バフラム王はインドの王妃からお話を聞く。王は、7人の美しいお姫様の為にそれぞれ色の違う7つの宮殿を建てたそうです。
当方所有の絵は、上記と多少異なり、王妃は白い肌だけれど、宮殿に遣える給仕のひとりはインドの人なのか、黒い肌にターバンらしい
物を身につけています。他にも音楽奏者が3人も描かれ、絵の中には王妃とバフラム、給仕の4人がいて、かぶり物は同一ではありません。
所有の図録には同じ話にさまざまなスタイルの絵が盛り込まれています。当時のイランやモンゴルの戦士が描かれたか、戦闘場面はなかなかリアルで、
馬の飾りも詳細に描かれています。歴史創作物を文字と絵で一緒に記録したのでしょう。
日本でこのような場面を描いて保存しただろうかと、感心します。
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