エメラルドの瑕疵

旧 『楽母の人見知り日記』です。 毎日更新しています。気候の良い時期は地元(京都)の寺社散策に励みます。

春待ち雑貨店 ぷらんたん

2021-03-28 16:26:03 | 
岡崎琢磨 著  新潮文庫  令和3年 3月1日 

『珈琲店タレーランの事件簿』の著者の作品です。
やっぱり舞台は京都。 京都御苑のそばにある小さなハンドメイドアクセサリーのお店の店主、北川巴瑠が主人公。
御苑傍で、大学も近くにあるという設定なので、あのあたりかなー、大学は〇〇大かなーと想像が膨らむ(笑)

タレーランの美星バリスタ同様、巴瑠さんも非常に穏やかで理知的な女性。
ただ、美星さんと違うのは彼女が『ターナー症候群』のひとりだということ。

ターナー症候群というのは全く知りませんでしたが、女性にのみ出る症状。 生まれついての染色体異常で卵巣の機能が弱いことが多く99%以上の人に不妊が見られるという事らしいです。
世の中って、本当に知らないことだらけだなー。
そういう病気(と言っていいのか)の人だって知らないだけで一定数はいるんだよね。
だから、、、結婚してるのに赤ちゃんはまだ?とか、不用意に聞いたら良くない。
聞いた方は悪気無く口にした言葉でも、もしそういう先天的なものがあるのだとしたら当人には何の罪もないんだから、傷つくよね。

またぞろ失言をした森のおっさん!!!!とか、言いそうだわ。

それはさておき、大きな事件は起こらない。 起こらないけれど、日常であるだろうなーといったことを巴瑠さんは恋人の一誠さんと共に考え乗り越えてゆく。
久しぶりにしまい込んだ手作りアクセサリーのパーツを出してきて何か作りたい感じ(笑)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 調理器具の取り換え | トップ | ヒノキの栞 »

コメントを投稿