听弹琴 刘长卿 〔唐代〕
泠泠七弦上,
静听松风寒。
古调虽自爱,
今人多不弹。
挿絵は女性が琴を弾いている絵なので、思わず女性の作品だろうかと、惹かれた。唐詩の中にも女性作品はあるようですが、手持ちの本にはひとり掲載されていました。
が、作者は男性で、古琴のかつての音調を懐かしみ、現今であまり弾かれないのを嘆いている。
当時の琴の位置づけに関心をよせ、ネットサーフィンをしてみました。
君子・士大夫(男性)の楽器であって、音楽によって自身の徳を養い、人心を知る音楽思想であったようだ。古琴は詩人あるいは聴く人を内省的に繋げるようでもあり、隠遁心境には欠かせない(帝王支配にはつながらない)楽器のようにも思われます。
youtubeや歴ドラの映像によっても分かるように、自然を表現しているように感じます。様々曲もあるのでしょう。
三国志のドラマで戦略の中で効果的に使われていた孔明を思い出します。