思い出しました、開幕の一週間と閉幕の一週間はとても込み合うのだと。そのとおりでした。
けれど、涼しさと休み明けを待つかのように始まったフェルメール展の二日目で、予約時間制というチケットを用意し、
時間ギリギリに会場に到着し、驚いたのは、その列の長さです。入口から始まって後尾列に加わると、U字ほどになる位置でした。それらが、
同じ予約時刻の人たちとは!・・・居合わせた人達と日差しの下、不満たらたらを分かち放ちあい、あれやこれやと言葉を交わし、入り口に来た時に聞きました。
「1時間にどれくらい入場できますか?」
「1000人です。」
ネット予約したチケット引き換え対応の7-11店は、上野では、公園口とは反対出口の丸井の近くにあるだけです。最寄りで引き換えるのを勧めます。
チケットのみの購入はできず、傍にいた人同様に、同じ不満でしたが、良かったのは解説の冊子です。
リクエストは、音声解説者で、「デイ-ンフジオカの方が良かったわ!」とは、女性のストレートな声です。左に同じです。
フェルメールの光は、ちょうど日本家屋がまだ古かった頃に障子から差し込む塩梅の、光が優しく十分柔らかい自然のように感じます。
猛暑を過ぎたばかりにまだ体感を言葉ばで交わせるけれど、絵の素朴な暖かさに惹かれるのは、アートの成せる魅力でしょうか。
3Dプリンター制作による原寸大の絵画も販売されています。現在の絵の採光(絵の明るさ)と同じだそうです。
フェルメールの絵は、思ったよりも小さいのに気づきました。
今回の展示で楽しかったのは、「捕鯨をするオランダ船」アブラハム・ストルクで、生活やら工夫が見えます。
エアコン無しの時代を生きていたわねえ。
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