先週、何回かにかけて「アラビアのロレンス」を見ました。ピーター・オトウールさんの瞳は澄んだブルーで、ハンサムです。
http://en.wikipedia.org/wiki/T._E._Lawrence
実在本人と役者さんは、似ていますね。
映像の美しかったこと。それに惹かれて見ていたのも、ひとつの理由にあります。砂漠を原野として暮らしている人々は、いったいどのように
自らの大地を受け止めているのでしょう。「サハラ」にしても、外国の人が抱く砂の芸術に惹かれる映像が焼きつきます。
キッチンのガラスのコップには、ウッディラムの赤い砂の上にローズクォーツ(ペトラ頂上に続く道中にあった石で、ラピスラズリも見かけられます)が載っています。
ペトラの山間でアクセサリーを路上で並べていた現地の女性に声をかけると、「アカバ」と返ってきました。映画のシーンでも、「アカバ」は出てきました。
本によると、ロレンスはあまり大きな人ではなかったようです。が、砂漠を駆け抜ける役者の姿、成し遂げた映画製作の熱意に思いを巡らせていました。
ロレンスのセリフに 「民族の自由」とテロップが流れ、数回に分けて見終わった映画に重なるのが、同じ週のエジプトの政変です。
家族といっしょにエジプトに出かけた時、バスに護衛として警官が入っていました。日本人観光客のバスで事件があったからです。
ガイドによると、エジプトでは2つ仕事を持つのは、当たり前だと聞きました。4時ごろに仕事が終わるのだそうです。ひとつの仕事から得る
報酬が低いのでしょう。
新聞の記事に、女性が兵士に花を差し出したスナップがありました。広場に集った人々の気慨を見たような思いがしました。
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