目が覚めてカーテンを開けると、きっと外は白いかもしれない。どこか少しばかりわくわくする、
周囲の音をかき消すような雪の到来は、その後始末を気にしなくても、まだ私の中で期待できる自然現象でもある。
トーハクで見たいくつかの絵も気になって、ここに記録できるだろう。 常設展会場では、あまり最近はときめいていない。
お正月のコンサートの前にさっと出かけて見た前田清邨の「武者」は良かった。とんと昔のこと。皇族の根付の展示数も
以前と比べれば、非常に少なかった。よそに貸し出しているのか、展示ビジネスについては、皆無である。
山水図 相阿弥 筆
待人図 田村 水鴎筆 とあり、その中で若衆が花柄着物を身につけていた。 そんな趣向風情もあったのですね。フランスの男児がお姉さんのお下がりを着ていたのとは違うでしょう。 「あなた好みに」と待つ人を楽しませようとした気配りだったのでしょうか・・・・・現実のことか、創作者の色か、それはわかりません。
霊昭女図 春屋 宗園賛
軍舞図 山本梅逸
雪は音なく振り続いている。 どうぞ事故ないようにと。
人間国宝をざっと見学。 古代染めの夾纈もあり、着物では沖縄の花織と加賀友禅が多かった。出口近くの水しぶきを表した着物はすがすがしい色合いだった。竹籠のフォルムも素敵で、製作工程がビデオで紹介されていれば・・と、作り方を想像していた。 ( 北欧の博物館・韓国の博物館には子供コーナーがあったのに、東京の博物館にどれほど用意されているだろうか。ドレスデンでも小学生を引率して来館していたけれど、どうなのでしょうね。人口比率からすれば、ほくほくでしょうが、身近なものから私たちの歩みに興味を寄せるきっかけになると思います。 このままでは、寂しくはあります。安全上、インターネットも多いに活用しているのでしょうか。課外授業ほど楽しいものはないのにねえ)
展示プレートの赤字表示に誤りがありまして、それも技とらmanだったのでしょうか。自分の記憶をスタッフに訊ねてしまいました。
記録的な積雪になった。