月06日 21時38分29秒 | 

百済・朝鮮・飛鳥・奈良という時代を取り巻いて、正倉院で保存されてきた正倉院 薬物 にまつわる話で、ざっと読みながら

浮かんでいたのが、シノイラニカに登場した中国語表記された薬物だったり、韓国歴ドラだったりした。

日本の事情の詳細を知らなかったけれど、薬物にまつわる政変が描かれ、興味深く読んだ。

日本の歴ドラに描かれたでしょうか。

特に日本における朝鮮ニンジンの栽培は圧巻です。 ゆっくり、よく読んでみよう。