for today 科学に目を向けよう

短文


我是三四六岁 
(旅の相棒募っています 乙女)

すぐわかる日本の呪術の歴史 縄文から現代まで  東京美術

2012年07月13日 08時54分43秒 | 

武光 誠さん監修の本がビッグサイトのコーナーで目にとまりました。 映像があるので、歴史が楽しくなります。

「おもしろい!」とは、簡単な感想で、博物館の展示品や歴史ドラマ・歴史的都市・タウンウォチングにあたって、多いに整理され、参考になるでしょう。

展示物に多くの説明がなくて、創作物の意味は、わかりませんでした。が、この本を読んで、時代精神の背景が示されてきそうです。

「平安時代には、鬼が本当にいたのだろうか」、などとどこか本当に想像したこともあったRomanが進展しそうです。

人が頼らざるを得なかった心境が覗けます。お上に届けない一般生活者からの悲鳴が神がかりし、そうクリエイトさせたのでしょう。

陰陽学をヨガやマクロビオティックで初めて知ったけれど、気象を読みとる軍配師も、古くには諸葛孝明が巧みで(映画で楽しみました)、信長も徴用したそうです。

軍配団扇には、十二支・二十八宿・日月星辰が書かれています。

ザビエルがこの軍配者を多く輩出した栃木の足利学校を、日本では最も重要な学校だと海外に紹介したそうです。

隅から角まで楽しめる本です。能楽と呪術の背景も興味深かった。よおく整理しておきたいです。

因みに、江戸時代に人々がめかごを空高く竿に掲げたのも、この陰陽の考えが影響していると知りました。めかごには、せーまんの形がありますね。           

この記事には余分な写真が張り付いています。削除できません。 真夏に近き ひやっと ITミスてるり これも 呪術か

7/14 20:40   何もしないのに、余分な写真が消えました。 やっぱり ミステリー

 

 

 


大河ドラマプラス α

2012年06月09日 17時38分45秒 | 

「目でみる奈良・平安時代」風俗大成 を借りてきました。  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E5%B2%A1%E6%98%A0%E4%B8%98

http://www.museum.or.jp/modules/topics/?action=view&id=86

 『 春雪 』  その絵の説明がある。

12単衣を御簾の裾から几帳を抱くように、屋外に向けて袂の袖口を見せる「出し衣」という装飾で、建築装飾の一部に用いたそうです。 初めて知りました。

 

この本には、どこかで見たような絵もあり、九州国立博物館の大絵巻展の図録を開けると、色刷りで見られる国宝もあります。

 

季節に応じた民間風俗は、江戸時代にも廃れなかった行事が平安時代から続いていた、と知った。

重陽の節句にグミを邪気払いにし、端午の節句の薬玉から付け替えるとあり、これも初めて知った。 陰陽道の廃止が文明開化に繋がり、行事も廃れていった・・・?

昭和の庭には、実にたくさんの実の成る木があって、現代のガーデニングという洋風趣向とは違っていました。イチジク・ユスラウメ・グミ・ナツメもありました。

乾燥してふかふかになったナツメを母が教え、食べたことがあります。戦時中を経験した世代だったから、口に入る植物を植えるのは必然だったのかもしれません。アオザ(?)・アカザ(?)とかいう

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%82%B6

葉物の草を食べたと、歩道にあったのを見つけて話したこともあります。  < おかあさん、お母さんは人気よ!今でも > 

 

 


新年特集 日本歴史 を読んで感じたこと

2012年03月06日 11時26分23秒 | 

「学び直す日本史の常識」とあって、質問事項に対して回答がなされ、非常に面白い。

読みながら、ああ、こういった情報が博物館の展示物についてなされていれば、もっと楽しいのに・・・。

大阪の民族学博物館に出かけた時には貸出の器機があって、映像もついていたと思う。見るとソニーの会社だった。

博物館展示用のツールがwiki版で活用されれば・・・それとも博物館提供アプリ?

けれど、あの小さい物を拡大して読むなんて、たまらないですが、それに、声を出して検索してしまうかも。

博物館提供の器機があると、遺産や歴史が更に身近になると感じていました。

 


時を刻む  & シノイラニカ

2012年01月14日 17時12分25秒 | 

NHKの世界遺産  で、植物について取り上げた番組をやっと見ました。

セリ科のシルフィオンが登場しました。  トウダイグサ科 ハズ もありました。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%82%A6%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%B0%E3%82%B5%E7%A7%91

DNAを調べて化学合成し、新薬になるのでしょうか。

 <  シリアのアマナス山に育ち、セリの一種から出る浸出物である。Stagonitis appellantとしても知られる。炊くと、その煙は強い匂いを放ち、大蛇も逃げ出す。薬用に使われる。Sacopeniumserapinumと書かれ、ペルシャ語から派生。― Pliny

シリアに育ち、ferulaセリ科のような植物で、樹脂を浸出物と説明している。名称は、古代エジプト名に由来するmetopion。― Dioscorides

Ferula セリ科

古代キレーネ銀貨で、茎の図柄を描いたとされる。

プリニーによると、特に避妊に機能したようだ。>  

この件で、母から聞いたセリの話を思い出します。たくさん食べると、アクが強いので流産するらしい話です。

シノイラニカに写真や映像を入れた新版を製作中で、ラストスパートです。

 

 


久しぶりに経済の本を読んだ

2011年09月16日 19時51分34秒 | 

「サムソン栄えて不幸になる丸々経済」

CEOの給与の違いをアメリカ・韓国などから知った。CEOのその給与の額を見れば、どこが不幸な国なのか、というほどだけれど、わかったのは、仕組みの違いにありました。

けれど、高額所得者長者の給与がたとえ高く多くいても、貧困層が多いのなら、果たしてその国は、豊かと言えるだろうかと、CEOの給与を考えてしまいました。所詮はケタ違いの使途でしょうし、何らかの形で社会に貢献しているでしょうがね。

 本書を読むと、日本の経済基盤はしっかりしているので、間違った方向にいかず、デフレがやがて終焉になるだろうことを期待する論考に至ります。(一般生活者には、これも困りますが、物がよく回って給与も上がれば、良いでしょうか。) 

本を読みながら、ドラマや社会事情などがちらちらと霞み、タイムリーに楽しめました。 一度読んだだけでは、心もとない経済音痴です。

 * 南山の川べりでは、何やらお酒の匂いがしていたけれど、どうやら祈祷で行っていたそうです。                        大学受験の受験の日には、親のお参りが熱心に行われるそうです。    

ー 世界はやはり、どこかが儲かっていれば、どこかが損をしている。ー 確かに、これは、醒めた目で捉えられる真実です。財は地球人の間で回っています。

経済からの違った見方が興味深かったですね。

 「平成おとぎ話」河合隼雄  2000         

  小題に弾かれたテーマを意識して読んでいても、エッセイはさらりさらりと軽妙に展開し、読者に不必要な重たさを置き去りにしないであっという間に洒落やオチがあって、話が閉じられる。日本の方向や韓国の家族、科学や芸術への思いなど、大真面目な内容なのだけれど、最後のオチまで読んでいくうちに、ああ、これは、筆者の思いが実現されるようにと託されたおとぎ話、あるいは、読後に負担が掛からないくすっと笑える部分を味わえるから御伽噺というのだろうか・・・などと、考えた。
 おもしろかった話は、ナバホの非言語化された詩に対し、「むしろことばには意味がない。けれどこの詩にはちゃんと意味がある」とナバホの男が言った話。ノンバーバルの意味がここにはきちんと示されている。