for today 科学に目を向けよう

短文


我是三四六岁 
(旅の相棒募っています 乙女)

ひと雨欲しい 夏のように晴天乾燥

2018年04月04日 07時44分30秒 | 日記

一気に桜も咲き終わり、雲ひとつない空から覗ける桜の木は、まるでゴッホの絵(アーモンド)のようでもあり、

映画の場面そのままになりそうな枝垂桜も目にとどめている。

今、いくつかは淡い緑葉がついた桜も落ち着いた色合いで、これも1週間のお天気影響なのに気づく。様々な球根や樹木の花が開花し、まるで5月連休にでも

なったかのような時季ぐあいの晴天気に拍子抜けしもしている。なにせ、入学式前の4月だから。

ガクの残った赤いシベを鳥がついばみ、サクランボに繋がるだろうか、と空を仰ぐ視線が続いている。

けれど、乾燥し、低山の水場にある岩は、湿度を失って苔が哀れな姿だ。雨が欲しいの、と渇きが聞こえる。

山道も枯れ葉が乾燥しきって、足元の岩の間で踊りがちだった。風がなかったからか、杉花粉の塊をみることもなく、空一体は淡いグレーにかすみ、いつもと違った光景の初歩きだった。

ケーブルを降り、帰りまでにおよそ2時間ほどだったからまずまずの歩調と言えよう。内向きかがみ傾向(?)の骨盤も多少は喜んだだろうか。

途中の勾配のある樹林の上の方をふと見ると、動物、黒い顔、ああ、シカだわ。その目と鉢合せしてしまった。果たして、シカが歩いている物影に気づいてはたと見ていたのか、

(見られているのに何かが反応して)視線をたまたま投げたのか・・・知らぬふりでもよかったけれど、とは少々珍しいドキドキする心地でもあった。

野生だから、とよぎりはしたが、何せ黒い毛顔だったので、歩みを止めずにちらちらと数秒その方向を見やりながら、(怖い気持ちを隠していたのだろう)その後シランぶりして同じ歩調で

帰り路を進んでいった。

野生のシカが増えて被害もあるので、駆除に乗り出した地域もあるそうだ。

林野庁ではシカ対策の実態が掲載され、写真を照らし合わせると、景観から管理の状態がわかると、改めて知った。

(低山歩きにしても、いろいろな見え方があれば、初めて新しいことを知るのは楽しいはず。ガイドやPR表示でもしてみてはいかが?)

輸入肉に頼らなくても、ジビエ産業から一般消費になってもよさそうなのに、とも思う。