思惑違い

親世代が、私たち子どもや孫にちょっとでも残してやろうと気をつかってくれた気持ちは本当にありがたいと思う。

でもさ、価値観が変わって、親が思っていたような財産？？にもならないものがこんなにあるなんて。
前にも記事にしたけれど、ものすごい量の記念切手シートのコレクション。
今、手紙を出す人も減って、切手が不人気。
買取屋に何軒か電話して問い合わせたら、最近の物で額面の70％
古いものだと額面の30％、なんていう答えが返ってきた。

郵便局では額面に関係なく１枚あたり６円の手数料。ただしそれも９９枚まで。　100枚を超えると一気に13円に跳ね上がるという。
古いものでは額面15円なんていう切手シートが見えたけれど、それだと1枚あたり2円にしかならない。
ゆうパック出す時に貼ってください、何枚でも。ってアドバイスされたけれど、それはあなた、切手が実家にどれだけあるか知らないからそんな事を言えるんでしょ。
全部使い切るのにゆうパック、どれだけ出さなきゃならないと思ってるの？？（口には出してませんよ）

コレクションは他にもあって、日本の貨幣セットもあったけれど、その中にF・M社のシルバーコインもバラのもの、アルバムになったもの、認定書というか、鑑定書みたいなもの付きの外国のお金もたくさん出てきたんだよね。
これも買い取ってもらえるかどうか問い合わせたら、金貨は買うけど、銀貨は買い取り不可、ときっぱり言う店もあった。
銀の含有量にも寄りますが、現物を鑑定させてもらってから。。。という具合に、金貨もありまっせ、と言った時とは明らかに違う反応が返ってくる。

これだって、いよいよ我々子供らが困った時に売れば助けてやることができるかもしれない、、、なんていう思いもあってコレクションしてたんだろうな。
買取してくれない時代が来るなんて想像もしてなかった思う。

その昔、金より銀の方が価値のあった時代が続いて、だからこそ日本各地には〇〇銀座、と名のつくところが圧倒的で、△△金座は少ないと習ったような覚えがある。
なのに、銀貨は価値をズドーンと下げていて。　切手もしかり。

なんかもう、親の思いを考えるとすごく切ない。。。