コロナめ！

ご近所さんのご主人が亡くなっていました。
もうひと月以上前の事だったらしい。

寒い時期なのでこの辺りでも籠っている人がほとんどで、あまり姿を見かけない。
そのご近所さんも、奥さんは私より7つぐらい年上で、亡くなったご主人は奥さんよりさらに5つ6つ上だったらしいので、まぁ、高齢者には違いないのですが。

子供さんらも結婚して家を離れ、普段は夫婦二人暮らしのようでした。
よく一緒にお買い物してたり、ウォーキングを日課にされていました。

最近、奥さんはたまに姿を見るけれど、ご主人は見かけないなーとは思っていたんです。

そうしたら、、、先月の中ごろに亡くなっていたと。

去年の12月に胃の調子が悪くてあまりご飯が食べられないというんで病院に行ったら、すでに手遅れの癌だったそうです。
今、コロナのせいで病院にすぐ入院できるわけではなく、緊急を要する手術の必要な人だけしか入れなくて、ご主人は自宅療養という名の半分放置状態だったそうです。
毎日ドクターからの電話はあったそうですが、末期癌で余命いくばくもないとなると何もしてくれないみたいです。
ご主人の癌は痛まないものだったので、痛みでのたうち回ることもなかった代わりに食べられない、、、と自覚症状が出た時は手遅れって。。。

手遅れの癌と言われてからほぼひと月で亡くなったそうですが、お正月を挟んでご家族がどんなにか辛い日々を送っていたんだろうか・・・と思うと、知らなかったとはいえこちらも胸が痛みました。
そりゃあ分かりませんよ、最期まで自宅で過ごすことが出来たご主人が穏やかに旅立たれたのかどうかは。
でも、コロナ禍で、入院すらできなかったというのは、やっぱりなんだかひどすぎると思ってしまいます。
見放された感があるんですよね。

早くコロナが終息して、当たり前の生活が戻りますように。