庭に敷いてある枕木の間からこんもりと土が盛り上がっていた。
ははあん、モグラ殿が一生懸命と家の改造を行ったのか、王陵のようにも見える。
寒い時期に時折緩んだ日がある日、庭に立つとモグラの土山をよく見かける。
足でならすと、とても柔らかい。 安住の住処だから良質な土なのだろうか。
それにしても白砂糖の1キロ袋容量にすれば、3袋分ほどはあっただろう。
お子様が成長して部屋改造をしたのか、寝室別居なのか、私にはわからない。
いったい、どんなになっているか、子供の絵本ならわかるだろうが、モグラ殿の
居宅はただ人間になぞらえて楽しみに想像するだけである。
立春はすぐそこに。