ホオズキ Physalis alkekengi var. franchetii 1887 出版
源流は南ヨーロッパからアジア大陸に広まったそうで、フランス産の種は販売されている。 横文字でxxチェリーだったり、漢字で提灯になったりと、想像楽しげな名称がつけられ、日本では、盆棚に飾る。
このホオズキの乾燥は、(アナトリア地域の地名に由来した)ウナニorユナニというイスラム文化の影響を受けてインド・ペルシャ伝統薬学で普及したそうだ。 ギリシャイスラム薬学に影響を受けたアビセナ(イブン=シーナ)もその大著にウナニ薬学を記した。 12,3世紀の北インドムガール帝国時代、王室に到達。 現代では、WHOが、伝統薬学を含めた薬草利用の影響に注意を促している。
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近頃では、食用ホオズキが出回っていて、高原地域で秋に収穫したホオズキは、とても味が濃くておいしい。
葉のついた苗に ほおずえつきつ 願う生育